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高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
本★青柳正規『NHKスペシャル ローマ帝国Ⅲ 光と影 帝国の終焉』&Rosemary Sutcliff 『THE EAGLE OF THE NINTH』
2005年03月16日 (水) | 編集 |
本★青柳正規『NHKスペシャル ローマ帝国Ⅲ 光と影 帝国の終焉』(NHK出版)2004.11.20

ローマ帝国最果ての地(の一部)は、イギリスにあります。
治世21年間の内、12年間も、属州を旅して回ったハドリアヌス帝は、
現在のイングランドとスコットランドの境界辺りに、壮大な壁を築かせました。
その城壁の石の一つに、兵士のサインが刻まれています。
 「コーホート・・・・・ユリウス」。
1900年も前の人間の痕跡が今も残っているんですねー。

 ↓ハドリアヌス帝の長城
20050623121030.jpg

本★Rosemary Sutcliff 『THE EAGLE OF THE NINTH

邦題は『第9軍団のワシ』。
主人公がローマ軍団の百人隊長マーカスで、上記の本と時代が同じ、場所も同じ、
よく、壁やコーホートという単語が出てくるので、ああこんな感じだったのかーと、感慨深く。
ユリウスくん、いたのかな。
児童文学なので基本的に易しい文章なのですが、furze(ハニエリシダ)、
frond(シュロの葉)、alder(ハンノキ)、mulberry(桑の木、実)、
wren(ミソサザイ)など、土地に特有の動植物は、
イメージも出来ないので困りますよね・・・。こういうのも覚えないと。
decimation”は、10人に1人をクジで選んで殺すという、
古代ローマの処刑法なのだそうです。
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ドレスデン国立美術館展
2005年03月16日 (水) | 編集 |
JR灘駅から、春らんまん!な陽光を浴びつつ(花粉も浴びつつ)、兵庫県立美術館へ。
木造の懐かしい駅舎を出ると、そこから美術館までは、海に向かって開放的な一直線の道。
何もかも、わたしの住む小さな古い町とは大違いで、空気がいっぱいという感じが・・・(笑)
海に向かう道というのは、どうしてあんなに開放的で自由なんでしょうか。
ああそこにホレイショがいればどんなに幸せか!

ドレスデン国立美術館展」を見に行きました。公式HPはこちら
地球儀、天球儀、剣や馬具といったものから、さらに嬉しいことに風景画が多く、
個人的にはフィレンツェ展より満足度の高い展覧会でしたー。
会期中にもう一度くらい行けたらいいな。次の巡回地は、東京だそうです。
20050623120421.jpg

今回もまた同行者に恵まれました!やほう。
一緒に食事しながら、あれこれとりとめなく話をしていると、
しみじみ幸せだなぁと思います(満腹中枢が刺激されてのことではなく!)