高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「亡国のイージス」&「マークスの山」&「ONE PIECE」紀行
2005年08月31日 (水) | 編集 |
8月31日、朝。京都から新幹線に乗り、東京へ。昼過ぎに到着。
月美さんと合流の上、再びJRに乗り直して新宿へ。

新宿駅西口を出て都庁のほうへ向かう。
そこに聳える 京王プラザホテル
念願叶って、泊まることが出来ました!

京王プラザホテル外観


高村薫さんの『マークスの山』で、追いつめられた林原の逃亡先が、このホテル。
後に合田と吾妻も張り込みに加わって、しばらくすると、取り乱した林原の妻が
軟禁状態の部屋から飛び出してくる。そこを肥後が保護し、
ホテル1階ロビー(現在のロビーは3階にある)で、事情聴取を行います。
又三郎と吾妻が何やら優しげに声をかけている」とゆー恐ろしい状況。
気の合わなさそうな2人が、一緒になって、作り笑いと猫なで声を出しているなんて。

それでも落ちそうにない林原に業を煮やした吾妻が、ポルフィーリィの本性を現し始め、
林原の脳味噌を切り刻みたい、と、合田を説得にかかります。

京王プラザホテル20階

 ↑林原の宿泊している20階のエレベーターホールで監視。

午前十時半、 20階 に、リネンを積んだ室内清掃係のワゴンが現れ、
吾妻と合田は中年女性2人に警察手帳を見せて、扉が20センチ開いた隙から突入。
林原の事情聴取に成功。
とはいえ、結局「脳味噌が空気の抜けた風船でよ」という結論に陥った、吾妻ペコさんでした。

聴取の際に林原は「そこの、立ってる刑事さん」と合田に呼びかけ、
「目障りなので、座るか消えるかしていただけませんか」などと暴言を吐いています。
ハイ、合田への不敬罪で現行犯逮捕だッ。
起訴状は、加納検事がでっち上げてくれますよ。

さて、こんな素敵な京王プラザホテルは、サービスも一流!
ラフな格好のわたしたちのところへもベルさんが駆け寄って来てくださって、
(フロントの方が、ベルボーイやベルガールをまとめて“ベルさん”と呼んでいたのだ!)
荷物を持ってくれる。
昔はよくあったサービスだけど、最近は、横浜のインターコ○チでもお目に掛かったことがない。
まぁ・・・人によるのかも、だけど。金持ちには到底見えないだろうからなぁ。
チェックイン時には、ちょっとした会話にも聞き耳を立てておられて
何かこちらに要望や不満がないか、それはもう、盗聴器並・・・。
チェックインを済ませると、ベルさんが部屋まで案内してくれる。
(これも昔は当然のことだったけどなー)
39階。窓から都庁が真ん前に見える場所で、
その「都庁ビュー」ぶりに感心している我々に、相槌を打ったり、笑顔で対応。
よく見ろ日本人、これがホテルだ!(笑) ありがとうございます。
日頃、接客業で傷めた心に染みていくよ・・・。

どのくらい「都庁ビュー」かというと、窓から狙撃できるくらい。
ウオッチャーが何人か泊まっていそうです。
 京王プラザホテル3902から見た都庁


しかしゆっくりしている時間は我々にはなく(というかこれもわたしの要望なのだが)、
お台場の冒険王で、「ゴーイングメリー号」に乗りに行くのです。

ゴーイングメリー号

8月31日、ゴーイングメリー号の航海も最終日とあってか、
サンジ&ゾロ&ルフィ&ロビンのコスプレをしたお姉さん達がいたりと盛況。
艦内では、各人の仲間入り時のエピソードを立体パネルにしたものや、
人形が置かれていたりする。

ゴーイングメリー号 ゾロ

↑観光地によくあるベタな記念写真撮影場。

ゴーイングメリー号 サンジ

↑サンジのこのアングルは、いかがなものか。

舳先には、アラバスタ編ラスト、
仲間の印「×」を(ビビに)見せて立つクルー達の、感動シーンを再現。
(ハリポタのデスマークとはえらい違い)
1時間ほどの航海の間、お兄さんがマイクを持って喋り続ける。
レインボーブリッジの下を通り抜ける時には、「封鎖せよ」などと古いネタも。
しかしそのネタで笑える年代層も多かったのは事実だ。

お台場で夕焼けを見て、感慨に浸りました。
小説『亡国のイージス』で「いそかぜ」が自沈するのは、午後5時30分。
ちょうど同じ時間でした。こんな夕日の中を沈んでいったのか・・・!

水中に沈んでいく日と、艦。
日本人の心に訴える寂寥感。

映画では、爆発してすぐ自沈したので、あんまり敬礼してる姿が映されなかったんですが
小説のほうでは、みんながそれぞれの感慨を抱いて「いそかぜ」に別れを告げ
敬礼する場面を、長々と描写しています。
危機は去った。
これから関係者の責任追及があり、失脚したり再び反目し合ったりするのだけど、
とりあえず乗り切った。そういう達成感と一体感に包まれていて、大好きなシーンです。


しかし、悠長にしている暇はなく、メリーに乗ったら踵を返して新宿へ戻り、映画館へ。
運良くレディースデーだったので混雑を心配していたけれど、とっても空いてました。
ここは本当に新宿なのかと、目を疑った。
まぁでも合田が加納と待ち合わせた池袋の映画館も、がら空きだったみたいだしなぁ。
(そういう比較をしなさんな)
しかし隣の「鋼の錬金術師」上映館では、「整理券配布終了」の文字が出ていました。
すごい人気の違い・・・。

2回目の「亡国のイージス」鑑賞では、ゆっくり竹中の表情を観察したりしました。
彼にピントが合っていない時も見続けて、終始哀しげだった竹中副長に気づきました。
ずっと緊張した面持ちだった宮津も、仙石に送艦する時は、穏やかな表情をしていた。
宮津がラストで「ゆるせ」と言うのが、何に対してなのか分からなかったんだけど、
月美さんが「原作では『いそかぜ』に対してですよね」と教えてくださって納得。

如月行って、普通に大学生活とかも送っているんだから、
ジョンヒの前に女性経験があってもいいのにねぇ、
友人すらいないよね、ということをわたしが言ったら、月美さんは一言。

「みんな腐ってたんじゃないですか」

!!!
いやあもうこれ最大ヒットですよ!
そうか腐ってないのは、いそかぜクルーだけだったんですね!
そして仙石は、いちばん新鮮だったんですね!
あの直球っぷりがいいのだろうなぁ。
仙石みたいに愚直なくらいでないと、救われないんですよねえ行は。

そんなことを話しながら、ホテルに戻り、部屋でも延々とイージス話。
いつ寝たんだろう・・・。
スポンサーサイト

イージス読んでイージス見学に行った、あの時の衝動が甦りました
2005年08月30日 (火) | 編集 |
さて、イージス下巻読み返し終わり。

小説から映画になって 大化け したのは、やっぱりドンチョルですね。
原作の時は、ヨンファの部下にしては珍しく名前が出てくるっていうだけで、
大した活躍はしていない。ヨンファと親しく接する姿もない。

悪いほうに大化けしたのは、竹中と宮津(泣)
しつこいほど「艦長はどうなさりたいんです」と訊いてきた竹中。
「そこにいるだけで、行くべき場所を示してくれる・・・・・・
 最後まで、あなたは我々の 灯台 でした」
と、宮津に対してどこまでも忠誠を誓う竹中。

阿久津も、宮津≪部屋長≫を信じている。
「≪いそかぜ≫がどんな最終兵器を持っているのかは知らないが、
 自分が乗っているとわかれば、宮津はそれを使いはしない」
その自信は何だと問うパイロットに、「奴には、それだけの貸しがある」。

根拠、有るんだか無いんだか。
でもそこまで、そこまで思い詰めさせる男なんですよね宮津っていうのは!
映画、もう一度見たいけれど、宮津と竹中の名シーンがなくなっちゃったのが何とも・・・。
それに阿久津が、部屋長と呼びかけた時に見せる、宮津の苦悶の顔が見たかったな。
まぁでも映画は、心情吐露より、スピード感と戦闘シーンが見世物なんすよね。

仙石が、行に語る言葉。

「それでも考えるのが人間だと思う。ためらうのが人間だと思う。
 (中略)
 考えて、悩んで、ためらって・・・・・・その一瞬に殺されちまうのかもしれねえけど、
 そうすることで、もしかしたら戦争なんてやんないでも
 済むようになるんじゃねえかって・・・そう思いたいんだ。
 (中略)
 戦争の痛みを実感できる奴なんてひとりもいない。
 反対って唱えてりゃ、自分たちは安全だって思い込んでる。
 (中略)
 生き残るためには戦う、でも一瞬でもいい、
 自分たちは撃つ前にためらうんだって覚悟で、
 みんなが自分の身を引き締めていければ……(後略)」


明日、わたしの勤務先の近くに現職の総理がいらっしゃるみたいですが、
・・・梶本総理ならいいのに!!! (笑)
やっぱりかっこいいすよ梶本総理。
いそかぜ叛乱のせいで、職を追われてしまったのは残念。

さあ、旅行のバイブルは『亡国のイージス』だ★

萌えとは何か。
2005年08月30日 (火) | 編集 |
楽しく拝見しているブログ「小鳥ピヨピヨ」さんの
萌え!萌え!縄文タン」という記事で、
わたしは、男性の“萌え”の一端を、理解することが出来ました。

ツンデレ(「普段はツンツンしていて、2人の時は急にしおらしくなりデレデレといちゃつく」)、
普段は男性がリードを取る(言葉を教えたり)、日常はペットのようにくっついている、
でも運動神経は抜群なので守ってくれる、しかし野性的なので翻弄される・・・・・・という。

行だ!如月行だ!(笑)
(デレデレはしないけど。無意識に赤面モノの台詞を吐いてはいる)
そうか行は男性の萌えにも合致したのか・・・。
すごいよ幅広いぞ。さすがダイスの秘蔵っ子。

最近の、戦う強い女性ブーム(映画「キング・アーサー」には仰天だ)というのは、
女性から見てそういう女性が憧れだということなのだろう、
男性はやはり可愛い女の子が好きなのだろうと思っていたけれど、
健康的な褐色で筋肉質の、アンジェリーナ・ジョリーの支持者は、
女性だけではなかったということなのですね。

それにしても縄文タンの無表情ぶり、かつての無表情ユニットWinkを思わせるような・・・

このタイプだと、「妖怪大戦争」の川姫なんか、萌え!って感じなのかな。
かわいいよなあの子~~~って思うわたしも、
理屈じゃなく感性で“萌え”が分かっているのか、それもどうか。

でも相手が自分じゃ萌えないんですよ。
キャラがコンビでいないとだめ (例:宇佐見&三津谷)。
3人いるとなお良し (例:宮津&阿久津&竹中、合田&秦野&加納、坂下&エディ&葉山)
そういうところが男女の萌えの違いなのかと考えてみたり。
あとは個人の好みの違いかな。
馴れ馴れしいのと姫っぽいのはだめです。
甘えられるのは、日常生活でもうんざりする。

ツンデレに関しては、こちらのサイトさんがお詳しいです。
私にとって初めて耳にした単語。
キャラリストを拝見しても、知っているキャラは皆無だったので、
一体どんな感じなのか掴めませんが・・・。

鼻血
2005年08月29日 (月) | 編集 |
赤ちゃんを抱っこしたお母さんを、接客した時のことです。
お母さんから手渡された紙に、赤いシミが付いていて、
ちょっと受け取るのを躊躇したら、
鼻血なんですよ」と言われました。
わたしは、抱っこされている少年の目を見つめながら、
「大丈夫ですかッ?」と真剣な顔で訊いたら
背後から、冷静に
「あ、私です」

お母さんですか! 鼻血は・・・


その後、鼻血の思い出を職場で訊いてみたところ、
やっぱり人それぞれですね。
わたしは、朝起きたら顔が血だらけだったので、
両親が仰天したという思い出があります。
鼻血なんて、痛くないから分からない。あ、匂うか。
だいたい低血圧なので、どくどく出るわけじゃないんだけど、
止まりもしないので、いつまでも流れている。


家宅捜索をかけるも、文庫『マークスの山』下巻が見つからず。
絶対、部屋の中にあると思うんだけどなぁ・・・。
木は森に隠せというのは、真実ですよね!
整理されていない本棚とか、本箱とか(整理しろ)。
もしかしたら居間とか台所に転がっているのか・・・。
管理が手抜きなのは確か。見つからないことを軽視しているのも確か。
また買えばいいやって思っているのだろうなぁ・・・
(そのうち見つかりますしね)
単行本は3冊ある。
文庫本が各1冊しかないのが、むしろ不思議だろう。

イージスはカフェインよりも効く
2005年08月29日 (月) | 編集 |
仕事帰りにドラッグストアに寄り、口紅の試し塗りを左手にしようとしたら

だらけ でした。

どうやら、労働中に眠気に負けそうになった時(なった時点でもう負けているのだけど)
爪を立てていたらしいです。この癖、直そう・・・。
そんなことをしても痛みを感じるわけじゃなく、覚醒には繋がらないし(笑)

先日、後輩の腕の傷が、いつまで経っても治らないので、
ふだん体力のないことをバカにされている憂さ晴らしに
「自己治癒力ないね~。年よね~~~」
と、言うと、
「治りかけたら、傷を自分で突いちゃうんですよ!」
と反撃されて、そんな自虐的な…と思いましたが、他人ごとではない。

カフェインの量1,8倍というコーヒーをコンビニで見つけたんですが
甘いので、あまり眠気覚ましにならないような。
いつもブラックで水代わりに飲んでいるから、浅香二尉(@古処誠二)のように・・・
無水カフェインを直接摂取が良いのかな?でも心臓あんまり強くないしな・・・。

昼休憩時のイージス文庫読み直し、下巻に突入。
行が“甲斐”を持ち出した時点で、もう活字が霞んで・・・!
ああもう!なんて純粋なんだろうかと。
生まれたてのひよこみたいだ。
やっと、お母さんの後を、よちよち歩き出して、
これでやっと、本当に生まれたというか、生きているというか。

宮津やら渥美やら、誰も行の目に入ってないし(笑)
『照柿』の最後のほうで、合田が達夫と電話するシーンが目に浮かびました。
庁舎内でみんなが聞き耳を立てているのに、
そんなこと全く意に介さず、常人ならまず言わない台詞を
事も無げに言ってのける合田さん。

行は、今まで、言いたい言葉もなかったんだろうな。
いそかぜのクルー、田所や菊政や仙石と知り合って、
どうしても相手に伝えたい想いが出来たから、
周囲のことなんか目に入らず、己の言葉を紡ぎ出して、
なんとか、伝えようとしたんだろう。
そう思うと如月行がものすごく愛しいのですが!
いいなぁこんな弟いたら!

でも人前で読むのは、ちょっと、どうかと・・・
最初に読んだ時に、イージスもローレライもどれだけ泣かされたことか。
数度目でも色褪せませんねぇ。

映画★「父、帰る」
2005年08月28日 (日) | 編集 |
映画★「父、帰る

まるで新聞の三行広告のようなタイトル。
(新聞の下のほうに「義弟危篤。許してくれ。待つ 祐介」とあるような)

まさにタイトル通りの映画です。
蒸発した父親が、12年ぶりに家族のもとに帰って来る。
何があっていなくなったのか、それも犯罪か仕事か女かすら分からない。
どうして帰ってきたのかも謎。
母親(男の妻)でさえ、戸惑い顔で、家中に重苦しい空気が漂っている。
弟のほうは、本当に父親なのかも疑っているという状況。

兄弟で反応が違うのも面白いですね。
兄のアンドレイは、愛嬌のある顔立ちで、よく笑顔を見せるけれど、
弟のイワンは、父親の前では、終始不貞腐れた仏頂面。
不信感と不満を露わにしていて、父親が戻ってきて嬉しそうな兄とは、対照的。

子どもは強情だし、大人は言葉が足りない。
ロシアの大自然の映像を背景に、
すれ違う父と子の感情を、よく表現していました。
切ない映画です。

これで饒舌だったら、江口と島田さん(@高村薫『神の火』)になるのかと(笑)
ロシア語の作品は、あまり見た憶えがないので、新鮮でした。
島田さんや良の話す言葉だと思うと、感慨もひとしお。
意外に柔らかい発音ですね。見慣れないキリル文字だけど、読めるようになりたい・・・。

「名付け親、帰る」という名前で、パロが作れそう(笑)
こっちは最終的に思いっきり歓迎ムードだし、父親と親友の両方の役というか、
むしろ、悪いお手本になる兄貴っていう存在ですが。
死んだ弟にもハリーを重ねてないか?シリウスよ・・・。

イージス祭
2005年08月27日 (土) | 編集 |
8月の最終週末なので忙しいのは分かっていたけれど
お祭りと重なったりして、拡声器から聞こえる大音量の音楽に頭痛が・・・。
あの、拡声器って、ちょっと 非人道的 な気がするんですが!
通りすがりくらいならいいが、否応なく曝される身にはね・・・。

イージス文庫を読み直して、若狭に心が動かされたりしました。
映画では、ドンチョルの印象が日増しに強くなっています。
あのドンチョルの名シーンが、瞼に焼き付いて離れない!
ひとりドンチョル祭。

相変わらず大好きなのは、衣笠阿久津宮津
「鼻っ柱の強い防大生だった阿久津」 という一行だけで、
どんなに心を奪われるものかー。
ファンは、1%の記述と、99%の妄想から成り立っています(笑)
阿久津は、1年しか一緒の部屋で生活していない宮津に
何かあって、よほどの恩義を感じているのか、
今だに彼を、“室長” と呼んで慕っていますが、
年下の者に対しては、兄貴風を吹かせそうな気がする。
4歳下の竹中と話したら、どんな感じなんだろうかと。
衣笠は、猪口を手に、にこにこ見ていそうな気がするな。
でも宮津は、ちょっと疎外感を感じて、
彼らの仲良しっぷりを、透明な障壁越しのように、眺めているに違いない。

昼休みの休憩中に読んでいて、ちょっと涙ぐんだりしていました。
情緒不安定みたいだよ!(笑)
でもすごい好きな作品です。
こういう作品に出会えるのはすごいことだと。

旅行に持って行くためマークス文庫を探しているのですが、
高村BOX(検察警察その他の関連資料含め全て収納している)に、入っていない。
上巻は机のそばにあったけど、下巻だけを、どこにやったんだろう~。
新幹線に乗る前に本屋で買おうかな。
どうせ家にあるのは、付箋びらびらで持って歩けないです・・・。

映画★「ブレイド2」
2005年08月27日 (土) | 編集 |
映画★「ブレイド2

アクション映画。としか・・・
確か最近、続編の3も公開されて、人気の作品かと思いますが、
泣いたり笑ったりするものではなく、
純粋にアクションや舞台装置などの趣向を楽しむものかと。

ノーマン・リーダスが出ていたので、手に取った作品。
よって1を見ていません(笑) 2から。2だけ。
ノーマン・リーダスの役柄は、武器職人というか、エンジニアのような若者です。
セクシーな声がいいんですよねー。

主人公は、ヴァンパイアと人間との間に生まれた混血のヴァンパイア・ハンター。
ヴァンパイアを殺す宿命?なのですが、リーパーズ(死神族)と呼ばれる
最強の敵が出現して、宿敵だったヴァンパイアと手を組んで、リーパーズに立ち向かいます。

主役のウェズリー・スナイプスは、いかつい男性なのだけど、
殺し方は、「白鳥の湖」でも踊りそうなほどに華麗
無限の住人』のように凝った刀剣類が出てきて、振り回すのですが
たいていは銀刃と銀弾、もしくは紫外線で殺されるため、その多くはCG処理。
血が出るシーンが少ないのは救いですが、リーパーズの口が裂ける場面は圧巻。
花弁が開くように裂けるんですよー(笑) しばらく脳裏に焼き付いて離れません。
ターヘルアナトミアもかくやと思わせるヴァンパイア解剖シーンも出てくるので、
多重人格探偵サイコ』みたいなのが苦手な方にはオススメ出来ない。

随所に欧米人的な日本趣味が現れます。
京都・嵯峨野の祇王寺にあるような丸窓をバックに、主人公が座っていたりします。
障子に丸く光が映え、明暗のコントラストがくっきり。
前に置かれた刀掛けには日本刀。

布袋寅泰さんのような人がいる!と思って調べたけれど、
日本人ではなく中国人でした。
ドニー・イェンさん。「HERO」にも出演されていたそうです。
役名がスノウマンで「雪」の字を、肩あたりに書いていました。
しかし、なぜ、雪・・・・・・・・。なぜ、スノウマン?

英国ドラマ「S.A.S英国特殊部隊」で、ジェイミー・バンバーと共演していた
トニー・クラン氏も出ていました。ガタイがいいからか。
(ちなみにジェイミー・バンバーは、「ホーンブロワー」のアーチー君。)

ラインハルトという役名の人が出てくるのですが、
その名で思い出すのは銀英伝の“金髪の孺子”ラインハルト。
全然違うと違和感あります(笑)

「グラディエーター」のラッセル・クロウみたいな格好の人もいるし、
古今東西、種種雑多。

弁護士役の人は、「お前は人間か」と訊かれた時の返答が粋だった。

「人間以下です。弁護士です」

生粋のヴァンパイアは、やたらpure-blood(純血)を誇るので、
あんたら皆スリザリン行きやなーと思いました・・・。

映画★「トレインスポッティング」
2005年08月26日 (金) | 編集 |
映画★「トレインスポッティング

久しぶりに見てみました。
ユアン・マクレガーを、一躍有名人に押し上げた作品として記憶しています。
ロバート・カーライルのキレっぷりがすごくて、彼の印象はこれで決まってしまった・・・。

ドラッグ&セックス&バイオレンスの日々。
主人公は、今の状況をこれでよしと思っているわけではないが、
周囲の人間に流され、窃盗や麻薬密売にまで手を染める。
そこに描かれるのは、退屈な日常への唾棄と、アンビバレンツな羨望。

2度目の鑑賞で印象に深かったのは、スコットランド人としての彼ら。
友人に「この国を誇れ」と言われると、主人公のレントンが反論する。

「こんな国クソッたれだ
 最低な国民 人間のカスだ
 みすぼらしくて卑屈でミジメで---
 最低のクズだ
 みんなはイギリスをバカにするが
 そのイギリスの領土だ
 何の価値もない国を占領するような
 落ちぶれた国の子分だ
 そんなドツボで
 新鮮な空気を吸って何になる」

スコットランドは、北海道と対比されることがあるように、
その2つは、面積と人口が似ています。
ただ、アイルランド同様、石炭などかつての基幹産業の衰退もあり
この映画の舞台となる80年代は、かなり失業率が高くなっていました。
絶望感や、閉塞感がよく出ています。

若い頃というのは、何か希望するものになれるという可能性が多い反面、
何かにならねば、とか、何かをしなければ、という 焦慮 に支配される時でもある。
人生に期待するものが減った分、楽しめる余裕が増えた今の生活は、
気楽で幸せで、わたしは居心地良く感じています。
これがいつまで続くかが問題なのだけれど・・・・・・。

旅の支度
2005年08月25日 (木) | 編集 |
休み。とはいえ、良い意味で忙しかった日でした。

まずは朝一番、防衛庁警視庁に電話をし、見学の予約を入れて、FAXを流す。
(防衛庁の応対をしてくださったお姉さんは、とても好印象でした!)
警視庁のほうは希望日時に予約がいっぱいで、翌日になりました。意外に人気!

ついでに美容院の予約も入れて、そのまま出かけました。
2時間かけて、ものすごく丁寧にして頂いたのに、割引までしてもらって申し訳なかった。
(担当美容師さんは、自称“キモイ”お兄さんで、確かにちょっと喋りづらいんだけど・・・)

ローソンのLoppiでゴーイングメリー号の前売り券を購入。

新幹線のチケットも購入。
(東京-京都“のぞみ”往復で2万7千420円ですよー・・・
 この1ヶ月で、家族旅行分含め、4人分の往復料金を払ったんだよー・・・
 今月のカードの請求は、ほとんどJR西から来るんだよー・・・
 最近他社が参入した大阪・京都=東京の夜行バスは、往復でも8千円!なのに。
 でもやっぱり社会人だもん前日も翌日も仕事なんだもん夜行バスはつらいもん)

その後、古文書講読へ。
平家物語の那須与市の続き。
(与市が「ここで外したら末代までの恥になりますそんなことできません!」と訴えるのに
 「なんだと!俺の言うことが聞けないなら鎌倉へ帰れ!」と言う義経。こわ!恐いよ義経!)

今回の東京行きは、この際お金使ってストレス解消しましょうコースなので、
京王プラザホテル に連泊!なんです。
念願叶って!!!

わははは!林原と呼んでください!!!

(京王プラザホテルとは!
 名著『マークスの山』で、水沢から逃れるため、
 平成4年10月10日夜から、林原が滞在したホテル。
 林原の部屋は20階。10月16日午後9時ごろ、合田雄一郎も到着。
 1階ロビーで林原の妻と話し、その後、フロントを通し林原に面会を要求するも拒否。
 部屋に直撃するも拒否。
 ですが、しぶとくエレベーターホールの角から、部屋の前を窺いつつ待ちます。
 10月17日未明、吾妻と合田が張り込みをしている時、吾妻が気をきかせて
 合田をサウナに行かせたりしています。
 サウナは、京王プラザホテルから走っていける歌舞伎町のどこか。
 ちなみに、新宿西口ターミナルビルに、林原を取り調べた後で立ち寄っています)

つ、ついに、“警視庁”と“京王プラザホテル”の地どり決行!!!
空白の地どりマップが埋まります★嬉しいなぁ。
しかも独りじゃないんだよ、やじさんきたさん☆ですから!

イージスとマークスの地どり。
そして、1本マストは言え帆船のゴーイングメリーに乗船!

わはははは! ←榎木津(@京極夏彦)風高笑いで。

休日に古文書を読む
2005年08月25日 (木) | 編集 |
平家物語、「那須与一」の続きです。

古文書 左候ハゞ者川連ん


「左候ハゞ者川連ん」 と書いてあります。
義経に「俺の言うことが聞けないなら鎌倉に帰れ!」と叱責され
それなら仕方がない、と諦める与一。
おんおん可哀想に。。。どこにでもある上司と部下の力関係ですな。

「さそうらはば、はづれん」
それなら、外れないように・・・と、那須与一が祈っているところです。
右の手書きの字は、「候」の異体字。この崩してあるのが、本文の字です。
「者」は恒例となった「は」の平仮名。「川」も「つ」の平仮名。
濁点が打ってあるからよく分かります。
(漢字に濁点打ったって良いんだよ!頭の固い教師連め)
「連」は「れ」の平仮名。

「者」は昭和の始めの頃まで平仮名としての認知度が高かったようで、
こういった古典文学の出版の場合、
者(ものは)」と、
大小サイズの違いを出すことで、漢字と仮名の区別をさせていたそうです。
今これやったら、めちゃくちゃ分かりにくいでしょうね。クイズみたいだな。

本★奥山貴宏『31歳ガン漂流』
2005年08月25日 (木) | 編集 |
本★奥山貴宏『31歳ガン漂流』(ポプラ社)2003.11.15

同僚に薦められて読みました。
著者は、フリーライター。
彼が綴ってきたブログを本にまとめたものです。
ネット上では、こちらで読めます。

風邪だと思って行った病院で、肺ガン宣告を受け、
余命数年という覚悟の中での、日々の生活を記録。

著者は31歳でガン宣告を受け、33歳ですでに亡くなられています。

同じ病室の患者さんとのやり取りや、
病院のガン検査がいかに痛くて恐ろしいものか、よく分かります・・・。


印象的だったのは、モバイル・レントゲン・マシンを運んで来た時の
「放射能出まーす」という病院スタッフの台詞!こわ。

以下6行、本文から引用。

   未来が劇的に変化するなんてことはもうあり得なくて、
   緩やかに滅んでいくものだっていう事実を
   自分を含め世界が受け入れつつあるのではないか?
   全ては失われていく方向に進んでいる。
   自分の身体も将来も世界も人生も。
   もう素晴らしい日々は終わってしまったのだ。


幕末~明治の何が素晴らしいかというと、崩壊と再生、再構築、に賭ける
人々のエネルギーや、純粋に未来を信じられる透徹した目が感じられるから。
特に明治が良い方向に進んだとは思いませんが、新しい未来を信じる気持ちは凄い。
現代は、台風の暗雲のように、閉塞感と終末感が日本を覆っている気がします。

本★高木徹『大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたのか』
2005年08月25日 (木) | 編集 |
本★高木徹『大仏破壊 バーミアン遺跡はなぜ破壊されたのか』(文藝春秋)2004.12.30

破壊と共に、もう終わったかの感のあった問題なのですが、
こう各地でテロが続いていると、根は深いなと思わせられます。
否、この一連の出来事は、まだ忘れてはいけないことなのでしょう。

9.11後の報道で、悪名高かったアルカイダですが、そのリクルートビデオには、
東京の浅草寺の映像が出てくるそうです。
あれが、現在も信仰あつい仏教寺院としての象徴なら、とんだお門違いだと思うけれど。

2001年2月末(同時多発テロの半年あまり前)、当時アフガニスタンの大部分を支配していた
タリバン政権の最高権力者ムハンマド・オマルが、アフガニスタン北部にある
巨大遺跡「バーミアンの大仏」を反イスラム的だとして、爆破破壊する声明を出しました。

バーミアンの大仏は、この地域に仏教が盛んだった頃、
天然の崖を利用して刻まれたものです。
大小2体、西大仏の高さ55メートル、東大仏の高さ38メートル。
三蔵法師もここを訪れて、その壮大さに感動したという記録があるほど古いもので、
正確な制作年代は不明ながら、4世紀頃だと推定されていました。


タリバンとは何か?

タリバン登場前のアフガニスタンは、事実上、無政府状態。
アフガニスタンにソ連が侵攻したのが1979年、撤退したのが1989年。
その間、ソ連を追い出そうと、アフガニスタン各地の有力者が、
それぞれの民兵組織を率いて戦い、
彼らはその戦いを、共産主義者に対するイスラムの聖戦と位置づけ、
自分達を聖戦士(ムジャヒディン)と呼びました。
戦いに勝利し、ソ連軍が撤退すると、共通の敵を失った聖戦士たちは
仲間割れを起こして戦い始めます。

この時代のアフガニスタンの状況を、
カブールにいた元情報省副大臣のホタク氏は、こう証言しています。

「たとえば罪もない人の頭を固定して釘を打ちつけ、
 殺すといったことが平気で毎日行われていました」

そこに、タリバンが登場。
山賊のような連中を、やっつけて、一躍、民衆のヒーローになります。
市民を虐げていた軍閥の司令官たちをやっつけたあとも何も要求しないし、受け取りもしない。
敵と戦うのも、街を占領するのもすべて「アラーの思し召し」によるもの。
後にタリバン政府のアメリカ代表部の副代表となったヌールラー・ザドランは、
タリバンが具体的に目指していたのは、3つの政策だったと述べています。

1,勝手に武器を持つ者を武装解除すること。
2,そのことによって、治安を取り戻すこと。
3,そして群雄割拠の状態にあったアフガニスタンの国土を統一すること。

そしてタリバンの占領した地域では、以前より確実に治安がよくなり、
生活しやすくなっていました。
当初のこうした状況を、アメリカは様子見をしながら、タリバン歓迎に傾いてきました。

ところが、その最高指導者オマルは、次第に変わっていきます。

そこに登場するのが、かのビンラディン

アフガニスタンに潜伏していたビンラディンですが、いわば彼は外国人。
彼がかつて何をしていたかというと、
対ソ連戦時代に、義勇兵たちの一時宿泊所と氏名登録所を開設した、
それが、あれほどの影響力を築くことになった、きっかけなのだそうな。

聖戦参加の希望に燃えてアフガニスタンに集結する若者達は、
アフガニスタンの玄関口であるペシャワールにやってきますが、
それから何処へどうやっていけばいいか分からない。
そうした戦士たちに便宜を図ったのがビンラディンで、
軍事教練も行って現地に送り込むような施設も作りました。
その組織のことをアラビア語で「基地」を意味する「カイダ」と呼び、
それに定冠詞の「アル」が付いて、「アルカイダ」。
かつては、連日メディアで連呼されてましたね。

タリバンと北部同盟との対立は、アフガニスタン国内の問題ですが、
ビンラディンが率いる寄せ集めのアラブ人は、タリバン側に味方した。
襲いかかるアラブ兵に向かって、北部同盟のマスード部隊の兵士たちは、こう言ったそうです。

「お金がほしければ、やろう。パスポートがほしければ、それもやろう。
 難民の資格がほしければ、それも補償する。
 それで、どの国にでも行けるようにしてやるよ。
 だけど後生だから、アフガニスタンの問題に
 首を突っ込むのはやめてくれ。
 我々は、アフガニスタン人同士で戦っているんだ。
 これはマスードとオマル、タジク人とパシュトゥン人の問題なんだ。
 君たち外国人は関係ない。他人の戦いに参加するな」

アラブ兵の返答は
「我々はアラブ人ではない。イスラム教徒である。
 国や民族は関係ない。アラーのために戦うのだ。
 聖戦をやめることはない」

いつの間にかオマルは、思想的にもビンラディンの影響を受け、
また、彼の持っている兵士と兵器なしでは、すまなくなっていました。

そんな中で、「勧善懲悪省」という、
イスラムに反した行動を取る者を取り締まる省が発足。
この宗教パトロールというのが、すごい。

まず、禁止条項を箇条書きで挙げていくと、

○男子がヒゲを剃ること
○女性が顔を隠さず外出すること
○音楽テープの所持
○カーステレオから音楽を流すこと
○凧揚げ(大人子ども問わず、この地域では人気だったらしい)
○鳩を飼うこと
○手品は禁止、手品師は職業を変更すること
○路上での夫婦の会話
○髪の毛をビートルズスタイルにすること
 (後に映画「タイタニック」が流行すると、主人公のしていた髪型を真似ることも流行ったが、
  “タイタニックカット”と呼ばれていたそれも禁止された)
○半ズボン(このせいで、友好国パキスタンから来たサッカーチームの選手を逮捕)

勧善懲悪省の役人は地方出身者が多く、イスラムの教義をさほど知っているわけではなく、
出身地方で行われていた慣習と異なる都会的なもの全てを “悪” と
みなしていたのではないかと、言われているそうです。

そのようなタリバンの高官にも、穏健でバランス感覚に長けた人はいました。
元情報省副大臣のホタク氏です。
彼は、渡米もしていて、サウスダコタにあるマウントラシュモアで、
歴代大統領の顔面が刻まれた巨大彫刻を、見たことがあります。
イスラムの教義からすれば、許せない偶像崇拝!
しかし彼が答えたのは、信者ではなく、研究者としての台詞でした。

「アメリカの民衆が、自ら選んだ指導者を尊敬していること、
 それをこのような形であらわしていることに、
 深い興味を覚えました。それがアメリカの文化なのです」

ホタク氏は、カブール博物館再開の式典における10分間のスピーチの中で、
イスラムについては全く触れず、宗教の話も戦争の話もしなかったそうです。
タリバン高官たちや、BBCの記者の前で。
それこそがバランス感覚なのだと思います。

どうしても噛み合わないことがある、
話して解決できないことがある、
ものすごく卑近なことで言うと、食べ物や音楽の好み、
あまり口に出しては言わないけど、思想的にもそうだ。感性も違う。
お互い理解し合えないことは、別に話さなくてもいいことだと思う。
そこで押しつけようとするから、武力闘争になる。
イスラムの抱える問題とはレベルが違うとお叱りを受けるかも知れないけれど。
一緒に住んでいたって、相容れない部分はあるのだし、
だからといって、一緒に住めないわけでは、ないじゃないか。

と、思うんですが、昔見たパレスチナ問題を扱った番組では、
「共存など出来ない!あいつらが出て行くか俺たちが出て行くかだ!」と言っていたので
闘争が長いと、怨恨の根も深くて、難しいのだなぁと思います。

日本も、周辺諸国との間にそういう怨恨を抱えてないわけじゃないし。。。


ところで、パキスタンの街ペシャワールは、
首都イスラマバードから西へ160キロほどのところ。
人口250万人だそうです。
パキスタンの中でも、ペシャワールはイスラム原理主義の色彩が濃いことで知られています。

先日見た映画「イン・ディス・ワールド」の主人公が、
ペシャワールの難民キャンプ出身でした。
パシュトゥン語しか話せないエナヤットや、
アフガン人だとバレることに怯えていた2人の背景が、よく分かりました。


タリバンが去ったアフガニスタンは、どうなっているのだろう?
室町幕府が瓦解した後の、応仁の乱、続いて戦国時代みたいになっているんでしょうか?
(お前はそんな喩えしか出来んのか・・・)
そういう時、強力な指導者が引っ張ってくれるというのは、確かに治安維持には効果がありますよね。
江戸時代の平和は、260年だよ・・・そりゃ抑圧もあったし、他藩は苦労したけど、
何もないのに殺されるような、無法地帯ではなかった。

専制君主制、独裁体制というのは、最初は良いんですよね。
最初は小さい勢力に過ぎなくて、そこを人々に認められるて大きくなっていく。
それまでは猫を被ってるのか、本当に誠実なのか。
しかし権力を手にした、その後がいけない。
必ず内部から腐敗し始め、脆くなったところを突かれて、崩壊する。

以前、タリバンが、イスラム法学者に対して主張したのは、↓だったそうです。

 「我々は、かつて異教徒が押しつけてくる共産主義と戦い勝利しました。
  今、再び異教徒が押しつけてくる民主主義という悪と戦うのが、タリバン運動の中核です。」

今、民主主義が悪だなんてことを国連加盟国の人間が言ったら、
正気の沙汰ではないというか、1+1=2を否定するくらい突拍子もないことですが、
そういう考え方をしている人や組織もあるんだということは、しっかり心に刻んでおきたい。
ここに今あることだけが、世界の全てではないということ。

生身の人間って難しいから
2005年08月24日 (水) | 編集 |
はっ!と気が付くと、もう客はまばらで、閉店時間間際になっていました。
就業後は、ウェブ制作会社の方々との会議。
とても人あたりの良い方ばかりで、助かります。

接客業なので、人と会話する機会は多いんですが、
そこそこの年齢の方でも、「これで普段やっていけてるのか」と
心配になるタイプも少なくないし、
逆に、ものすごく横柄な方もわりといらっしゃるので(笑)
バランスの取れた人に出会うと感動します。

話をじっと聞いてくれて、意見を求めてくれる、
ダメなことには、理由をつけて明確にダメと言ってくれる、
そういう誠実な応対が、嬉しい。
(こちらが客だからにしても)すごいなー!と。
にっこり微笑んでもらえる とか(嬉泣)


疲れた身体への清涼剤でした・・・

この忙しさは、もう終わりにしたい
2005年08月23日 (火) | 編集 |
本日も残業。滅多に残業のない職場なのですが。
土日を連休にした後の、睡眠不足労働は、相当こたえました。
もう名前の判断が、つかなかった。
一見して、「尾崎」と「山崎」の違いが分からなかったんですよ!
普段は、脳って大変な処理をしているんだな、と思いました。

市ヶ谷!市ヶ谷!と喚いていたので、行きます!
だいたい1週間後くらいを予定(早!)。
今回は独りじゃなくて、弥次さん喜多さんですよ!ふふふ。
まだ休みを取ってないのですが・・・足もホテルもまだだ・・・
ヨン様来日と重なるのかなぁ、そうすると都内ホテル取りにくいかも・・・

映画「ファンタスティック・フォー」の宣伝のために、ヨアン様は来日しないのでしょうか?
ヨアン様が来るなら、それに絡ませて行きたいんですが!
FFは評判がいいみたいですね。疑惑の目を向けていてすみません。
早速、FF前売り券も買いました。
特典はどれが良いかと訊かれ、「ミスターファンタスティックで!」と即答。
ヨアンで、と言わなかったところが救いかと思われます。

その時に、気になっていた「ブラザーズ・グリム」のポスターが見られました。
主演はマット・デイモンとヒース・レジャー(「ロック・ユー!」)。
マットは、やっぱりダブル主演がいいな。
華々しいヒーローじゃないほうがいい。
誰かと一緒にいて、より力を発揮できるような、もっと高みへ上っていけるような、
そんな感じがします。人が人といて幸せになれるのはいいね!

映画★「ネバーランド」
2005年08月22日 (月) | 編集 |
映画★「ネバーランド

1904年12月27日、ロンドンで「ピーター・パン」が初上演されました。
その脚本を書いた、劇作家のジェームズ・バリを主人公に、ピーター・パンが
生まれるきっかけとなった出来事を描く、物語です。

これは凄い!

父親を亡くし、かたくなに心を閉ざす少年・ピーターと、
少年の心を持ち続ける大人・ジェームズとの、ぎこちないふれ合い。
どちらもが、お互いを必要とする関係。
ピーターの兄も、まだ幼いながら、母親を助けようと必死の強さを見せる。
そんな姿に、それこそが“大人”なんだと、瞠目する主人公のジェームズ。

空想的なシーンを取り入れながら、
それが少年達とジェームズの世界を、よく表現している。
ジェームズが妻との間に抱える問題も、その辺りにある。

ピーター少年は「大人の嘘はもういらない」とのたまい、
あなたはくだらない作り話をして、現実をごまかすだけ」と、ジェームズに痛恨の一撃。
どんな慰めを言っても、かけがえのない身内を失った現実は、変えられない。
悲嘆に暮れる少年の心に、大人の“嘘も方便”は身勝手で、裏切りにも思える。
少年の受けた傷がどれほど深いか、それを思い知らされます。

ジェームズが優しくて面白いからって、そんなに容易に、心を開くわけじゃないんです。
そこがいいなと思います。

劇作家ジェームズと、興行主チャールズとの関係もいい。
駄作で大金を失う羽目に陥っても、基本的にはジェームズの才能を認めていて
愚痴るわけでも、見捨てるわけでもなく、全面的に彼をバックアップをしてくれる。
(どうせならシリウス・ブラックという名前にしてくれれば・・・!)

主人公のジェームズを演じるのは、ジョニー・デップ
作家らしい、線の細い神経質そうな男性を見事に演じきっていました。
最近の「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「レジェンド・オブ・メキシコ デスペラード」からは
想像も出来ないタイプなんですが。
むしろ、パイレーツ~で、アカデミー賞のレッド・カーペットを歩いていた時の
ジャック・スパローらしからぬ緊張しきった表情に、似ているというか。

かなりアクの強い個性を持っているのに、全然違う役を完璧にこなすジョニー!
すごい!これぞ役者!
(劇中劇で、海賊のフック船長を演じているけれど、ジャック・スパローとは似てないし)

ジェームズの友人に、アーサー・コナン・ドイル卿。イアン・ハートが演じています。
(イアン・ハートは「ハリー・ポッターと賢者の石」でクィレル先生役でした)
デュ・モーリエ夫人を演じるのは、ジュリー・クリスティ
(「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」ではマダム・ロスメルタ役。「トロイ」にも出演)
ピーター・パンを演じるのが、ちょっと日本人っぽい顔立ちの凛とした美人だなと
思っていたら、ケリー・マクドナルドでした。「トレインスポッティング」のあの可愛い恋人です。
ピーター役のフレディ・ハイモア君は、
ジョニーの次回作「チャーリーとチョコレート工場」でも共演しています。
それに、「トゥー・ブラザーズ」で、虎を育てる少年役もまだ記憶に新しいところ。

休息日
2005年08月21日 (日) | 編集 |
体調の悪さを自覚して、今日は休養日に。
南港まで行ける体力ではありませんでした・・・。

テレビで猪瀬直樹さんが“許せない文化人”に、
ダメだダメだ評論家を挙げておられて、大いに賛同。

何でも反対する人っていますよね。
代替案を提出するならいいが、それもなくただ反対するだけって
ラクだよな!と思う。

映画の評論でもそうなのは、自覚してます。
「じゃあ原作ファンにとって納得いくような映画を、お前が作ってみろよ」
と、言われても出来ないです。アイディアを出すのは楽しそうだけど、
ターゲットの年齢層とか、性別とか、嗜好とか、そういうの決めて、
〆切と予算と時間に制限がかけられて、莫大なプレッシャーの下で
大勢の人を動かしていかなきゃならない映画監督って、すごいと思う。
(先日のイージス評が辛かったのでフォロー・・・(笑))
回想シーンには、テロップでも入れて説明しても良かったとは思うけど。

指輪物語のファンの人は、「ロード・オブ・ザ・リング」には満足なんだろうか?
わたしは映画を先に見たので、原作ファンの人の感想が気になるところです。
あれは、3部作という大がかりな作品だったし、それに、DVD(SEE)では
原作ファンへの配慮がしっかりなされていて、いいなと思いました。

本日の iPod ・・・>PCに未入力だった、ありったけのB'zと稲葉氏ソロのCDを
突っ込んで、今日は203曲を追加。全部で400曲くらい。これで2ギガちょい。
ハリポタのオーディオブックは、シリウス・ブラックの喋っているところだけ!という
分かりやすい趣味嗜好です。モリーとの掛け合い、何度聴いても、ニヤつく・・・。
"He's not James, Sirius ! "とモリーに言われた時は、きっと憮然としてたんだろうなあ!
これをゲイリー・オールドマンがどう演じるのか、興味津々なんですが、
・・・・映画では省略されちゃうなんてこと、ないですよね???

ところで、iPodの電源アダプタのUSBポートにコネクタを入れるのが難しく
入れたら入れたで、容易には外れない。再び差し込む勇気はありませんよ今・・・。

インテックス大阪・初日
2005年08月20日 (土) | 編集 |
大阪夏の陣初日にご参加の皆様、お疲れさまでしたー!
お話させて頂いたり、いろいろお世話になった方々、
ありがとうございました!

「ジャンプ/ジャンプ以外」という2日分のジャンル区分を、
大雑把な分け方だなぁと思っていたのですが、ぴったりでしたね。
というかジャンプがないだけで、こんなにも空いているものなのか(笑)
交通機関も渋滞せず、会場内も歩きやすかったです・・・

オビ=ワンが可愛い可愛いと騒いでいるのは、
わたしだけではないみたいですな。
こういう感想は、職場では受け入れて貰えないのですが(笑)
ネットの闇やらイベント会場を徘徊しながら、ほくそ笑んでおります。
オビワンケノービバンザイ。
ヨーダ様を肩に乗せたりするとこも大好きだなぁ。

映画「亡国のイージス」で、ドンチョルがかっこいい・・・と思ってしまったのも、
わたしだけではなかった!やっぱり。そうですよね。
映画のパンフレットを読んでいて、ヨンファ役の中井貴一さんのプロフィールに
95年「マークスの山」と書かれているのを見、不覚にも忘れていたことを思い出しました。
そうか、合田雄一郎を演じていたのだなぁ・・・
今回は某国のヨンファ!

合田さんもアジア人になったなぁ・・・!(笑)

(7係シリーズで「東京もアジアになったなぁ」という合田氏の有名な台詞があります)

「バッテリー」サークルは爆発的に増殖していました。
その片隅に座らせて頂いてました(お友達のご好意で)。
最初にハマった頃は、見つけるのも大変なくらいだったのにー。
もうジャンルとして確立しちゃいましたね、あさのあつこさん。

SD用のグッズとか、あの辺りは、人だかりが凄いなといつも思います。
きれいな衣装の人も多くて、きらきらしたゾーン。
和風小物をよく買うのですが、今回もB5用のブックカバーを購入。
単行本用のブックカバーが欲しいのだけれど、
どうも、そのサイズのほうが需要が少ないみたいで。
そうか単行本は、持ち歩かないという前提なのかなぁ。
わたしは文庫と単行本が1冊ずつ鞄に入っていないと落ち着かないですよ。
特に単行本って、カバーなしで読むのは恥ずかしいし。
普通の小説ならともかく、中東情勢だの日露戦争史だの防衛関連だのは、
職場で引かれちゃうんですよ・・・。


帰りに、iPod USB 電源アダプタを購入。
こんなの標準装備だと思っていたわたしが甘かった!(笑)
パソコンに4時間連続して接続出来る環境にはないと思って買ったんですが
考えると、けっこう接続しているのかも・・・まぁいいか。旅先で使おう。
20ギガの普通のiPodだったら、電源アダプタ標準装備で、
しかも別売のボイスレコーダも使える!というのを後で知りました。
リサーチ不足だなぁ~。でもミニの青かわいいから・・・そこに負けたとは。

数百曲の中からシャッフルして聴いていると、
ライブの時みたいに、次の曲への期待感を感じますね。
次何かな?・・・うわあ!みたいな。
B'zの“ultra soul”とか“さまよえる蒼い弾丸”なんか、
まさにライブでもそういう、うわあ来た来た!な曲です。

ということでiPodお気に入り。
マシンも、早いとこ Mac に鞍替えしたいなあ。

林檎マークの初心者です
2005年08月19日 (金) | 編集 |
iPod miniを買いました。
バッテリーの駆動時間がやっと18時間になり、iTunes Music Storeもオープンしたので、
そろそろ・・・と重い腰を上げました。
20ギガと迷いつつ、やっぱりそんなに要らないだろうと思い6ギガ。
今のところ273曲入れています。1ギガちょっと。
PCの中に入っている音楽ファイルを根こそぎ入れたら、
都響とコラボした時のB'zの松本孝弘さんのインタビューだの、
ハリー・ポッターの日本語朗読のサンプルまで入っていて、なかなか面白いです。
1500曲入れてシャッフルして聴いたら、楽しいだろうなぁ。

さすがアップル と思うのは、見た目の 美しさ
豪華限定本の装丁を思わせるような、電化製品を包む箱という域を軽く凌駕したパッケージ。
高村薫氏の『李歐』の帯(腹巻)に書かれた伝説のキャッチコピー、
“李歐よ君は大陸の覇者になれ、ぼくは君の夢をみるから…”に負けない、
白に映える“Designed by Apple in California”のグレーの文字。
そうそう、これは、アップルの製品だということに価値があるんですよね・・・。
取扱説明書の入っている箱には、“Enjoy!”
そうですこれは、sophisticated という賛辞が最も似合うアップルの芸術品。

もっと小さくて、もっと安くて、もっと使いやすそうなMP3プレーヤーは巷に溢れている。
それでもiPodを選ぶというのは、例えばクリックホイールが扱いづらいなんて、
大したことじゃないんだ!むしろそれでこそ“使う者を選ぶ”アップルなんだ!
それに、すぐ扱えちゃうものなんて、すぐに飽きる!
高嶺の花は、いくら金で買ったって、そんなにすぐに手懐けられるものじゃない。

スティーヴ・ジョブズに、何かしら 幻想 を抱いていなければ、買わないだろうな・・・

でも「クイックホイールは慣れるよ」と、
SJファンじゃない人からお言葉を頂いたので、安心しました。

ぃやほんと、気に入ってますよ★
合田さんは、まかり間違っても持たないだろうなぁと思うが・・・。
(そういう分かりにくい例を出さないように。)

映画★「亡国のイージス」
2005年08月18日 (木) | 編集 |
観てきました、映画「亡国のイージス」!
劇場は、梅田ブルク7。大阪駅から少し歩いて阪神百貨店の裏、
凝ったカフェやレストラン、雑貨店や服屋さんが入っている洒落た「イーマ」ビルの7階です。
噂通り、音響は良かった。スクリーンも。
そして何よりロビーが良い。
雑然と、グッズやポスター、パネルなどが立ち並び、
何ヶ月も先に上映される映画についても、期待を盛り上げてくれます。

(以下、ネタバレがある箇所は文字色を白に指定します)

さて、映画「亡国のイージス」の感想なんですが。
やっぱり、大作小説の映画化は難しいんだと、ひしひしと感じました。
いや、ものすごく好きで愛着のある小説を、端折って映画化されるのは
原作の大ファンとしてはやはり抵抗があるというか、残念というか。

あ、でも、こだわっていた真田仙石なんですが、
戦闘方法とかいろいろな仕草が、スマートじゃなく って、
それはやっぱり仙石らしくしてあるんだな、と思いました(笑)

でも、映画化されて良かったと思う。
わたしはこの小説を読んで、自衛隊に興味を持って、
関連書物を読んだり、実際にイージス艦を見学したりしましたが、
武器の扱い方は分からなかった。
重そうな水上発射管HOS-302の動かし方が、分かりました(笑)
魚雷や、ハープーンが発射されるところ、
127mm速射砲が発砲するところは、CGっぽかったけれど、
あんな感じなんだなぁと思った。

後半の手に汗握るシーンは、結末を知っていながら引き込まれ、
仙石と一緒に艦内を走っている気分になりました。
やはり映画の基本、醍醐味なんですよね、ああいうのが。

それからブリーフィングです、映画化で成功しているなと思ったのは。
渥美(DAIS内事本部長)や瀬戸(内閣情報官)、梶本(内閣総理大臣)の
関係把握がしやすく、やり取りが面白かったです。
特に瀬戸を演じた岸部一徳さんは、相変わらず演技がすごい。日本映画界の宝だ!
「平和とは、戦争と戦争の隙間だと思ってる」
と、岸部さんに言われると、もう説得力ありすぎて、その通りだと頷いてしまう。
特に江戸時代は、隙間が長かったんだ!
一徳さんは、あんまり印象に残らないような役を、
強烈なインパクトで、主役に押し上げてしまいますよね。
役になりきるというのとは違って、役を自分に引きつける感じなので、
思い入れの強い登場人物を演じられると困惑するかも知れませんが。
でもすごいなぁ。
梶本も良かったですね、選挙のことしか考えていないようで(その通りかも知れないけど)、
事態の把握が素早く、頭のまわりが良く、臆せず本音をがんがん言う。
この緊急事態に、これだけテキパキした総理がいるのは助かりますよね。

これは残念!と思った筆頭が、
宮津が阿久津の 部屋長 という設定ではなかったこと。
衣笠が「いそかぜ」艦長で、さっさと殺されてしまって、
その設定のせいで、衣笠と阿久津の息の合ったコンビぶりと、
疎外感を感じてしまう宮津の様子が拝めなかったこと。

寺尾聡さんは役者として好きなんだけれど、宮津にしては覇気がない。
(ドラマで演じられている伝法肌の刑事役のほうが良いなぁ(笑))
無言の迫力はあるけれど。
しかし、未曾有の復讐劇を、今までの仲間を皆殺しにしても遂行しようとしているんだから、
もっと毅然たる決意のようなものが欲しかった(特に最初のほうに)。
原作で描かれているような操艦技術の確かさとか、魅力的な人柄なんかを
映画でも示しておかないと、幹部たちが、宮津に心服している理由が分からない。
“宮津学校”も、意味が分からないんじゃ。

それに、宮津が、あんなに日焼けしているのはおかしいと・・・
普通、艦長職ではさほど日焼けなんてしないものだと思います。
(あ、でも映画では副長か・・・)
システム化され、CIC(戦闘情報指揮所)が艦の主軸となった現代なら尚更。
ホーンブロワーの18世紀の頃だって、部屋にこもりがちな艦長が、
さほど紫外線に曝されるということは、ないんじゃないかなぁ。

ヨンファの持っていたGUSOHが偽物じゃなかったこと。
本物だったんですよねあの感じだと。)
原作では、ダミーのGUSOHを浴びて、呆然と立ち尽くすヨンファの姿が印象的でした。
あれだけの犠牲を払い、全てを賭けて、大挙に出たというのに、
アメリカの掌の上で踊らされているに過ぎないんだと、思い知らされた瞬間。
総理の梶本以下、胃潰瘍になりそうなほど対策に窮し、憔悴しているというのに
同盟国のはずのアメリカから、政府の中枢部に、真実は何も知らされていなかった・・・
そういう事実に直面するのが、大きな意味を持った オチ だと思っていたんですが。
あれだけ汲々とした意味は何だったんだ!という、あの空しさがね・・・。

アメリカをそこまで描けないのは、いろいろ難しい問題があるからですか。
そして、素直に離艦しちゃう隊員たちと、ヨンファの部下達を比べると、
覚悟の違いというのをはっきり感じます。
言葉を発せず、黙々と任務に打ち込み、アイコンタクトだけで意思の疎通を図る彼らは
軟弱な「いそかぜ」幹部と比べると、認めたくはないが、ヨンファの部下はかっこよかった(笑)
「みっともなくても生きろ!」と言い、なんとか生き残ろうとするクルー達と、
作戦失敗後に、自決して果てるヨンファの部下は、
生と死を挟んで対照的 でしたね。

安藤政信氏の演じたドンチョルの最期は、とても印象的だった。
そりゃ、あれを見たら竹中なんかあっさり切り捨てるよな、ヨンファは。

ところでヨンファとジョンヒが兄妹だということは、あの写真1枚で察しろということですか。
ジョンヒが喋れない理由も、あの喉の傷一つで察しろというのですか。
ヨンファの部下たちは殆ど喋ってませんでしたが、彼らにも傷があるのかも(笑)

菊政克美の登場が少なかった!
行の後をちょろちょろついて歩く可愛い姿をもっと見たかったな~
全体的に(たぶん時間の関係で)、艦のクルー達の日常生活が
ほとんど描かれていなかったから、如月が心を開いていく様子がじっくり見られない。
それでは、やっと手に入れた自分の居場所を捨てて、艦を爆破させ、
仲間ともども死ぬという任務を遂行することへの、
如月行の感じたであろう苦悩や苦痛 が、実感できない。

如月行と両親の関係が、あの映画の描写だけで正確に分かった人はいるのだろうか。
『オールアバウト如月行』という本の表紙は、
如月を演じた勝地涼氏が犬(シロ)を抱いている写真なのだけれど、
そういう如月の過酷な過去は描かれていない。
DAISの置かれた複雑な立場もあまり分からないと思う。

仙石の家庭は崩壊していなかった!
というか妻が死んでいて、娘ともうまくいっていて、そうなのかー・・・・・・と・・・。
そういう設定なのか。
いろいろ、設定が変わっていると、頭を切り換えないといけません。
そういうものだというのは分かっているはずなんですが。
そう、観る者が意識して変わらないとダメなんでしょうが。

仕方ないとは分かっているんですけどー!
(泣きながら走り去る勢いで。)

「レディ・ジョーカー」にしろ「姑獲鳥の夏」にしろ
「亡国のイージス」にしろ、職場で観た人に訊いてみると、
「分からなかったから原作を読んでみようと思う」という反応が、結構ありました。
普段あまり本を読まない層に働きかける力があるんなら、
映画としても、成功しているのかも知れません。
そういうので良いのかも。
自分だって、原作を知らない映画は、そういう姿勢で観ているはずなんだから・・・。

これで終わりじゃない、ですよね。
きっとまた何十年後かにリメイクが出て、また次世代に受け継がれていく。
大河ドラマ並に、じっくり描ければいいんじゃないかと。
そんな大きな事件がなくても、仙石や田所や菊政や如月の日常を描いているだけでも
海自ドラマとしては成り立つのだろうし。見てみたいなぁ。

亡国のおたく。(否まにあだもん)
2005年08月17日 (水) | 編集 |
今日も残業でした。
こんな日々がいつまで続くのか・・・!限界・・・で・・・す・・・・・。

亡国のイージス』の序章で描かれている宮津の半生、
艦隊勤務の始めの頃の様子が、18世紀英海軍にも通じるものがあって、
ホレイショもこんなだったろうな~と思わせます。


  所属分隊員たちの把握や勤務評定の補佐をする一方、
  砲術士として砲雷長の指導を受け、さらに兼務する甲板士官として、
  艦内の風紀係のようなこともやらされる羽目になった。
  合間に当番で回ってくる副直士官の仕事をこなし、救難や戦闘などの
  部署が発動した時にどこでなにをすべきかを憶え、旗艦から送られてくる
  信号を素早く伝達するために信号書の暗記に努め、深夜の見張りに立つのだ。
          (文庫『亡国のイージス 上巻』P.39)


ホレイショはトントン拍子に出世した感があって、
士官時代のエピソードが少なくて、なんとなく寂しい気がします。
上と下の板挟み時代をもっと経験して欲しかったなぁ。
ブッシュ副長とホーンブロワー艦長の、心あたたまるエピソードも勿論いいんですが。
まぁ宮津なんて、出て来た時がいきなり艦長なんだから、それよりマシか。

でも仙石(@『亡国のイージス』)って、散々自分の見栄えが悪いことを言っているのに、
映画で、真田広之さんが演じるのは、どうなんでしょう?

劣等感の塊だった仙石が、国の防衛がどうという思想も特になく、
ただ海自の水が合って、自分の居場所をそこに見つけ、
夫婦間に亀裂が入った時に、アイドルみたいな美青年の如月行に興味を持つ
(上司として仲間としての興味ですよ(笑)いちおフォロー)
・・・という、仙石とはそういう人ではなかったかと。

もし真田さん並のフェイスとヴォイスと、知的な雰囲気を持っていたら、
仙石は、自衛官にならなかったんじゃないか 、と・・・思うんですが。

・・・根底を覆してしまった。

まぁでもいいんですよ仙石が美形でも、合田が若くても加納がいなくても。
映画は映画だ!

明日こそイージス見に行きます!ああ人生の潤い

よく見ろ、一般人。これがオタクだ!(笑)
(ヨンファの台詞は「よく見ろ日本人、これが戦争だ」)
いや、この程度でオタクって言わないよマニアですよマニア・・・。
福井先生は、オタクじゃだめなんだ~国防についてしっかり考えよう!ということを
何かのインタビューで仰っていた記憶があるんですが仕事で疲れていてもう何がなんだか。
・・・寝ましょう。

2005年08月16日 (火) | 編集 |
冷凍庫の蓋が開いていた らしくて、
解凍されてしまった冷凍食品が全て調理され、
朝食になって出てきました。
しかも、きのこ味ばっかり!!!
スパゲッティとオムライスと・・・朝から・・・。
アイスクリームは溶けて流れ出し、全滅でした。

職場に着いて「今夜、会議だよねえ?」と
後輩にスケジュール確認をすると、
会議は、来週に延期になったとのこと。知らなかったよ・・・。

プレステ2のRPG「シャイニング・フォース ネオ」の
群衆になる戦闘方法がなかなか面白くて、ハマってしまいました。
(↓RPGを経験がないという方に↓
 戦闘によってレベルが上がるのと同時に、ポイントが貯まります。
 そのポイントは、各自がこれと思うところに注ぎ込んで、
 防衛力や攻撃力を上げたり、魔法を獲得したりします。)
剣士にすると、大きい剣を持った時の動きが遅いのと、防衛力の低下するのが気になる。
それで魔法使いにして、特に炎を強化したんです。
全身からめらめらと炎を吹き出して、近づく敵をなぎ倒していくんですよ。
それがすごいなと(笑)なんかもう、惨状とも言える見た目がすごいです。
今は氷使いを強化しているところですが、次は剣士にもしたいなぁ。

ファンタジー系RPGで使われる用語の、ワンド、ポーション、エリクサー、
ヴァニッシュ、ソード・・・等は、ハリポタや指輪物語にも出てくる共通の単語。
英語でハリポタを読む時に、ずいぶん助かりました(笑)

終戦日に読むのならローレライが良いが
2005年08月15日 (月) | 編集 |
読書とゲームと映画鑑賞に明け暮れた(つまりはいつも通りの)
幸福な4日間のお盆安みが終わり、今日から仕事です。

今日のお供は、文庫『亡国のイージス』だったのですが、
電車の中と休憩中に読んでいるだけで、うっかり目が潤んでしまって
いやもうどうしようかと・・・・・・!
如月行が船に手を振るとことか、宮津隆史の論文「亡国の楯」とか。
読み直して、行のお祖父さんがえらく身勝手なのに腹が立ちましたよ!

文庫のイージスは、発売日が印象深いです。
当初、『マークスの山』と『亡国のイージス』という2大巨塔の文庫化が同月の予定。
講談社のチラシには、大きく一緒に予告が入っていたんですよね。
発売日当日、高鳴る鼓動を抑えながら本屋に行ったら、イージスはあるけどマークスがない。
おずおずと、書店員に
「あの、高村薫さんの『マークスの山』の文庫が、今日発売日のはずなんですけど・・・」
と訊くと、店員さんは、少し憐れみを覗かせた顔で、
「出てませんよ」
「いつ出ますか」
「分かりません」
冗談じゃなく仕事に行く気力を失いました。
その後、かなり経ってから、やっと発売になりました。
まぁ出たらそれでいいんです。
ありがとうございます、と、高村先生に言いたい。
(そして『照柿』も待っていますと(笑))
合田を待つのは、
護衛艦乗りが遠洋航海から帰ってくるのを待つように待つがいいのです。
弥勒が降臨するのを待つように待つがいいのです。
きっと、悩める衆生(合田ファンのタカムラー)を、いつの日か救ってくれます。

世界の艦船 亡国のイージス
2005年08月15日 (月) | 編集 |
映画、まだ見てないんです!早く見に行きたい~~~!

「世界の艦船 亡国のイージス」
世界の艦船 亡国のイージス パッケージ

左が渥美バージョン、右が仙石バージョンのパッケージ。

渥美ver.
“はるしお”、“はやしお”、“せとしお”、“たけしお”
“おやしお型”、“なおしま”、“とよしま”、“うくしま”
“SH-60J(20005年)”、“SH-60J(1991年)”、“P-3C”
・・・<11種類+シークレット2種=全13種>

仙石ver.
“いそかぜ”の艦首部・機関部・艦尾部、
“きりしま”の艦首部と艦尾部(機関部は共通)
・・・<5種類+シークレット1種=全6種>

世界の艦船 亡国のイージス いそかぜ艦首部

 ↑いそかぜ艦首部。
  細かいパーツを組み立てなきゃいけないんですが、苦手で・・・。
  なんと、肝心の127mm単装速射砲の砲身が折れてしまってます。
  もうダメだよ!!!威圧感まるでナシ。

スケールは、SH-60Jのみ144分の1、それ以外は700分の1です。
SH-60Jと、P-3Cは、共に対潜哨戒機
SH-60Jが回転翼機(ヘリコプター)で、P-3Cは固定翼機。
以前、体験航海をしました。
艦の側面をなめるように低空飛行をしたSH-60Jが、印象に残っています。
愛称がシーホークだそうで、なるほど愛称が付く理由が分かります(笑)

映画★「イン・ディス・ワールド」
2005年08月14日 (日) | 編集 |
映画★「イン・ディス・ワールド

(重要なネタバレと思うところは、白字にしています。
 御覧頂く場合は、カーソルを合わせてください)

レンタルショップに行くと「アレキサンダー」も「ネバーランド」も全部貸出中で、
じゃあ仕方ないか・・・という感じで手に取っただけなのに、すごく良かった。
監督インタビューとか、コメントまでじっくり見てしまいました。

イギリス映画です。
映画の主役は2人、アフガニスタン人の少年ジャマールと、青年(中年?)エナヤット。
パキスタンの難民キャンプで暮らす彼らが、
ロンドンへ亡命を企てる、その旅の道中を描いています。

フィクションですが、監督と脚本家がイギリスやフランスにいる亡命者を直接取材し、
その体験談を基にしてシナリオを作ったものなので、非情にリアル。
ドキュメンタリー仕立てになっています。
出演者も、実際の職業を演じていて、主役2人も、
ペシャワールの難民キャンプから選ばれた素人。
エナヤットは、演技がどうという以前に、映画が何かも
分かっていなかったそうですが、その愛すべき人柄で選ばれました。
パシュトゥン語しか話せない大人の男性と、英語を話す少年にしたのは、
結果的には、とても良い人選だったと思います。
年端のいかない少年が通訳では、密航のための交渉もスムーズには進まず、
不安になったり苛立ったりする雰囲気が、よく出ていました。

映画に出てくる密航業者も本物で、実際に主役2人の不法入国の手引きをしています。
イランの検問所のシーンでは、撮影許可を願い出ると、
本物の司令官が、“俺が出るなら”という条件で、許可してくれたそうです。

彼らと共に旅をしている気分になっている上、
あまりにもリアルなので、軍人の 迷彩服が恐い んです。
日本でも米軍の服を着ている人はよくいますが、そんな感じでは全くなく。
有刺鉄線が張り巡らされた場所で、銃口がこちらに向けられ、
感情の読めない顔で、軍人が近づいてくる。
殺されるのか、通してくれるのか、戻されるのか、それすら分からない。
ものすごい威圧感があります。怯えます。無力感に苛まれる。
簡単な賄賂で、見過ごされたりもするんですが、
でも彼らの機嫌次第では、どうなるか見当もつかない。撃ち殺されても文句は言えない。

あの迷彩服に本当の恐怖を感じる人も現実にいるのだということ、
日本はそういう世界から遠くなっているんだということを実感しました・・・。

夜の闇に紛れて国境の山越えをするシーンは、大迫力です。
喘息の発作の前のような荒い息づかい、
恐怖、
警備隊、
銃声
一緒にいた誰かが見つかったのか、撃たれたのか、死んだのか、
何も分からない。ただ闇雲に走って逃げる。

その後、船でヨーロッパへ渡るシーンが印象的でした。
40時間以上も、手足も伸ばせないような狭く暗い場所に、数人が閉じ込められる。
食事はもちろんトイレもない、換気はできず、暑いだろう・・・。
大声で叫んでも、返事はなく、外に出してはもらえない。
考えただけで息が詰まります。
そこで大人たちは衰弱、死んでしまいます。
少年は1人でイタリアの地を踏みます。
いちお保護者代わりだったエナヤットは、いなくなってしまった。
生きるために窃盗をする。

そんな状況下でも、少年は笑い話をして場を和ませる。
ようやくの思いでロンドンに辿り着いても、そこでもまた警察に怯える生活。

現在、主役を演じたジャマールは、現実に本当に亡命してしまって、
ロンドンで暮らしていますが、これは特例措置であって、
彼が18歳になった暁には、強制的な国外退去が待っています。


映画の撮影は、9.11のテロ直後だったそうで、
ビンラディンの写真がプリントされたTシャツを売りに来られた時は
本当に恐い思いをした、と監督がおっしゃってました。

路上では観光客を気取り、
特にトルコでは、シルクロードの撮影がしたいんだと言っても
撮影許可が下りなかったそうな。

しかし一番厳しい扱いを受けたのがフランスだそうです。
難民を集めたら、周辺住民から抗議が出たのだそうで・・・
そりゃ時期が時期だし、その気持ちは分からないでもありません。

そもそも、監督がこの映画を撮る動機になったのが、
ヨーロッパの排他性
家族や友人、文化を捨ててまで、ヨーロッパでの生活に憧れて
亡命してくる難民たちを、受け入れようとしない。

ジャマールの場合は、アフガン人とはいうものの、
パキスタンで生まれパキスタンで育った、生え抜きの?難民。
とはいえ、パキスタンも彼を正式には拒否し、イギリスも彼を拒否した。
本当にもう、こういうのはどうしていいのか・・・。
彼のいたペシャワールでは、100万人ものアフガン難民が生活していて、
貧しいけれど仕事もないので、何もすることがない。
見渡す限り褐色の大地で、サッカーをやっている。
延々とサッカーばっかりやっている。

日本では、部屋に引きこもっていても、孤独になることはないんですね。
退屈することがない。それだけのモノに溢れているから。
もう全く違う世界。

視界を遮るもののない荒野では、
冠雪を頂いた山、稲妻が走る様子など、大自然が迫ってきます。
空が広いことは、日本では呼吸が楽になるような、気持ちのいいものですが、
ここではむしろ空が地を抑圧するような、不気味さと威圧感が。
主役2人の心情を表現しているかのように、自然も2人に牙を剥いていました。

「マーチ・オブ・ザ・ペンギン(皇帝ペンギン)」みたいに苦しい旅。
しかし、ここでは本当の敵は自然ではなくて、同種族の人間なんですよね・・・。

金魚すくい
2005年08月13日 (土) | 編集 |
家のメダカが繁殖して大喜びな両親が、金魚も欲しいというので
近所の店に買いに行きました。ところが、金魚は売っていないと言う。
じゃあこの金魚は何なんだ!と思ったら、金魚すくい用だったんですよ。
金魚すくい1回50円で、最低でも2匹まで差し上げますと言われたので、
久しぶりに金魚すくいに挑戦しました。

水槽は「大会参加者用」と「一般用」に分かれていて、わたしは一般用。
すぐ横では、近く行われる全国金魚すくい選手権に参加される皆さんが、
静かに特訓しておられました。金魚の大きさに規定があるんだと思います。

動物保護団体が金魚すくいに反対するのは正直やり過ぎだと思っていたんですが、
実際に、逃げまどう金魚を追うのは、わりと・・・厭なものですね・・・。
元気そうなのを持って帰ってきたつもりだったんですが、鱗が落ちている箇所があり、
光沢もイマイチで、すくわれ疲れた感が・・・ごめんよ リーマス ・・・!!!
(4匹すくって、貰えたので、小さいのからピーター、リーマス、ジェームズ、シリウス(笑))
でもジェームズが真っ先に死ぬのかも・・・。
その前にハリーを生んでくれ!
あ、いや、リリーがいなかったら繁殖できないですね、ごめんよジェームズ・・・。

今のところ、まだ金魚は元気です。

映画★「妖怪大戦争」
2005年08月12日 (金) | 編集 |
映画★「妖怪大戦争

(上映中なので、ネタバレは反転しています。御覧頂く場合は、カーソルをあててください)

一言で言えば、コメディ ですよね。
大人向けだと思っていたんですが、確かに客層は子どもが多かった・・・。

主役の神木隆之介くん(麒麟送子役)は、天才子役の誉れが高いということですが
まさしく!本当に 演技が上手 !一緒に出演している子役の子たちとは雲泥の差。
いや、あの他の子たちはちょっと・・・関係者の御子息とかでしょうか。
映画といえば、端役に至るまで(台詞があるなら)大勢の候補者の中から
オーディションで選ばれるのが当然と思っていたわたしには、驚きでした。

川姫役の高橋真唯さんは、本当に可愛かったー。お色気担当でしたね。
太股のアップが多くて(笑)眩しかったです。

同行者は、出てきた妖怪のほとんどが分からない~と言ってました。
妖怪に対する説明は、確かに少なかった。
うぶめなんか、死んだ赤ん坊を抱いているので一目瞭然とはいえ。
メジャーな“ろくろ首”あたりは分かりやすいし、映像もよく出来てて楽しかったです。

ちょこちょこっと、お笑いノリのツッコミがあって、厭がる一旦木綿に
「お前、鬼太郎の前では、ええ顔しとる言うやんけ」とか何とか、
主に川太郎役の阿部サダヲさんが、座を和ませてました。

『帝都物語』 の主人公である魔人・加藤保憲に関しても殆ど説明がなくて、
まるで「200文字で要約せよ」と指示が出たかのように簡潔でした。
軍服を脱ぎ捨てた加藤は、ダークスーツに黒ネクタイで、ファッションモデルのよう。
豊川悦司さんだもんな・・・ブランドのイメージキャラクターみたいです(笑)
まぁあの人、ある意味そういう旗頭なんですけど・・・。
ものすごく 冷酷非情 でありながら、隣でお婆さんがよたよたと歩いていたら、
不意を突かれて、思わず手を差しのべて助けてしまいそうな、
そういう(自身の非情さに対して)詰めの甘い人だと思うんです。
若い美しい女性じゃダメなんですよ、お婆さん。お年寄りに弱そう で(笑)
偽善から最も遠いところにいて(どちらかというと偽悪的で)、
でもふとした時に、DNA螺旋に組み込まれている人間性が反射的に出てしまい、
いやこれでは悪の帝王としていかがなものかとハッと気づいて、
また、顔をこわばらせてしまうような・・・ちょっと考え過ぎですか(笑)
でも加藤って、肝心なところで抜けてる からなぁ。

目は切れ長の一重だと思います!
豊川さんの加藤も良かったです。モテそうです。

ラストの水木御大のお言葉は、大戦の時に南方にいた水木氏だから
言えることだと思いました。
他の人が言ったら、陳腐になってしまいます。

「ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔」を思わせるところがあります。
例えば、加藤が、新種の悪霊《機怪》を作り出しているあの工場。
外から見ていると、アイゼンガルド を思い出しました(笑)
加藤がサウロン、機怪がウルク=ハイ、じゃあアギはグリマかも。

あと“聖剣”という呼び方が気になったんですが・・・。
確かに日本でも時を遡れば諸刃の剣だと思うんですが、
日本刀のイメージが強いじゃないですか。
聖剣と言われると、アーサー王を思い出してしまうな。

京極夏彦さんの『豆腐小僧』みたいに、江戸を舞台にしたほうが、
雰囲気が出たろう・・・と思うんですが、
これは京極さんファンのためだけの映画ではないし、
ああそうか、そうすると加藤が出せないしな。
やっぱりこれで良かったんでしょうね。楽しいことは楽しかったです。

『豆腐小僧』は、映画より舞台向きですかね。

妖怪が本当に有象無象、画面いっぱいに出てくるシーンがあるんです。
メイクとか凝っているので、じっくり1体1体を見たいんですが、
画面の切り替わりが早いので、ついていけない。
でも子ども達は、大量のものがごちゃごちゃになっている状態が嬉しいのか、
ものすごくはしゃいでいました。ああいうところで子どもは笑うんですねぇ・・・

あんなに和やかな映画館は初めてです。
(もっとも、いつも空いている映画館しか行ったことはないからだけれど。)
子ども達は、ほとんど文節区切りに、素早いツッコミ を繰り返していて、
それが場内に響き渡る。「次は○○になんねんでー」とかね・・・ネタバレしないでよ・・・。
親は注意しませんよね。少しは公共の場のマナーを教えた方がいいと思うのだが・・・。
よく、仲が良いのを“友達のような親”なんて言うけれど、
友達はいくらでも作られるんだから、親になってやれよと思うんですよ・・・。

まぁ笑い声が響いたりするのは楽しくていいなと思ったんですが、
「あれ宮迫やん」とか呼び捨てにするのは、気になりました。
宮迫さん 、と呼んで欲しい・・・

盆休みも折り返し地点
2005年08月12日 (金) | 編集 |
職場の映画仲間とお出かけ。
天王寺のアポロシネマで、15時30分の回の「妖怪大戦争」を見る予定で
13時過ぎにチケットカウンターに行ったら、満席 の赤い文字が・・・。
すごい!客の入る映画館もあるんですね!
結局、16時の回に決定、それまでショッピング。

同行者が誕生日プレゼントに渡す香水を買いに行くというので、
普段あまり訪れない高級化粧品売り場へ足を踏み入れました。
ある理由から資生堂しかもピエヌを愛用していて
他に浮気することってなかったんですよ。
でも暇だったので、ディオールのファンデーションを、
ちょっと手の甲に付けてみたところ。
・・・粒子の細かさ、滑らかな付け心地に仰天!
つい買ってしまいました。こういうのを衝動買いって言うんですね。
本とかDVDの場合は、どんなに大量に買って浪費しても、
衝動買いとは違うからなぁ・・・。

『亡国のイージス』の文庫本を購入。
単行本しか持っていなかったので、やはり文庫も欲しくなりました。
書店には700分の1スケールの“ミニいそかぜ”が展示してあって、
ローレライもイージスも平積みで、映画のポスターもチラシも置いてある。
「世界の艦船 亡国のイージス」仙石・渥美ヴァージョンも出てますね!
福井祭まっただ中という感じ。

本★アラン・アマー著/廣田明子=訳『フォト・ドキュメント ゲバラ』
2005年08月12日 (金) | 編集 |
本★アラン・アマー著/廣田明子=訳
 『フォト・ドキュメント ゲバラ』(原書房)2004.10.09

「世界のどこかで誰かが不正な目にあっていたら、
 それを感じることができるようになりなさい」
 (チェ・ゲバラが遺した子どもたちへの手紙より)

チェ・ゲバラは、キューバ革命の英雄と称えられています。
そもそもキューバ革命を知らず、“英雄”なんてうさんくさいと思っていたわたしが、
人気を博した「モーターサイクル・ダイアリーズ」の映画の前に知っていたのは、
彼のハンサムな顔ぐらい。
雑誌メンズノンノで特集が組まれていたことはあったが、あれを見て
どれだけの若い男性が、自分の問題として見ることが出来ただろうか?

後年、愛称の チェ で有名になる彼は、1928年7月14日、
アルゼンチンのロサリオという町で、5人兄弟の長子として誕生。
チェは2歳の頃から喘息の発作に苦しめられていたものの、
スポーツ万能(ただし冷たい水は喘息の発作を誘発するので苦手)、
頭も良く、母の影響もあってフランス文化に魅かれ、フランス語を習いました。
後に「凝ったフランス語の言い回しを使って話す」と言われているのは
ボードレールを愛読していたせいかと。

若き日の旅を通し、虐げられた人々の貧困を目の当たりにします。
そうしていつしか、搾取から逃れ自由を獲得するためには
武力闘争が唯一の解決法だという信念を持つようになります。

「・・・ゲリラ戦とは、圧制者に対する民衆全体の戦争である・・・」

しかしこういう、スポーツ万能で眉目秀麗、頭脳明晰という、
“何でも出来る人”というのは、頑張っても出来ない人がいるとか、
そもそも頑張ろうという意思のない人もいるというのが、
いまひとつ分かっていない。ような気がする。
というか妥協してくれないですね。

「社会主義を構築するためには、経済基盤だけでなく、
人間も変えなければならない・・・」というのが、チェの主張。
チェは自分にも他人にも厳しく、“自主的労働”の大切さを説きますが、
彼は革命の闘士であって、政治向きではないんですよね。
その倫理観と、率直な言動は、国民の絶大な人気を得たけれども
几帳面で厳格、ワーカホリックで、教師ぶる態度に、周囲の人間は離れていく。

アメリカの帝国主義的搾取に対して怒りを表明し、反旗を翻したものの、
ソ連をも敵に回す言動を行います。アジア・アフリカ経済セミナーで、
「ソ連と資本主義国との関係には、金儲け主義的な側面がある」と非難。
当時、絶大な権力を誇っていたソ連がそれを許すはずもなく。
外交問題は、こじれにこじれました。

当時の冷戦構造の中で、両大国に楯突こうなどと、
誰が考えるだろうか・・・・・・。
生真面目な理想家。傲慢で、ハンサムで、皮肉たっぷりな言動、情熱家。
カストロにとって同志だったチェは、家族を含めて特別待遇をされていたし、
こんな弟分は可愛くてしかたないとは思うけれど、持て余し気味になってきます。

彼は政界を追われ、やはり自分の生きる道は革命なのだと、
キューバを出て、余所でゲリラ戦の指揮をします。
彼はラテンアメリカのあちこちでゲリラ活動の準備をしており、
最終的には南米大陸全体の解放を構想していたそうです。

どうも彼は、才能がありすぎて、1人で何役もこなしてしまう。
幕末で喩えるなら、新選組の近藤と山南と土方の役を全部引き受けた感じ。
広く民衆のカリスマとなって支持を得たものの、
内部の裏切り者の処分には厳しく、それで恨みを買い、敵を作ってしまう。

チェは、あらゆるところから追われていました。
革命のためチェが派遣した使者たちは、キューバを出る前から
KGBによってCIAに通報されていたそうです。

つらいエピソードだなと思ったのは、彼が母親の死を知る瞬間。
チェは母親を慕っており、膨大な量の手紙をやり取りしていました。
しかし母の死を知ったのは、ゲリラ戦の最中のコンゴ密林。
それを報じるキューバ雑誌を目にした時だったそうです。
しばらくじっと座っていたかと思うと思い出話を始め、
いきなりアルゼンチンのタンゴを、泣き言を言うみたいに口ずさんだそうです。

享年39歳。
ボリビア南東部の小さな村で、8ヶ月の窮乏生活の後に処刑されました。
その遺体と瞳がキリストのようであったということで、
この本に、「赤いキリスト伝説」の副題が付いています。


以下、タカムラー的感想をば。
頭脳明晰、眉目秀麗。密林でゲリラ戦。裏切り者には厳しい。
新しい国の創造に燃えるところとか、
ちょっと李歐っぽいなー と思ったのは
わたしだけではないはず!(笑)
ま、李歐は主義がどうのという話ではなく、自分をギャングだと定義し
特技は“金儲け”だと言ってましたが。
これくらい目先が利いて、余裕のある人だったら、チェだって長生きしたろうが・・・。

ホーンブロワー
2005年08月12日 (金) | 編集 |
英国ドラマ「ホーンブロワー」続編の制作中止が
主演のヨアン・グリフィズ氏のインタビューから明らかになり、
ファンによるシリーズ続行嘆願運動が始まっています。

↓usHHfanさんのページ "HH FANS, TO ME!"(英語)にリンクしています。
more hornblower


↓BLANCAさんの"ホーンブロワーを救おう!"(日本語)にリンクしています。
more hornblower2


BLANCA様のホーンブロワーファンページ「順風満帆」から転載させて頂きました。
わたしはこちらのページを拝見して、DVDを買う気になったのです(笑)
後はもう雪崩るが如くハマりました・・・「順風満帆」は必見です→

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。