高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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ハッピーハロウィーン!
2005年10月31日 (月) | 編集 |
せっかくのハロウィーンなのに、風邪のぶり返しのため意気消沈気味です。
職場では明日から商品の値上げのため、価格表の変更やら何やら大忙し。
競合店との安売り合戦を繰り広げた後、共倒れになる前に独自路線への切り替えで、
今度は大幅値上げですよ。それを客に言う現場の人間の身にもなってくれ・・・。

今の楽しみは倉城。
『レディ・ジョーカー』は、本当に何度読んでも色褪せない小説で・・・!
そう言えば倉田も「田」が付く名字の人ですね。
合田、半田、倉田。
「合田」と「半田」の名前は意味深長と思ったのですが(笑)
でも倉田は加納に近いなぁ。あ、倉田も加納と面識がありますね、内部告発の件で。
あーそうか岡田の報復後とか・・・・・そうか!うわ!すごいなぁ。
お互い愚痴り合ってたら楽しいですね、加納は合田のことを、倉田は城山のことを。
一歩間違えれば、加納は倉田の二の舞ですし。
取り返しがつかない倉田は、もっと深刻か・・・。
加納は結局、転んでもただでは起きない策士ぶりを発揮して、
怪我の功名というか、雨降って地固まるというか、
あのラストは、加納の一人勝ちという気がします。
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本★あさのあつこ『福音の少年』
2005年10月30日 (日) | 編集 |
本★あさのあつこ『福音の少年』(角川書店)2005.7.25

あさのさんの小説は、現実のような、そうでないような、
ちょっと不思議な感じがありますよね。それが魅力。
『No.6』みたいな架空の都市を扱ったものでなくて、
むしろ、普通の現代社会を舞台にした小説のほうが、
現実とは薄皮一枚を隔てている感じ。なんでだろう。単なる印象なんですが。
これは、どんな風に決着を付けるのだろうと、それが気がかりでした。

図書室で柏木が永見に「人殺しの目ぇしてたぜ」と言い、怒った永見が柏木を殴り、
よろめいた柏木が書棚にぶつかった時に落ちてきた本が、
フォークナーの『八月の光』。
これは水沢裕之のお気に入りで、この小説の「どこが好きか」と訊かれた際に
“孤児院を出て養父に育てられ、それを殴り倒して出奔する
 ジョー・クリスマスの物語と、即座に答えた”
       <高村薫『マークスの山 下巻』P.82(講談社文庫)>
『八月の光』をちゃんと読まなければという気になりました・・・。


藍子の、永見への気持ちが重いです。

「わたしを見て。わたしだけをちゃんと見て。
 わたしから、目を離さないで。愛しているから、こんなに愛しているのだから」

これを全身で表現されたら、そりゃ引きます・・・。

それに対する永見の感想。

「本気の想いは、面倒だ。纏わりつく。束縛する。結び付きたがる。囲い込もうとする」

藍子より永見のほうに感情移入できるのって、
やっぱりちょっと問題なのかしら。女としては。

郵政民営化
2005年10月29日 (土) | 編集 |
過疎地への郵便配達のことだけを取り上げて、
郵政民営化に反対する番組を見て、ちょっと気になりました。

民営化して過疎地への配達を止めたり、
極端に費用が跳ね上がるなんてことは、当面ないと思うんですが。

少なくとも、民営化していきなり、過疎地への配達は打ち切りますなんて
そういう、企業イメージを貶めるような発想は、民間企業なら持ち得ない。
多少負担があっても、広告費の一部を割いて、
「民営化したけど、こんな過疎地にも届けてます!」という宣伝をすれば、
企業のイメージアップに繋がるし、それこそが広告であって、
狡知に長けた民間企業らしい戦略だと思う。

本当の問題は、過疎地への配達という、分かりやすい末端の話ではなく、
何百兆円とある郵便貯金の運用方法の問題だったり、
職員の不正行為で被った被害の補填問題だったり、
(これは民間になってもあるでしょうが・・・平成16年度の発表で、
 平成15年度の職員不正による損害額が、全国で約3億199万円、
 会計検査院の監査結果でそれは、やっぱりちょっと多すぎるのではないかと)
業績に関係なく一定額が支払われる公務員の給与や退職金の問題だったり、
メルパルクなど郵貯施設の業績低迷や、天下り先になっている問題だったり、
そういう、一見して目に触れにくい部分での問題だと思うんですよね。
別に、過疎地への配達が、日本郵政公社を逼迫させているわけじゃないと。

目につきやすく情に訴えやすい過疎地への配達だけクローズアップして、
お涙頂戴みたいな、そういう報道番組には、ちょっと反発を感じます。
それより、民営化した時もこういう過疎地に配達できるよう
マスコミの力で働きかけます、くらいのスタンスを持って欲しいなぁ。


ところで、最近知った驚愕の事実。

「郵便貯金の利用は、法律により1 人1,000万円までとなっています」

だそうです。ご存じでしたか?!
確かにわたしは(残念ながらそんなにお金がなくて)預けてないけれども、
ばりばり働いて稼いでいらしゃる方なら、それくらいある人は多いんじゃないですか。
そんな違法な貯金者は、実際に198万人、いるそうです。
おいおい、それじゃ法律に何の意味もないじゃん・・・。
この法律がなぜあるかも分からないけれど(意味はあるんでしょうねきっと)
違反と知りながら放置しておくのは、さすがお役所という感じですけどね。

“目が〒マークの「ゆうすけ」”というコピーに、目が釘付けになりました。
郵便番号検索ページ「ゆうすけ」、いい名前ですね・・・。

タカムラー街道をゆく
2005年10月28日 (金) | 編集 |
しばらく会社を休んでいて、久しぶりに行って、また明日は休みなので、
時ならぬゴールデンウィークです(笑)とはいえ殆ど寝てましたが。

『新リア王』は新聞掲載時のものと、どう変わったのかチェックしていきたいんですが
ちょっとまだ時間が・・・ううむ。あれが削除されていたらどうしよう・・・。
基本的に政治の(というか政治家の)話で、おカタイ内容ですが、
人物描写などに使われる比喩表現が、さすが高村さん!というユニークさで
たまに突っ伏して笑いを堪えたりしてます。

以前、『新リア王』が三部構成なのかと思っていたんですが、
そうではなくて、『晴子情歌』が第1部『新リア王』が第2部ということなのでしょうか。
で、次が問題の第3部?
続きもので言うと、ハリポタは最終回への関心をほぼ失っているんですが
(まぁでもスネイプ教授がどうなるのかは気になるけれど)
この、この、次の第3部を読むまでは死ねない!
それまでは何度でも合田三部作を読み返し、李歐も黄金も神の火も読み返して
生きる気力を得ていきたいと・・・ああでも幸せだなー

再読でも再々読でも味のあるのが高村作品です。
『レディ・ジョーカー』って、泣く小説ではないと思っていたけれど
(泣く小説の例としては、福井晴敏さんの『終戦のローレライ』とか)
今回は泣いてしまいましたよー・・・倉田さん で。
日之出ビール株式会社、ビール事業本部長兼取締役副社長の、倉田誠吾。
倉田さんの心境をいろいろ考えるともう・・・。
日之出祭やりましょう! 倉田-城山ラインのファンを増やすぞ(笑)

祝!『新リア王』発行!!!
2005年10月27日 (木) | 編集 |
!『新リア王』発行。

体調を崩していたのですが、出来る限り本は本屋で買いたいので、
昼過ぎになってようようベッドから這い出し、出かけました。

書店の特等席に、平積みで並んでいる本に手を差し出し、
“大好きな作家さんの、待ちに待った新刊”を手に取る、この喜び。 

装丁、紙の重さ、本の厚み、活字の書体、大きさ、インクの加減、
匂い、それらが溶け合って本全体から発する雰囲気。

味わいながら、ためつすがめつ眺めています。
一生の間で、こんな幸福な瞬間が、この先何度あることだろうか・・・。

死んでからも読みたい本
2005年10月23日 (日) | 編集 |
レディ・ジョーカー』を、読み返しています。
もう何度も読んでいるのに、毎回新しい引っかかりがあって、驚かされます。
“棺に入れたい本”ですが、まぁ本当に、死んでからも読みたい本ですよ・・・。

遅ればせながら、映画「レディ・ジョーカー」のDVDを買いました。
(もちろんusedではなく。
 ただ、期待していた高村先生のインタビューがなくて残念だったな)
やっぱり、ファンが買わないと誰が買うのだ!と思って。

こんなに原作の影響を多大に受けているわたしですが、
意外に、映画の影響を受けていた部分もありました。

レディ・ジョーカーのメンバーに関しては、
映画でもよく描かれているよなって思っていたんですが、
やっぱり、映画用の設定になっていますよね。

映画で、松戸陽吉ことヨウちゃんを演じるのは、加藤晴彦さん。
茶髪にピアス、というイマドキの若者なのに、全然スレてなくて、
飄々とした優しさで物井やレディに接する、好感の持てる青年。

でも、初めて映画を見た時は、
「あれ、ヨウちゃんって、こういう人だったっけ」という違和感があった。
それをしばらくして忘れてしまい、最近では、ヨウちゃんのイメージが、
加藤晴彦さんに合わせて、微妙に変化してしまっていたようです。
で、原作を読み返して、そうだったよ!と、思った次第。

原作のヨウちゃんは、工場で2本の指先を失う事故に遭った後、
その過失を犯した同僚を呼び出して殴ろうとしたけれど、
殴るのが面倒になり、放火をして帰ってきた、と、淡々と語るような人。
頭に砂を詰めたいという放言で、物井に考え込ませる若者でもある。

・・・容易に感情移入できるような青年ではなかった・・・。

犯行グループであるレディ・ジョーカーのメンバーに、
観客が感情移入しやすいよう個性が作り変えられた結果、
アクが抜けたんですね。
高村キャラ独特の、隠微さとか、境界線上にいるような危うさとか脆さとか、
そこを突き抜けた陽気さとか、そういうのが、失われてしまっていたなと。

映画のどこがどう悪いってところはなくて(合田の年齢設定を除く)、
「無難にまとめたな」というイメージは、DVDで再見してからも変わりません。

高村作品の良さは、無難じゃないとこなんですよ。
特に合田雄一郎は、あの、度肝を抜く不可解さがイイと思うんですよ。
行動も思考も、何をどうしたらそうなるのか、
常人には、とうてい計り知れないものを感じるんですよ。
「君は未来の人殺しだ」と答案用紙の裏に書いて友達に渡したり、
ドーナツ製造器の絵を一心に描いていたという、少年時代から・・・。

『新リア王』発売日決定
2005年10月22日 (土) | 編集 |
高村薫さんの『新リア王』上下巻、各1995円。
10月27日、木曜日 ←新潮社の告知
(わたしの定休日というのは運命を感じます(笑)
 わざわざ休みを取らずに済んだ・・・)

新潮社さまのサイトは→こちら

しかしこの発売日、amazonでは26日、ビーケーワンでは25日、
なぜか錯綜しています・・・。出版元の新潮社が正解なはずですが、
予約注文を受けるところは、予告した当日に届かなければ
信用に関わりますし、大丈夫なんでしょうか。

映画★「キス★キス★バン★バン」
2005年10月21日 (金) | 編集 |
映画★「キス★キス★バン★バン

007のジェームズ・ボンドを気取る殺し屋が、
自分のせり出してきた腹や、射撃の腕前、咄嗟の行動に、
老いを感じて引退宣言をしたところ、仲間の殺し屋連中に
口封じのため消されそうになる・・・というお話。

長年の殺し屋生活で捨ててしまった何かを、
父親に軟禁生活を余儀なくされている、33歳のババという男性が
気づかせてくれたりします。

殺し屋稼業、拳銃の撃ち合い、そんなハードな世界なんですが、
シリアスになり過ぎず、過度でない哀愁が漂う物語です。

引退する殺し屋フィリックスの役を、ステラン・スカルスガルド。
(「グッド・ウィル・ハンティング」「ドッグヴィル」「キングアーサー」出演)
ステランに育てられた若い殺し屋ジミー役に、ポール・ベタニー。
これはもう、すごい良い役ですねポール!
師弟もの好きな方には、ぜひ。

HPは→こちら

秋たけなわ
2005年10月21日 (金) | 編集 |
赤とんぼ

職場の近くにいた赤とんぼ。

秋ですね~~~

DVD「亡国のイージス」発売日決定。
2005年10月21日 (金) | 編集 |
DVD「亡国のイージス」発売が決定しましたね!
元旦ですよ。
密林、発売日に届けてくれるのかな・・・?

バージョンは3タイプ。
通常版、3990円。
プレミアム・エディション、6300円。
コレクターズBOX、10290円。

・・・やっぱりコレクターズBOXかな!
何が見たいって、特典映像の↓これ。

   ●リアルに迫る!自衛隊全面協力
    横須賀基地―護衛艦/三沢基地―F2/館山基地―ヘリコプター
    江田島―先任伍長
    勝地 涼 下総体験入校
    海上自衛隊 撮影資料映像集

如月行役の勝地さんは、菊政克美役の森岡龍さんと
一緒に体験入隊したらしいので、そんなほのぼのシーンも
見られるのではないかと(希望)。

体験入隊っていうと三島由紀夫のイメージしかないんだけど、
誰でも出来るんでしょうかね、一定レベルの能力さえあれば。

池を眺めて過ごす休日
2005年10月20日 (木) | 編集 |
大乗院庭園から見た奈良ホテル

いい陽気につられて、散歩に行ってきました。
日本ナショナルトラスト指定の庭園と、近代建築のホテル。
池には鴨や白鷺がいて、兄弟鴨が楽しそうに遊んでいたりする、
のんびりした場所です。

本★大半寒男『ネイビーブルー77』
2005年10月19日 (水) | 編集 |
本★大半寒男『ネイビーブルー77』(早稲田出版)2005.8.27
『ネイビーブルー77』
マタニティブルーとかマリッジブルーとかの親類ではありません。
この表紙がいいですよね。普通なら自己啓発本の類は買わないんですが、
この場合は、海上自衛隊のことが分かりそうなので、つい。
各項目毎に、川柳が詠まれているのも面白いです。
例えば「いつまでも 同期の葉桜 姥桜」。

公務員は転勤や配置換えの多さが特徴ですが、
海自の場合も、22歳で一般幹部候補生として入隊してから、
55歳で定年するまでの33年間に、20回は転勤するそうです。
初級幹部は1年毎、中級幹部は1年半毎、
二佐以上になって初めて2年毎の周期になるそうな。
検事さんの2年でも多い~と思いましたが、それ以上なんですね!
そりゃ大変だ・・・

ネーミングセンスの違い
2005年10月18日 (火) | 編集 |
通常業務の後のホームページ作製委員会の会議。
これでファイナルなはずなんですが、ファイナル1とかファイナル2とか
続きそうな予感が。ほとんどは男性1人が仕切っているので、
わたし達が口出しする必要は、何もないんですが。

キャラの名前ひとつ決めるにも、数人寄って各自が好みを主張したら、
統一性がないし・・・。基本的にみんな素直で、
ペンギンを「ペンちゃん」とか、うさぎを「うさ子」とか、そういうネーミングなんですよ!
わたし和名が好きなんで・・・属性男なら、新右衛門とか三蔵とか、
そういう名前かっこいいなぁと思うんですが、
そういう名前かっこいいと思っているのは、わたしだけだった・・・。
ゾウの三蔵(いちお韻を踏んでいる)、いいと思いませんか!
で、近所の寺を案内してくれるんだよ(笑)

本★黒川博行『国境』
2005年10月18日 (火) | 編集 |
本★黒川博行『国境』(講談社文庫)2003.10.15

『疫病神』(わたしは未読)の続編。スピード感のあるハードボイルド。
主人公の二宮は、頼りない優男のイメージがある建設コンサルタント。
ギャンブル好きな性質で、“手本引きやサイ本引きには
脳髄がひりひりするようなスリルと高揚感がある”と思っている。
彼とコンビを組んで活躍するのが、二蝶会幹部の桑原。
身だしなみに気を付ける(でも外見は仙石風だと思う(笑))一匹狼のヤクザ。
ちなみに香水はエゴイスト。

この桑原がかっこいいんですね。やることなすこと喋ること。

 「国が国であるための根本はなんや。国境を守ることでも法を守ることでもない。
  国民の命を守ることやないけ。」

全財産を出すから許してくれと泣きつく男に、

 「詐欺師にそういう言葉は似合わんな。
  財産というのは堅気がまじめにこつこつ働いて貯めた金や不動産のこというんじゃ」

出てくる地名がものすごく身近なものばかりで、余計に楽しめました。

「納得する必要はない。辛いことが、辛くなくなることはない。自分の腹に収める場所を見つけるだけだ」by加納祐介
2005年10月17日 (月) | 編集 |
仕事帰りに英会話。
数日前、イギリス人女性の英会話講師の左腕手首に、
真新しいリストカット跡を見つけました。
簡単なスペルを間違えるわ、かなりハイだわ、大丈夫なんだろうかと思いつつ、
だからってどうしようもなくて、つたない英語で何か言えるわけでもなく、
そのまま・・・だったんですけれど、今日会ったら、落ち着いていました。
よかった。

気になる映画・・・「青い棘」。HPはこちら
「グッバイ・レーニン!」のダニエル・ブリュールが出演。
大阪での公開は来年2月中旬ということなんですが、東京はもう少し早そうです。
映画「青い棘」

 男2人と拳銃
『李歐』然り、『COMBINATION』然り(続さんは持ってないけど)、
『インファナル・アフェア』然り、『処刑人』然り。
なぜこのモチーフは、人々を魅きつけるんでしょうか?

雑誌★「Newton 10月号 特集:水」
2005年10月17日 (月) | 編集 |
雑誌★「Newton 10月号 特集:水

感想を書くのは今更・・・なんですが。
水の特集に魅かれて購入しました。
HN(みなわ=水沫)で示す通り、水が好きです。

この夏も、熱中症で何人かが命を落としましたが、
植物は、直射日光を長時間浴びても、熱くなりすぎることはないが、
それって不思議じゃないか?という記事を読んで、
あぁ、そういえばそうだよなぁ・・・と、そんな単純な事実に気づいて
今更ながら驚きました。
そうですよね。
細胞が死んだり燃えたり溶けたり自然発火したり、しないですよね植物は。

植物は、葉の裏にある気孔を開閉して、体内の水を水蒸気としつ空気中に放出する
「蒸散」を行っているから、だそうです。そういえば理科の教科書に書いてあった・・・。
水は水蒸気になる際に、蒸発熱として植物の熱を奪うので、
人間のように熱中症になったりはしない。

“ヒトがいとも簡単に熱中症にかかってしまうことを考えれば、
 植物の放熱のしくみが、いかに優れているかがわかる。”

本当に、そうですよねー。すごいよ葉っぱ。
ただ人間も、汗をかいて体温を調節する機能はあるので、
それをフルに活用すれば、この温暖化に耐えられる人間が誕生するやも?

あと、不気味だなと思ったのが或る恐竜のCGです。
ミクロプラトル・グイという学名を持つ、
1億3000万~1億2500万年前にいたと言われている恐竜。
なんと、4本の脚すべてが翼になっている小型肉食動物。
後ろ脚の翼って、不気味! ゲームキャラ(モンスター)にいいすね。
わたしはFFXのビーカネル砂漠に出てくる怪鳥が苦手で・・・。

ミナミを散歩
2005年10月16日 (日) | 編集 |
休み。
来週の法事に行けないので、一足早く親戚宅へ挨拶をしに行きました。
日曜ということもあり、鶴橋のコリアンタウンは賑わっていました。
迷路のような商店街を、くぐり抜けて歩きます。
今まで気になって仕方なかったアパートの扉が、今日は開いていました!
外観は、昔の小学校の校舎をそのまま使っているような古いコンクリートで、
中は、やはり、ミニ小学校のような風情。
たぶん風呂ナシ・共同トイレなんでしょうね。いや便所と呼ぶに相応しいような。
「あなたはもう忘れたかしら 赤い手ぬぐいマフラーにして~♪」という
「神田川」が聞こえてきそうなアパートです。
李歐がこの界隈で姿を隠すなら、きっと、こういう場所!と思う。
朝起きたら洗面所で李歐が歯磨きをしていて、目で一彰に挨拶して、
勢いよく口をすすいだ後に「ニーハオ!」って笑うんですよ。
「今朝も味噌汁かな」とか言いながらねえ・・・いいなあ。
ま、この界隈なら、李歐ではなくて、モモさんなんだよなぁ。
ハングル書いてあるからなぁ。

親戚宅にいる猫を撫でまわして噛まれたりしつつ、
近鉄に乗って日本橋へ。父の希望で馬券売り場へ行きます。
昼間も客引きしているような、アラレもない女性の写真が飾ってあるような
風俗店が立ち並ぶ中を歩いていくんですが、父はいっこうにお構いなし。
まぁこういう所は、女性一人では歩きにくいので良い経験になりますが、
周囲から見ると「お早い出勤で」という感じかもしれない・・・。

その後、先月オープンした心斎橋そごうへ。
大阪のデパートは、難波の高島屋も、高麗橋の三越(取り壊されたけど)も、
増築を重ねてきただけあって、天井は低いわ、店舗の並びが分かりにくいわ、
ごちゃごちゃしたイメージがあって、そこらへんが神戸や京都のデパートと違うんですよね。
心斎橋そごうは、すっきり、きれいに生まれ変わってました。

年金生活者の年代をターゲットにしているだけあって、和モノ雑貨は充実しています。
テレビでも取り上げられている「心祭橋筋商店街」は、とても雰囲気が良かった。
江戸東京博物館を商店にしたような感じですね。時代は昭和ですが。
これでもう少し客が少なければなーと(笑) 人混みに疲れました。
丸善は、書籍数では劣るものの、文具や趣味の品々の展示方法が凝っています。
まぁ本の品揃えは、土地柄なのかも知れませんが・・・。
京都は大学の関係者が多いから、映画館と一緒のビルにあるような本屋でも、
カタイのから柔らかいのまで、それなりに多彩な品揃えなんですよね。
丸善は、京都河原町店が閉店したけれど、大阪では頑張ってますよねー。
今日は新書2冊を購入。
山本博文さんの新刊を見つけて狂喜乱舞です。『男の嫉妬 武士道の論理と心理』。

本、読まない買わない持ち込ませない運動をやらないといけないな、と
危機感を感じつつ、最近買うのに歯止めがきかなくなってきている・・・!

秋雨
2005年10月15日 (土) | 編集 |
雨続きですね。よくもこんなに続くものだ!
体調を崩して、最近10時間くらい寝てます。昨日の就寝時間は10時半でした。
早く寝ると、ちゃんと夢を見るんです。それも、2時間くらいの仮眠でも見ます。
昨日見たのは、友達とテーマパークのような場所にいたら鞄を失くすという夢。
さっき見た夢は、神戸まで映画を見に行こうとしている夢でした。
でも経営難で映画館周辺のビルが廃墟と化しているの。
さっきまで読んでいた本に明らかに影響されているんですが、
それにしても、すごく、海と映画と廃墟が見たかったんだろうな~~~。

和モノ雑貨をネットで探していたら、結構あることが判明。
でも梵字や漢字って、どうしてその筋系の雰囲気になってしまうんでしょう?
トレーナーだったりすると余計に。
ダークスーツの胸元に小さく梵字がプリントされていたりするのはないんですか。
・・・いつも自分では着られない服ばかり夢見てます・・・

伊賀流忍者店」さんのサイトが面白かったです。棒手裏剣いいなー。
なかでもこの、『BLEACH』の死覇装
背後から見ると、帯が白、着物が黒というデザインの関係で
ものすごくウエストが細く見える。すごい!上手い!
しかし一護はただでさえ華奢っぽいのに、こんなの着たら腰細すぎないか。
衣装のキャッチコピーが「これでキミも死神の仲間入りだ!!!」です。

映画★「ローレライ」DVD特典
2005年10月14日 (金) | 編集 |
映画★「ローレライ」↓美麗ピクチャーディスク。
ローレライ

未公開シーン集がとても良かった。
これでやっと、いろいろなことが、腑に落ちました。
やっぱり映画って、制約が多いんですよね。時間とか、流れとか。
それで泣く泣くカットっていうことになるんだろうなぁ・・・。

折笠の幼年時代回想のシーンで、いきなり1人で画板を抱えて走って行って
誰も知らない秘密の場所のような、草原に座ってスケッチするところが、
なんでそんな孤独なんだ折笠?と、いぶかしく思っていましたが、
あれの前に、カットされたシーンがあったんです。
母親(美人!)が前を歩いていて、その後ろ姿を折笠が懸命に追うんですが、
彼女は、折笠を見返りもせず、愛人に会いに行ってしまう。
母親ではなく、一人の女の顔をして。
それで折笠は孤独感を抱えていたのね・・・。

それからこれも唐突の感があった、清永の野球のボール
ちゃんと伏線があったんですね。
あれはカットしないほうが・・・。
しかも、清永のために慟哭する折笠の姿もカットされてしまっていたとは!
あれはカットしないほうが・・・。

それから、大和田通信所のシーンで、ガンダムの富野由悠季さんや
劇団☆新感線の皆さんがカメオ出演されていたとは。知らなかったです。

ロールナンバー集も、現場の雰囲気が伝わってきてとても楽しかったなぁ。
イージスのDVDも楽しみです!!!

ロックミュージカル『ブリーチ』
2005年10月14日 (金) | 編集 |
最近になって、8月末に、ロックミュージカル『ブリーチ』があったことを知りました。
少年ジャンプで連載している漫画「BLEACH」のミュージカル化です。
ロックミュージカル・・・初めて聴く単語。
タンゴミュージカルとか、ジャズミュージカルとか、
これならいろいろなバージョンが出来そうですね!
俳優さんは、「テニスの王子様」のミュージカルで活躍していた前メンバーも参加。
恋次が桃城だよ!ギンが大石っすよ!土屋さんはサンジもやっていよな・・・。
どこに行くのか少年ジャンプ。
もう明らかに少年向けじゃない気がするよ・・・。
好評だったのか、また上演されるようです。

大阪公演は、2006年1月5日(木)~8日(日)
東京公演は、2006年1月14日(土)~19日(木)
テニプリのミュージカルと日程的に重ならないところが、さすが。
ちなみに、海沿いのお祭りとも重ならないようにしないといけないですよ。
詳しくはこちらへ。

休日に古文書を読む
2005年10月13日 (木) | 編集 |
スタバで休憩中、後ろのカップルの男性が話していた衝撃の一言。

「郵便局て、他人のお金扱うとこやんかぁ、
 やったあかんよーって言うねんけど、
 やってる奴けっこうおんねやん、使い込み

おい!
やってんのかよ!

その男性は、相手の若い女性に、
郵政民営化について熱く語っておられました。

学歴には関係なく局長まで上りつめることが出来るので、実力主義の世界だとか。
それで民営化を視野に入れて、入って来ている若い人もいるとか。

スタバで、そんな濃い話をしないほうがいいと思うよ・・・


今日は古文書の講座。
平家物語「敦盛最期」も終盤、とうとう美少年の敦盛に
熊谷直実が手をかけるシーンです。

  くまがへ(熊谷)あまりにいとおしくて 
  いづくに刀を立べしとも覚えず
  目もくれ 心消えはて 前後不覚におぼえけれども
  さてしも有べき事ならねば なくなく首をぞ かいてける

なんちゅーか、戦とはそういうものじゃないのか???
どんなに容姿端麗でも技芸に秀でていても、敵は敵。
たまたま敦盛が美青年だったっていうだけで、
どこを斬っていいかも分からないなんて、そんなことあるのか。

敦盛は笛の名手で、今朝、戦の始まる直前にも、
平家の陣営で、優雅に管弦の演奏をしていました。


  是(敦盛が持っていた笛)を取て大将軍の御見参に入たりければ
  見る人 涙をながしけり。

ええ?!義経も泣いてますよ!

戦の前にきれいな音色が聞こえていたが、それがこの美青年の
吹く笛の音だったのか・・・みたいな感慨って、どうなの。
平家のアイドルを殺してしまったことで、源氏の勝利が確実に・・・?

熊谷直実は、これを機会に出家してしまいますが、
これ、反戦モノですよね、軍記なのに(笑)

内戦の禍根って、とても大きいものだと思います。
家族で、もしくは近所で、敵と味方に分かれてしまう。
同じ言語を話し、同じ土地に住み、同じ顔立ちをしている相手と
殺し合いをしないといけない。今住んでいる所が戦場になる。
そういう内乱は、今では想像できないんだけど、
明治維新までは、そういうのが戦争だったわけだからな・・・。

肩凝り寝過ぎ悪天候に陰鬱な夢
2005年10月12日 (水) | 編集 |
終業が19時。その後すぐに英会話教室に駆け込み、2時間。
その後に質素な晩ご飯。
さすがに、ここまで詰め込むと、ストレスたまりますね。
深夜のネットショッピングで発散・・・DVDばっかりですが。
レンタルで見ても結局は買ってしまうのだなぁ・・・。
ポール・ベタニーとウィレム・デフォーが共演した「仮面の真実」も出てたんですね。
ガエル・ガルシア・ベルナルの「バッド・エデュケーション」を予約。
映画の「皇帝ペンギン」は、なぜDVDタイトルが「ペンギン物語」なんですか?!

久々に見た夢が、デパート(ショッピングビル)の夢でした。
子どもの頃から、デパートの夢をよく見ます。そんなに物欲あるのか?(笑)

今日見た夢は、夢らしくシュールでした。
エレベータに乗ろうとしたら、ドアは開くんだけど、その先に乗る箱がなくて、
ただ暗闇が広がっているだけ。どうしていいか分からないままに
1歩踏み出したら、足がちゃんと地面につく。
そうして辿り着いた階では、お化け屋敷のような、幽霊のいる暗鬱な場所に行って
他に人のいない状態で、静かに見てまわるというものでした。
後輩は、正夢をよく見るというのですが、わたしの夢は現実的じゃないからな・・・。

会議は踊る。
2005年10月11日 (火) | 編集 |
通常業務の後に会議。
上司が視察に行っただけで、社の方針が180度転換されてしまいました!
影響され過ぎっすよ・・・。

さて、映画関係の話題。
“僕たちの夏休みは、20年後も続くと信じていた---”というコピーが印象的な、
ロード・オブ・ドッグタウン」が見たいなー。12月からですか。行けるかなぁ。
ヒース・レジャーが出ますよ。「エレファント」の主役の男の子も。HPはこちら

MovieWalkerの「ゴシップ&ニュース」に出た、マットとベンの記事が面白かった。
ベン・アフレックは、極秘結婚を成立させるため、大親友のマット・デイモンを
結婚式に呼ばなかったのですが(仲違いしたわけではなかったのね)、
その穴埋めのためか、ベンの妻の第一子出産時に、マットにも立ち会って欲しいと
そんなことを言っているらしいです。産むほうには傍迷惑だろう。
どこまで本当なのか知りませんが、信憑性があるところがコワイ。
記事はこちら

ウィスキー「謎2005 ~AEGIS~」
2005年10月10日 (月) | 編集 |
サントリーから、「謎2005 ~AEGIS~」出ましたね。HPはこちら
“フルーティで甘いお菓子を連想させる香り”なんだそうですが、
それ全然、小説のイメージに合ってないじゃないですか(笑)
まぁ宮津艦長がそうなのかも(暴言)。

これで酒盛りしたいですしたいですしたいです!>たじさん

でもウィスキーと言えば、合田雄一郎さん。
文庫版『マークスの山 下巻』を読んでいて、いつも不思議に思うのが、
合田の家なのに、加納が(さも当然のごとく)風呂を沸かしているシーンです。
赤羽なのに。

合田夫妻離婚後の義兄弟の接触は、
○マークスの頃は、手紙だけ。
○照柿の頃は、本人不在の時にだけ訪問。
○レディ・ジョーカーの頃になって、本人在宅中に足繁く通う。
と、こういう風に、策士加納の作戦を読み取っていたんです、単行本の時は。

でも、文庫になって、そこらへんの原則が崩れて、より親密さが増したのかな、
と、思いました。まぁこんなの、加納祐介の胸先三寸なんですが。
涙ぐましいよ加納。

本★麻生幾『宣戦布告 上 加筆完全版』
2005年10月10日 (月) | 編集 |
本★麻生幾『宣戦布告 上 加筆完全版』(講談社文庫)2001.3.15

敦賀沖に某国の潜水艦が漂着し、特殊部隊11名が潜入。
その後の政府の混迷ぶりを描いた小説。
フィクションです。実在の人物、団体、国家とは一切関係はありません。

それにしても、政府にはいろんなお役人がいて、
物事一つ決めるのにも、いろいろ厄介なんだなぁと思いましたよ・・・。
(それは郵政民営化ひとつ取ってもそうなんですが)

まず、何か怪しい事態があって、現場の自衛官がそれをキャッチする。
その情報が、海上幕僚監部に報告され、防衛庁事務次官に上がって、
この小説の場合は、そこから官房長官と総理に伝達されています。
未曾有の危機に際して情報伝達が遅れたことに対する怒りで、官房長官が一喝。
「海上自衛隊はいったいどこの軍隊なんだ」
まーさーしーく。

ここに出てくる諸橋総理もなかなかいいんですよね。
「原発へのテロがミッションとして与えられていたとすれば、
 事態はきわめて憂慮すべきレベルだと考えられます」
と言う宇佐美警察庁長官に
「恐ろしいことを言うなよ。マスコミには絶対そんな言葉を使うなよ」
と、へなへな砕けてる様子が・・・。

そんな諸橋総理大臣も、事態が深刻化してくれば、腹をくくります。
「皆それぞれ自分のメリットになる方向を見て、自衛隊出動を政争の具にしてる。
 一体、国のことを真剣に心配しているヤツはどこにいるんだ?」
内閣情報官の瀬川は、諸橋のことを、こう↓評価。
“おそらく、いま日本の将来だけを真剣に考えているのは、数字にやたら明るく、
 軍事オタクで、坊ちゃん育ちで単純な、目の前の男ひとりしかいないのではないか”

決断を下す立場の人は、大変ですよね。
事態がどっちに転んだって、どこからか批判は受けるだろうし、
蚊帳の外から、足を引っ張る人間はたくさんいるし。

本★麻生幾『宣戦布告 下 加筆完全版』
2005年10月10日 (月) | 編集 |
本★麻生幾『宣戦布告 下 加筆完全版』(講談社文庫)2001.3.15

印象に残ったシーン。

知らずに機密情報を渡していた、ある高官に
「かわいそうな奴だ、君も。総理はな、依願退職でいい、とおっしゃっている。
 こんな国、世界を見渡してもないぞ。アメリカだったら何十年も刑務所だ。
 イラクだったら間違いなく銃殺刑だろうよ。それだけでも感謝しろ」

日本の場合は、機密情報の漏洩に甘いというだけではなく、
知らずに犯した罪に対しては、その結果、甚大な被害を引き起こしたとしても、
「まぁまぁ彼も被害者なんだから」みたいな同情票が多く、処分が甘いような。
家族を人質に取られたり、何かの弱みを握られていた場合も、同様に。
そういう国民性ではないかと。

「血の教訓は日本人には向かないのか」という質問に対して、
「しょせん、日本人はアングロサクソン系の民族ではないから、という学者もいます。
 今年が凶作でも一年待てば豊作になる。そう考える国民です」

なるほど・・・。

本★ダグラス・リーマン『巡洋戦艦リライアント』
2005年10月09日 (日) | 編集 |
本★ダグラス・リーマン『巡洋戦艦リライアント』(ハヤカワ文庫)1998.5.31

時代は第2次世界大戦、主役はイギリス艦リライアント。
主人公は艦長なんですが、前の乗艦を敵に沈められ、
生存者8名の中で生き残った経験があり、ちょっと情緒不安定。
リライアントの乗員は、ニュージーランドやスコットランド、カナダ等
幅広い地域から徴収されてきた新米水兵も多い。

戦闘機のパイロットであるレイナーも、他所から配属された1人。
不安を胸いっぱいに詰めて、艦に乗り込んだ最初の日、
彼は自分の機体を目にして、深く心を動かされるます。
それというのも、彼の操縦機の外側に、整備兵の誰かが、
深紅のメイプルリーフを、ペンキで描いておいてくれたから・・・。

外国から来る仲間に対して、彼の国の文化を受け入れるというメッセージ。
それほど温かいもてなしはないだろうなと思いました。

描いた整備兵も、特に名乗りはしない。気に入られようと思ってやったことではない、
相手の国の文化を尊重し、受け入れ、共に仲間として戦おうという・・・
そういう艦の、物語です。

著者のダグラス・リーマン氏は、
ボライソーシリーズを書いたアレグザンダー・ケント氏の別名です。

本★北海道新聞取材班編『日本警察と裏金 底なしの腐敗』
2005年10月09日 (日) | 編集 |
本★北海道新聞取材班編『日本警察と裏金 底なしの腐敗』(講談社文庫)2005.4.15

2001年度の新聞協会賞を受賞した記者の言葉が印象的でした。

「新聞はカッターで切ったら、血がしたたり落ちるような
 生きた紙面でないといけない」

記者とは何か、新聞とは何かを真摯に考えている姿勢に、
こちらも襟を正される思いがしました。

  “なんのために新聞記者をしているのか。
   何時間後かに発表されることを他社より先に書いて
   特ダネだと自己満足することか。”

には、テレビやインターネットという高速報道メディアの登場を期に、
新聞の在り方を、再定義しようという試みが。

警察の捜査ミスが疑われた或る事件で、記者が供述調書通りに被告の足跡をたどると、
途中で、車が入れない細道に行きあたったそうです。
調書では、ここで被疑者は被害者を車で追跡、乗せたことになっているんですが。

時間をかけた地道な事件報道。
それが警察には出来ないことであり、ネット新聞にも出来ないことであり、
ジャーナリストとしての、本来の在り方なんだと思います。

今まで、警察の不祥事があまり明るみに出なかったことの反省も。

  “県警とのつきあいが長くなり、記者としての軸足が読者より県警幹部に偏っている”
  “県警にとって都合のいいことを書くメディアは「信頼に足り」、
   逆に事実であっても都合の悪いことを書くメディアは「信頼がない」と切り捨て、
   いっさいの情報を提供しない。”

しかし、そんな幹部の対応を腹立たしく思ったのは、
記者だけではなかったんです。

  “あまりの幹部の対応のひどさに、
   取材班の記者に同情する現場警察官も増えはじめていた。
   これまで話もしたことがない警察官から「頑張れよ」と
   声をかけられた。
   「おまえたちが筆を折る必要はまるでない。悪いのは県警だ」
   「とにかく書きつづけろ。そうでないと、この組織は腐ったままだ」”

これはちょっと追ってみたいな、と思ったんですが、終わりましたね。
報償費返還請求をした旭川中央署の住民訴訟は、10月4日で原告の敗訴確定。
これにより、道警裏金訴訟問題は、全て終結したそうです。

詳しくは、北海道新聞の道警裏金問題ページへ。

冬眠準備
2005年10月08日 (土) | 編集 |
やたら体温が高くなっていて、エネルギー放出量が多いためか、
夜早く眠くなるので困ります。後輩に、
「昨日中に眠ってしまったよ。これじゃ何も出来ないよ!」
と愚痴ったところ、
「それ当たり前ですよ。私も当日中に眠りますよ」
と、言われてしまいました。そうですか?!それ早過ぎます!
こんなに身体がだるいのは、季節の変わり目だからでしょうか。
そろそろ冬眠の季節だもんな・・・。

本★ダグラス・ファラー著/竹熊誠=訳『テロ・マネー アルカイダの資金ネットワークを追って』
2005年10月08日 (土) | 編集 |
ダグラス・ファラー著/竹熊誠=訳
テロ・マネー アルカイダの資金ネットワークを追って
 (日本経済新聞社)2004.9.21

戦闘・諜報その他の技術を教え込むにも、その武器を調達するにも、
莫大な資金が要りますよね。その間の生活費も必要だし。
国が税金を投入して国軍を編成するならまだしも、
個人的にテロリストを養成するなんて、その資金面でムリな話では
ないだろうか、と、なんとなくそう思っていました。
それで手に取った本です。

1999年7月から、2000年11月までの、たった1年4ヶ月ほどの間に、
ドイツに住むハイジャック・グループの口座に、約10万ドルが振り込まれていたそうな。
1ドル=110円で計算しても、約1100万円。

その資金の一部は、“ブラッド・ダイヤモンド” の取引から来ているそうです。
シエラレオネからコンゴ、アンゴラというアフリカの紛争地帯で採掘されている宝石。
婚約指輪に好んで使われ、西アフリカで大量に採れる高品質のダイヤモンド。
“当時はボスニア紛争が国際的な注目を集めていて、
 シエラレオネに関してはほとんど無視されていたのだ。”と書いてありましたが、
「シエラレオネ」という国のことは、全然知りませんでした。
こうして本やニュースで見聞きすると、アフリカの内戦の状況は、
もう泥沼ですよね・・・。

9.11の攻撃の数日前、残金を使うことがないと分かったハイジャック犯たちは、
資金管理の責任者に、残っていた約1万8千ドルをわざわざ送り返しているそうです。

 「規律が破られることはなかった。
 周囲に自分たちがしようとしていることが漏れるような手がかりも与えなかった。
 彼らは合法的に入国し、合法的な暮らしをし、
 飛行機に搭乗するときもあくまで合法的だった。」

彼らは、普通に他国で生活をしていて、それでもテロを遂行したんですよね。
快適な暮らしに慣れて、国のことを忘れたりはしないんだなぁ。
彼らが接する人達には、彼らの境遇に親身になって助力してくれる人もいたと思う。
それでも、無差別大量殺人を行うことに、躊躇はなかったのか。
もう、個人の感情というレベルの話ではないんだろうけれども。
よく訓練されたテロリストの行動は、非常に理性的なんですよね。
だからこそ、どうにかならないのかと思いつつ、どうにもならないのが歯痒い。

ロンドンに本拠を置き、天然資源の乱開発と独裁国の事情を調査している、
「グローバル・ウィットネス」というNGOの存在を初めて知りました。

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