高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


本日の休みも引きこもり
2005年11月30日 (水) | 編集 |
数ヶ月来の懸念が片付きました。
しかし体調が悪いこともあって、狂言を見に行くのは取りやめにしてしまった。
演目は「魚説教」だったのです。
漁師が嫌になって出家した坊主が、説教に困り、魚の名前を羅列して
お茶を濁すという話です。彰之とはエライ違い。見たかったー。
このために休みを取ったのに!茂山さんだったのに!

とりあえず、次は、放り出しているハリポタ6巻のツッコミ(ツッコミかよ)と、
『新リア王』の再読と、『照柿』『レディ・ジョーカー』の地どりスポットの書き出しと
年表作りだな。これじゃまるで年始の抱負だ(笑)
スポンサーサイト

瀬戸和馬は何処に?
2005年11月29日 (火) | 編集 |
原作の映像化で最も嬉しいことは、小説の舞台となる土地なり建物なりが
実際に目に出来ることです。これはもう、本当に有難い。

先日のドラマでは、国会議事堂 が・・・・・!

しかし、議事堂にいる人って福澤榮とかとかぐらいか・・・
いや渥美が歩いていたし、瀬戸さんがいる(『亡国のイージス』)。

内調室長の瀬戸和馬。御年52歳。

でも内調ってどこにオフィスがあるの?実際に何をしているの?
中3の教科書に載っていた気もするが、もう覚えていません。

ということで調べてみました。

どうやら、「内閣官房組織令」というのがあるらしい。
“令”が付くと、律令制しか浮かばない ってどうなんだ私。
1300年くらい年齢詐称ですよ。

で、その第一条に、「内閣官房に、次の三室を置く」と定められています。
その三室とは、「内閣総務官室」「内閣広報室」「内閣情報調査室」
最後の「内閣情報調査室」が、渥美のご友人、瀬戸和馬のいる組織。

わたしが習った時は「内閣調査室(内調)」でした。
名称変更したの知らなかったです。

で、何をするんだよ?

内閣官房のHPの紹介では、
「内閣の重要政策に関する情報の収集及び分析その他の調査に関する
 事務を担当しており、内閣情報官のもとで、次長及び総務部門、国内部門、
 国際部門、経済部門、内閣情報集約センター並びに
 内閣衛星情報センターで分担し、処理しています。」と、なっています。

もっと具体例を述べてくれ・・・!

でもま、ここのトップなわけですね瀬戸は。
小説では、渥美に使われてたけど。
映画では、彼なりの『平和』の捉え方が、かっこよかった。

で、どこにいるの?
という疑問ですが、オフィスは霞ヶ関の総理府ビルにあったらしい。
総理府は、2001年に内閣府に名称変更されています。
オフィスの在処まで公式HPには書いてないので、判然とせず。
ただし、現在のトップの方は、顔写真入りで載っています。

疑問。
「内閣情報官」と「内閣情報調査室長」は、同じなのか違うのか。

それにしても、官公庁のHPを見るといつも思うんですが、凄いですね。
某地方隊の総監は、家族構成まで載せていたし。そんな必要はないと思うが。
でもこの内閣官房のは、幹部の経歴を見ると面白いなと思います。
警視総監上がりの人もいるし。
高村さんの『レディ・ジョーカー』で大浦警視総監が、代議士の酒田泰一の犯罪を
摘発出来なかったのは、こういう個人の未来の筋書きもあり得るから、なんですね。
作家さんは、きっとこの経歴だけでいろいろ考えるのだろうなぁ。
普通は、せいぜい総理と官房長官くらいしか覚えてませんよね。

しかし、まだよく分からない瀬戸の居場所。でもやっぱりあの界隈なんですよね。
だから渥美は、議事堂あたりを歩いていたんだろう。
あの建物が象徴的だからラストシーンにもってきました、なんて言い分は
当たり前すぎるので却下だッ。(榎木津礼二郎風に断定)

駅の伝言板はいつ消えたのか
2005年11月28日 (月) | 編集 |
今日の月曜ミステリー劇場で、
「特別企画 高村薫ドラマスペシャル『父が来た道』」が放映されました。
公安や警察が登場する高村さん要素の高い上に、
『新リア王』を彷彿とさせるような政治家ネタでもあったので、
丁度いい時期と判断されたゆえの企画なんでしょうね。
でも最近ドラマを見る習慣がなくて、1時間でもツライのに2時間はムリ。
月曜ミステリー劇場は、重いテーマと独白調のスタイルが定番なのかな。
わたしの中の高村作品は、ああいう音やリズムではないんだという違和感があって。
それも独りよがりなんですけれど、まぁ、原作ファンの繰り言ですな。

そうしてテレビを見ずに、『照柿』の再読をしていたわけなんですが、

“駅の伝言板に森義孝が≪先に行きます≫とだけ書き残していた。(『照柿』361頁)”

という一文を読んで、そういえば、
昔は 駅に伝言板があった な!と思い出しました。
学校にある黒板の小型のが、ありましたよね。
「遅い!帰る」とか、「XYZ」なんか書いてあったりした(笑)

携帯の普及と共に消えたのは確かなんだけど、いつなくなったのでしょうか。
もしかしたら、まだ設置している駅はあるのか。
ちょっと気になりますね。
こういうのは誰が調べてくれるのか・・・ああナイトスクープ向け?(笑)

ところで、うちのパソ、第一変換が ≪先に逝きます≫ になるんですよ。
お蘭!君そのセリフ、似合いすぎ!!!

本★花輪莞爾『石原莞爾、独走す 昭和維新とは何だったのか』
2005年11月28日 (月) | 編集 |
本★花輪莞爾『石原莞爾、独走す 昭和維新とは何だったのか』(新潮社)2000.4.25

最近、石原莞爾に対する評価が高まってきているようで、
そうすると逆に、“石原と同じ名前を持つ人の著書”には警戒してしまうのですが、
花輪氏は、石原と同県民で、そのため父親が「莞爾」と命名したのだそうです。
御本人が、石原の心酔者というわけではありません。

本の執筆のために、直接石原を知る方のところに取材に行かれた時に
そこのお嬢さんから、「わたしはあの人が戦犯だったと思っています」と言われて、
出鼻をくじかれたそうな。
著者は“石原が戦犯だろうと、その犯歴は研究にあたいする”と書いておられます。


伊地知則彦が初めて蒙古の学校に赴任した際に、
「あなた方は蒙古語を話さなければならない」と語ったそうです。

これはモンゴルと中国との関係への牽制という意味もあるのかも知れないけれど、
(意地悪な見方をしたら、ですが。)
その伊地知の言動を知った石原莞爾が「これは東亜連盟の主張を端的に示している。
我々は日本民族の誇りを持つと同時に、他民族の民族意識を心より尊重する」と、
『マイパンプ批判』という本の中で述べているらしい。
孫引きになるので、らしい、という程度で。

それにしても、ここまで分かっていながら、どうして。

どうして、と思うから、この時代の人の心の動きを知りたくなるんでしょうね・・・。

他者との関係を築くというのは、本当に難しいことですよね・・・。
ものすごく平凡な感想ですが。

コスメバトン
2005年11月28日 (月) | 編集 |
わたしなんぞが語れる話題ではないのですが、雲犬さまに頂いたコスメバトンを。

Q1.現在使っている化粧水・乳液は?
化粧水は、KOSEの「WHITIST」。初めて使用。特に決めていません。
乳液は・・・冬は使わないといけないと思いながら、面倒なのでまだ(苦笑)。
肌は弱いと思いこんでいたんですが、最近ものすごく強いのだということに気づきました。
化粧品に何を使っても荒れたりしないし、にきびも出来なかった。
でも酒を飲むと、顔がむくみます・・・。

Q2.化粧は毎日しますか?
はい。近所に食料品を買いに行くだけの日以外は。

Q3.化粧をするとき、これだけは絶対外せない!とゆうもの
ファンデを塗る前に、化粧水をつけます。

Q5.化粧をするとき一番こだわってる部分はどこですか?
うーん・・・特にないんですが・・・!
ファンデーションがなくならないなぁと思っていたら、ケースに粉が固まっていて、
全然肌に付いていないのに、知らずに使っていたことがありました。
多分ナチュラルメイクにこだわっていたんじゃないでしょうか!

Q6.化粧をするのは楽しいですか?
義務感が先に立って、楽しくはないですね。
最近は、毎朝5分で終わってしまう。だめだよこれじゃ・・・。

Q7.マスカラはどこの商品を使ってますか?
使っていません。アイラインも引いてない(泣)

Q8.口紅・グロスはどこの商品を使ってますか?
理由ありで資生堂のピエヌを(笑)
グロスは使っていません。

Q9.ファンデーションはどこの商品を使ってますか?
理由ありで資生堂を使っていましたが、今夏からクリスチャン ディオール
化粧品売り場で友達を待っている間に偶然試してみて、
あまりの粒子の細かさに感動しました。これが最先端の技術かと。
さらさらでふわふわのパウダー。これなら粉をふかずに肌に染み渡ります。

Q10.バトンを回したい人
月美さん、どうかな?最近、日記の更新がないから寂しいっす(笑)

呼び止めるべき人の影なんか全く見えません。
2005年11月27日 (日) | 編集 |
予約していた「バッド・エデュケーション」のDVDが届いたのに、
事情があって現在は封印中。今は皆さん忙しい時期ですよね(笑)

『照柿』のラスト数十ページを読み返して、泣けました。
泣くなよ~何度も読んでるのにー。
でも今まで、あの合田はひどいよなっていう思いが強くて、
それだけで終わっていたのかも知れません。
今日は特に、加納と野田の気の毒さに泣けました(笑)
それにしても、合田は、夫にも恋人にもしたくないタイプです。

なぜか『照柿』だけは、家に1冊しかないのです。
その1冊が付箋びらびらで読み返しづらかったんですよね。
早いとこ、もう1冊買って来よう・・・。
でないと、職場に持って行くと「なんで付箋が?!」って驚かれるんですよ。
そんなに変かなぁ付箋ついてるの・・・。学生時代の癖です。

ところで、合田雄一郎を取り調べる本庁一課8係の辻村さんは、
なぜ「野田達夫」を、“達夫”って名前で呼んでいるのですか。
合田が“達夫”って呼ぶからかな。
そういう、いつの間にか相手の懐に侵入する感じが取り調べの極意なのかしら。

タカムラー、愛を語る
2005年11月26日 (土) | 編集 |
今日の土曜ワイド劇場に、
警視庁捜査一課の刑事として三浦友和さんが出演されてました。
女性に「刑事の目をしてる」 と言われてました。

三浦友和さんは、’95年のドラマ「照柿」で合田雄一郎を演じた方ですが、
歴代の雄一郎の中では、「絶対違う」 という強い思いを抱かせた人でした。

レディ・ジョーカー』は、最上の恋愛小説である と思っています。
組織と個人の相克とか、企業恐喝とか、様々な差別の話だったりとか、
いろいろな読み方があるんだけれど、敢えて、恋愛小説なんだ!と言いたい。
恋愛小説という読み方もあるんだ!と提起したい。
とにかくスケールの大きな恋愛小説ですよね。
個人の恋愛を描くのなら、これだけ社会的な背景を描きこんでほしいんです。
そうでなければ、恋愛をしている当人が、薄っぺらい印象にしかならないんです。

加納と合田の関係が理想です。
呼び方は、親友とか、(元)義兄弟とか、何でも良い。
クリスマスイブ以降に恋人になっていようと、ただの酒飲み友達だろうと、
人として望みうる最高の関係のような気がします。

のんびり。
2005年11月25日 (金) | 編集 |
「よみうり読書 芦屋サロン」高村薫さんの回のレポートをupしました。
こちらです。

今日は休みで、1日中パジャマのままパソコンに向かってました・・・。

夜に同僚からメールが来て、アキバ系の紹介をしている番組を見ました。
(同僚はアキバ系がとても気になるらしいです)
後からあれが「金スマ」という番組なのだということを知りました。
わたしが知っている中居くんとは顔が違う!と思ったり。(いつの時代ですか)
浦島太郎 だよ・・・・・。

よみうり読書 芦屋サロン
2005年11月24日 (木) | 編集 |
行って参りました、「第14回よみうり読書 芦屋サロン」。
よみうり読書芦屋サロン

会場のキャパは、1階で467席ということでしたが、立ち見まで出る盛況ぶりでした。
同行するはずだった友人が落選してしまったのも頷けました。幸運でした。ごめんMさん!

詳しくはレポートを書こうと思うのですが、
12月上旬の読売新聞朝刊にも掲載されるそうです。

ところで、毎度のことながら、高村先生は謙虚すぎる!
ご自分の力量を過小評価されているのは、合田並かと!

そして合田雄一郎ですが、第三部では、
かなり重要な役どころを担う ようです。
第三部は、彰之と秋道がメインになりますが、
この父子の間には、会話が成立していません。
その間に立って、合田が間を取りなす“翻訳家”になるんだそうです。
でもこれをお聞きして、少し不安になったんですけどね。
あの人に、そんな大役が務まるのかと・・・!
根来さんみたいな人が、適任なんだろうけどな。

「月刊 現代12月号」の「ことばの栞」に載っていたのですが、
“警視庁は、若者が極端な省略語や隠語を多用し、
 コミュニケーションをとることが難しくなってきていることから、
 大人に難解な言葉を収集し、一覧表にしている” のだそうです。

きっと合田も苦しんでるんですね。
「“鬼デン”って何や?」
「鬼のように電話をするということです」
「鬼のようにって、赤鬼とか青鬼みたいに、怒りで顔面紅潮させてということか?」
「違いますよ、程度が甚だしいことですよ」
「それが鬼なのか???どうして?」
「知りませんって!そういう矢継ぎ早の質問が鬼なんですよ!鬼!鬼!」
「君、休暇取ったほうが良くないか・・・」

しかし・・・合田の繰り出す言葉こそが、一般人には理解しがたいんですが。
(特に窮地に立たされた時に出る言葉。例:「ゆうすけ・・・」「好きや・・・!」)
そこが魅力なんだけど。

本★『~処方箋2』
2005年11月24日 (木) | 編集 |
本★この単語で検索に引っかかっても何だかなぁという気がするので、画像にしました。
   すいません。詳しくは出版社公式HPのこちらへ。
処方箋2

ゴネラー。どこにでもいる接客業の大敵です。
たいていはゴネ勝ち。ゴネられたら負けるのが企業の体質。
だからといって、警察までそれでは困るんですよね。
ゴネ得は許さん!強い姿勢を持って頂きたい。自称善良な市民の願いです。

人気の少ない住宅街の夜道で痴漢に襲われた場合は、
「キャー助けて!」ではなく、「火事だ!」と叫んだほうが良いそうです。
その方が、窓を開けてくれる確率が高いから。
当事者意識を喚起することが大切なのですね。
世知辛い世の中だなんて愚痴っている余裕もなくなってきましたよ・・・!

銀英キャラ占い
2005年11月23日 (水) | 編集 |
お友達が「銀英キャラ占い」をしていたので、わたしもしてみました。
HPはこちら

結果は、なんと、ジークフリート・キルヒアイス!!!

すご・・・!これ 人格的に最高 じゃないですか?!

思わずツッコミを入れてしまったのは、こんな↓文章。

“そんな貴方のラッキーパーソンはラインハルトさん。”

分かっとるがな

ラインハルト以外だったときの占者の心根をお聞きしたいです。

本★石本伸晃『政策秘書という仕事 永田町の舞台裏を覗いてみれば』
2005年11月22日 (火) | 編集 |
本★石本伸晃『政策秘書という仕事 永田町の舞台裏を覗いてみれば』(平凡社新書)2004.12.10

著者は、外資系金融機関でデリバティブ・ディーラーとして10年働き、
その後、司法試験を受験。合格後、2002年に川田悦子氏の政策秘書になられ、
内部告発者保護法の制定に取り組んだという経歴の持ち主。
現在は弁護士をされています。

堅苦しくなく読みやすく、それでいて情報量が多くて、秘書についてよく分かります。

石本氏には、『ピエールの司法修習ロワイヤル』という著書もあり、
この紹介文に目が釘付けになりました。

“午後、スリ検挙の見学修習があった。
 スリ検挙見学というのは、警視庁のスリ担当の刑事さんについて
 スリの発生しそうな場所を回り、スリを捕まえる現場に立ち会う修習である。”HPはこちら

ここで心を踊らされれば、アナタも合田雄一郎のファンです。
でも合田がスリ担当だったのは、赤坂署だからな~。

それにしても、わたしには大いなる疑問なんですが、
合田はどうして司法試験を受けたんでしょうね?
落ちてますが。
裁判官なんていう柄じゃないし、弁護士はあり得ないし、検事・・・?
なんだかなぁ。(そんなことで悩んでるオマエがどうかと)

哺乳類の変温動物
2005年11月21日 (月) | 編集 |
勤務先の店でアンケートを取っています。
常連さんが多いこともあって、概ね好意的に書いて頂いていて
やっぱり優しい人がほとんどだなぁと改めて思う次第。

その中に、若い方の回答で気になったのが、
「迅速に対応して頂きました。ありがとうございました」。
これは明らかに、Yahoo!や楽天で商品を購入した際の
“店の評価”の定型文 ですよね。
こんな風に日本語は作られていくのだなぁと思いました。


1日10時間睡眠が常態になってきました・・・。
ダメだダメだと思うものの、こう寒くてはつらくてつらくて・・・。
空調とストーブの2段戦法、座った時には電気カーペットも応戦します。
環境に優しくない人間です。
体温調節が出来ないんですよ。冷たいままだと何もかも厭になって
ただもう眠りたいという気分になります。
新しく哺乳類の中の変温動物に認定して、冬眠休暇の枠を頂きたいです。
ダメですか。ダメだよね。
・・・変温動物になったら、もう人間じゃないもんな・・・。

京都オフ会
2005年11月20日 (日) | 編集 |
久々に、旧「うさうさ」MLのオフ会に参加させて頂きました!
といっても最終的にわたしを含め4人になってしまいましたが、
楽しかったです。いろいろお話も聞けた!

旧HP「橘邸」のリンクから来てくださる方もいらっしゃるので、
関連のページを復活させようかと思いつつ、全く別ジャンルになったまま
放置していて、本当に申し訳ありません・・・。
しかし「うさうさ」では、貴重な出会いが数多くありました。
昔も今も、かけがえのない体験をさせて頂いてます。多謝☆

↓京都駅ビルのクリスマスツリー。
京都駅ビルクリスマスツリー


泉涌寺前の陶器市へ行きました。
家と窯と店が一緒という、小さな窯元がたくさんあって、それを巡ります。
そうすると、各窯元の個性が一目瞭然。
デパートなどで見るのとは違う趣があって、楽しかったです。
でも“もみじ祭”と銘打っていたわりには、もみじ自体がなかったような・・・!

↓泉涌寺に行く前の道にある即成院で見つけた「与一の手洗い所」。
与一の手洗い所

那須与一の墓があります。
NHK大河の影響で、「願いが的へ」Tシャツ も販売されてます!
弓道部の方からの要望だそうで。HPはこちら
泉涌寺は皇室との縁が深く、ちょっと敷居が高いイメージがあるんですが、
即成院さんは“現世極楽浄土”を掲げておられて、なかなか活発に活動されてます。

本★呉智英・佐藤幹夫【共編著】『刑法三九条は削除せよ!是か非か』
2005年11月20日 (日) | 編集 |
本★呉智英・佐藤幹夫【共編著】
  『刑法三九条は削除せよ!是か非か』(洋泉社)2004.10.21

映画のタイトルになったこともある刑法39条とは、
第7章 犯罪の不成立及び刑の減免の1条です。

 (心神喪失及び心神耗弱)
 第39条 心神喪失者の行為は、罰しない。
     心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

泥酔者や、ドラッグ使用者が一時的に陥る心神喪失のような状態の場合は、どうなるのか。
適用された後の処遇は?など、いろいろ疑問に思うことはありました。
この本には、精神科医や評論家などさまざまな立場の方が執筆していて、
賛否両論・・・というよりは、タイトルの挑発的なイメージに反して、
削除には慎重な意見が多かった。
むしろ、なかなか窺い知れない現場の苦労を知ることが出来たのは良かったです。
ただそうなると、結局は心情的にそちらに傾いてしまうけれども。

精神鑑定の内容を受け入れるかどうかは、
裁判官の判断に委ねられているということと、
現実には、統合失調症(分裂病)と診断されても、
半分くらい懲役刑に服しているということです。

医療刑務所を見学に来た精神科の看護師から、
“「同じ精神障害者なのに、毎日こんな労働を強いられてかわいそう」
という感想をもらった。”ことに対して、
“犯罪者である彼らと、犯罪を起こしたわけではない障害者との比較は出来ないだろう。”
という文章は重かった。
当たり前ですが、犯罪を起こさない障害者のほうがずっと多いのだし、
もし起こしてしまったとしたら、起こしたことは起こしたことだ。


さて、タカムラーとして思い出すこと一つ二つ。

合田雄一郎少年は【君みたいな人間は未来の人殺しだ】なんて
決めつけてましたね。こういう人が未来の人殺しを作るんですよ・・・!

『マークスの山』(単行本)335ページ下段で、
須崎に「ヘタしたら刑法39条だぞ」と言われ、合田は
“刑事なら誰でも持つ不安だった。ヘタをすると起訴が出来なくなる。”

それから半田。“弁護側が、被告は強迫神経症及び分裂病の疑いがあるという理由で
精神鑑定を要求し、検察も異議を唱えなかったため、10分で終わってしまった。”
(『レディ・ジョーカー下巻』439ページ上段)

水沢の場合は、まぁ、あのラストが順当だと思います。
裁くのは可哀想だし、しかしやったことはとてつもない“連続殺人”だし。
初読のとき、わたしは水沢に思い入れが強かった。実は、合田より(笑)

半田の場合は、精神鑑定がどうなったのか、それが適用されたかどうかは
小説に書いてありませんが、穏便に済ませたい組織上層部の意向ということだろうなぁ。

グロッグ
2005年11月19日 (土) | 編集 |
昼に連絡が入り、就業後、友人と食事。
入ったイタリアンの店で、カクテルメニューのラムベースのところに、
グロッグ がありました。初めて見た!と勢いこんで頼んだのはいいけれど、
実物は・・・ レモン入りの白湯 でした。
こんなにアルコール分が少ないと、温厚なマシューズだって怒りますよ!
次は家で作ってみます・・・。

映画★「運命を分けたザイル」
2005年11月18日 (金) | 編集 |
映画★「運命を分けたザイル

ジョー・シンプソン25歳。サイモン・イェーツ21歳。
二人のイギリス人男性が、1985年、
ペルーのシウラ・グランデ峰、6600mの直壁に挑んだときの記録です。
公式ホームページは、こちら

ベースキャンプを持たずに、最小限の食糧と道具で登頂するアルパイン・スタイル。
ものすごく過酷。

そんな過酷な自然の脅威とは裏腹に、どこまでも美しく気高い山々の姿が印象的です。
体感温度マイナス60℃の吹雪。粉雪が、苺ショートの生クリームみたいです。
あんなにきれいで柔らかそうなものが、人を死に至らしめるとは・・・。

ジョーは、下山途中、滑落事故により骨折します。これが悲劇の始まり。
苦しい状況の中、サイモンは単独救助を試みるけれど、失敗。
その時サイモンがザイルを切ったことが、後の登山界でバッシングを受けるのですが、
その行為の正当性を、ジョーが擁護します。
切られたほうも生還したという幸運があったからこそ言えるのでしょうが、
ある程度の非難が出てきたのは、二人にとって良かったのかも知れないという気がします。

もちろん、ある程度、ですが。集中攻撃とか矢のような非難は別。

救助に力を尽くしたが、最終的にザイルを切るしかない状況に追い込まれた、ということで
サイモンに非難されるべき点はないように思うのだけれども、
だからといって、自分の良心の呵責は消えるはずもない。
全く責められずにいるのも、針のむしろのようでつらいのでは。

ジョーには、そもそも自分の滑落事故が原因だという引け目もあるだろうけれど、
登山界全体が、サイモンの行為を当然として全面的に認めてしまったら、
やっぱり、気持ちがおさまらないんじゃないのかな。
非難する声が上がったことで、逆に、自分は屈託なくジョーの弁護にまわれたんでは。

さて、タカムラーの見解。
合田と加納が、ザイルを結ぶような登山をすることはないようですが、
どうだろう・・・加納なら切らないだろうな。
むしろ、二人して死を選ぶという気分が、あの人にはありそうな気もします。
一体、二人は何を思って殴り合ったり、首に手をかけたりしたんでしょうか。
≪愛してる≫っていうのも、何なんでしょうか。(『マークスの山』)
それ加納に言ってあげれば良いのに・・・苦労が報われるのに。
いや言っているのかも知れません。
「あのときなんか唐突に祐介のこと≪愛してる≫って思ったんやー」
なんて、きっと恥ずかしそうに笑って世間話に潜り込ませてるんですよ。
それで、何度も諦めようとしている加納の心を刺激するんだよ・・・。
そういう奴だよ合田は!無意識に人をたらし込んでるんだよ!
(アナタ被害者だからって捏造して怒らないように)

本★曽我部司『北海道事件の冷たい夏 稲葉事件の深層』
2005年11月18日 (金) | 編集 |
本★曽我部司『北海道事件の冷たい夏 稲葉事件の深層』(寿郎社)2003.9.10

稲葉警部が覚醒剤を使用し、贅沢な生活をし、事件を捏造していた事実は
犯罪に違いない、それを擁護することは出来ないと思う。
いくら捜査上で、常に命の危険を感じるような状況に置かれていたとしても、
組織が捜査費用を出してくれなかったとしても。悲哀だけど・・・。
が、やっぱり組織の隠蔽体質は問題だ。
栃木リンチ殺人における警察の杜撰な態度も再びテレビで採り上げられたりしていますが、
この北海道警察の問題は、報道番組「ザ・スクープ スペシャル」以外では、
あまり取り沙汰されなかった気がします。
鈴木宗男氏やアニータ氏の事件だったり、アザラシのタマちゃんが報道されていた時期だ
ということですが、全国ニュースでは、タマちゃんより話題にならなかったと思うんですよ・・・

稲葉氏は「警察庁登録50号事件」と称される事件で、捜査協力者を使い、
自ら囮になって、拳銃摘発のため潜入捜査をしています。
結局は失敗に終わったけれど、その筋に稲葉氏や捜査協力者の名前が漏れ、
追われる身になってしまう。
スリや痴漢の捜査なら、囮捜査をしても後で個人的に少し恨まれるくらいでしょうが
拳銃摘発ともなれば別。組織から報復を受けることは目に見えている。
そんな、警察官個人に多大な犠牲を強いる「インファナル・アフェア」みたいなことは
映画の中だけだと思っていたけど・・・・・・あるんですね本当に。
(稲葉氏でこうだから、四課の刑事なら日常茶飯事なのかな)
しかもそれは道警が責任を持って後始末をしなければならないだろうと
思うのですが。でなければ、個人的に組織と取引するかしないと、
自分の身も捜査協力者の身も守れない。

彼が使っていた捜査協力者で、覚醒剤所持で自首した渡辺氏は
拘置所の独房内で自殺。彼の元上司は公衆便所で自殺。
彼が50号事件で一緒に動いた捜査協力者も、行方不明。

稲葉氏の第1回公判の冒頭陳述書の拳銃についての欄で、
「被告人は、(中略)銃器対策室に配属されたことを契機として、
 けん銃に興味を抱くようになり、多種多様なけん銃を身近に保管して
 じっくり鑑賞したいと思うようになった」

拳銃マニア の扱い?!そんなわけないじゃん・・・
地検も警察も、日頃どうあれ、こういう時には一枚岩です。

稲葉氏の上司たちが辞表を提出しても、組織的ではないことを主張したい人間が
それを受理しない。そうしてキャリアは栄転。

法廷で稲葉氏が言ったという

「時代も変わったし、警察も変わってしまいました。
 パソコンに向かっている方が大事になってしまい、
 わたしのような刑事が必要とされなくなりました」

という言葉が印象的でした。
そうですよね、今は、地道にモノを作るより、株価操作のほうが儲かる時代だものな・・・。

深夜に日本酒を呑むと、翌朝は顔がむくみます
2005年11月17日 (木) | 編集 |
雑誌「アエラ」の“ジョブズになりたい”という記事を読みました。
最近、【スティーヴ・ジョブズ総括】な記事が多いですね。
彼の個人史年表、ここ数か月の間に、少なくとも3誌で見てますよ。
翻訳された『iCon』の売り上げも、伸びることだろうなぁ。

「レディ・ジョーカー」が掲載されていたサンデー毎日の1995年~1997年分を
手に入れるために、福井県立図書館に行きたい!
ネット検索して、所蔵している図書館はここだけなんですよ・・・。
他府県在住の人間が、膨大な複写依頼をするのも気が引けるし、
直接行くしかないかな。レディ・ジョーカー雑誌掲載分は、
高村作品を薦めてくださった方のご好意で一部は手にしていますが、
全部はないんです。これを機に補完したいなぁ。
ラストが違うらしい『黄金を抱いて翔べ』の雑誌掲載分もすごく読みたいなー。

活力は七係から。
2005年11月17日 (木) | 編集 |
やさぐれモードで七係シリーズを読み返し、また少し浮上しました。
困った時の合田頼みで!

とはいえ、連れ合いになりたいのは、合田さんより吾妻さん。
キャリアを顎で使うコネと度胸。優秀な頭脳に家庭的な優しさ。
不二家のペコちゃんに似ているという愛嬌たっぷりの容貌。
酔っ払って捜査会議に出て来たと思ったら
「時計がある!」と怒鳴った練馬署の幹部に、
「そんなもの、ほうっトケイ!」などとおやじギャグを飛ばす厚顔。

そんな吾妻さんに惚れ直した夜でした。

一方、ツッコミ甲斐のある合田さん。
機捜の一人との会話で
合田:「もう見られてる」
機捜:「誰に……」
合田:「知らん」
機捜:「狙われてるんだぜ、それは」
合田:「俺を狙って、誰が得するんや」

いっぱいいますって。
地検を動かしたい誰か。そのカラダ一つが欲しい誰か。
こうして日本酒を啜りつつ夜中にページを繰る寂しい女一人とか。
うーん。
やっぱり合田は国宝クラス。

五條瑛『蝶狩り』
2005年11月16日 (水) | 編集 |
五條瑛『蝶狩り』(角川書店)2005.5.30

新宿や渋谷に屯する若くて美しい蝶たち。
それを狩るスカウトの男たち、おいしい匂いに群がる金や性の亡者たち。

主人公の桜庭英彰さんは、桜庭調査事務所の雇われ所長さん。
同じフロアにあるオフィス檜林のバカ社長に、いいように遊ばれている。
・・・葉山っぽいですよね?
葉山に好きな女性が出来たら、キリエと桜庭みたいな感じになるんじゃ
ないでしょうか。
わたしは檜林と松村渚が好きですが。

キリエが個性を重視していないのがいい。
「個性、個性」と騒ぎ立てて、人とは違った恰好をしようと躍起になるほうが、
Winのセキュリティのように脆弱な個性しか持ってないんじゃないか。
表面は皆と同じ流行のファッションをしていても、隠し通せず滲み出てくる。
キリエの個性は、そういうものなんじゃないのかなと。
でもいいなぁ脚線美!そりゃ個性云々じゃないから!

檜林がキリエを嫌っているのがいい。
キリエは、桜庭にとって危険な存在です。

檜林は桜庭の甘さをわらいつつ、それでも気に入っている。
松村と檜林は同じ目線で生きているけれど、
桜庭は、人々が失ってしまった情や良心を大切にしていて、
だからこそ、檜林も松村も、桜庭を放っておけない。

鉱物シリーズじゃなかったので読むのが遅れましたが、
おもしろかったです。

「入洛」という語が今も息づく京の都
2005年11月15日 (火) | 編集 |
廃人です。ここ数日、夜10時頃に寝ています。
おかげで仕事中は眠くなりませんが、「大丈夫ですか?」と訊かれるくらいには
意気消沈しているらしい。寒いの苦手で。もしかして風邪なのかなぁ。

京都駅付近に住んでいる友人に、京都の警備はどうなのか、
メールで訊いてみました。それなり、かな。
うちの周辺は全くなくて、なぁんだとむしろ拍子抜けです。
「ラジオで小ブッシュ『入洛』って言ってた」と聞いて、感動しました。
入洛!その京都人の言語感覚が大好きだ~~~。

「あのお客さん、陰陽師みたいですよね」という後輩の一言で、現代陰陽師話に
花が咲きました。今もいるんですね?テレビに出ていらっしゃるとか。
何をするんでしょうか。
物忌み』だから仕事を休めとか言ってくれるといいなぁ!
方違え』だと
「こちらの方角はいけません!JRみやこ路快速で京都に出るのは避けて、
 JR大和路快速で大阪へ、在来線で新大阪に出て、そこから新幹線で
 京都まで行きなさい!」
なんて、たまに“駅すぱあと”が出してくる迷走っぷりを勧められるんでしょうか?
そういう贅沢と非合理性っていうのも、貴族っぽいとは思うけど。

本★毛利文彦『警視庁捜査一課殺人班』
2005年11月14日 (月) | 編集 |
本★毛利文彦『警視庁捜査一課殺人班』(角川書店)2005.5.30

この“捜査一課”シリーズは、実際にあった事件のルポと、特殊班なり殺人班なりの
活動の紹介で成り立っています。読者を飽きさせない絶妙な均衡。
分かりやすく小さな(しかし一般受けのする)エピソードも散りばめられています。

ある詐欺事件で、虚言癖のある犯人が
「両親はヒマラヤで死んだ」と言っていたというのを読んで、絶句。
それはもう・・・そこまで言ったら明白に嘘でしょ!と思うんだけれど、
とりあえず“夢を売る”人と、“夢が欲しい”人がいて、それでいいと思ったらしい。
大阪の商人の「お釣りは百万円!」みたいなノリなんでしょうか。
単にふざけているというだけの。
でも「B'zやサザンのゴーストライターをしている」という嘘は、
B'zファンの怒髪天を衝くから(笑)
しかし、その犯人が受け取ったという脅迫状の文面、
SEE YOU NEXT LIFE」は、コワイと思いました。

ところで、タカムラーとして一言。
大森署へ左遷されるまでの合田さんがいた頃は“強行班”という名称でした。

本★毛利文彦『警視庁捜査一課特殊班』
2005年11月14日 (月) | 編集 |
本★毛利文彦『警視庁捜査一課特殊班』(角川書店)2002.3.20

特殊班といえば平瀬さん。
平瀬悟、『レディ・ジョーカー』でやたらと合田雄一郎に絡んで来た、あの人です。
彼の仕事内容が分かります(読書の動機がタカムラー)。

オートバイの追跡部隊を“トカゲ”と命名したのは昭和50年代後半だそうです。
エリマキトカゲを見て、「こういうふうにチョロチョロと、
機動的に動き回ってほしい」との思いを込めて。

“競馬場や競輪場で、スリを担当する捜査三課刑事の顔写真は
 高値でスリたちの間で売買される。”という文章を読んで、
ああ合田さんも高値で売られたクチかなと思いました。
いろいろな意味でな・・・高嶺の花だけどな・・・。

グリコ・森永事件関連の記事も出て来ます。
連日続いたという企業恐喝の話は、LJ後の平瀬さん達の苦労を偲ばせます。

以下、裏取引に応じたロッテの幹部が語っていたとして収録されている文章を引用。

 “「もしわれわれが犯人の要求を拒否し、警察に届けた結果、
   犠牲者が出たらマスコミはどう報じますか?
   『犯人に屈せずよくやった』と誉めますか?
   そんなことないでしょう。叩きまくるに決まっている。
   ニコチン入り商品を全国にばらまかれたら、
   マスコミはロッテを守ってくれるというのですか?
   われわれにとって、グリコさんや森永さんと同じように
   商品撤去した場合の損害は4百億円にも上る見通しだったのです。
   生きるか死ぬかのギリギリの選択だったのです」”

なんにせよ、決断を下さねばならないトップというのは大変な重責だと思います。

『新リア王』読了
2005年11月13日 (日) | 編集 |
読み終わりました、『新リア王』。
細かくここで感想は書きませんが、ものすごく印象に残ったシーンを一つ。

福澤榮と彰之のツーショット

この二人の対話で話が進められていくんで当たり前のようなツーショットですが、
いやいやこれがもう!かっこいい!
特にあの、物語後半になって、今まで二人っきりだったところに、
関係者数人が詰めかけるシーンがありますが、あの時の、

大衆vs福澤父子

そもそも、この榮と彰之の対比が際だっている。
一方は、福澤王国の頂点に立つ王。
一方は、袈裟を身にまとい端然と佇む僧侶。


聖と俗。榮の威容。彰之の清廉。
偉大なる王と、偉大なる傍観者。
(まぁなんだかんだ言って彰之も複雑な人間関係を抱えてはいるんだけれども)

これ、いくら顔が売れていても、榮と優じゃダメなんです。
榮と彰之じゃなきゃダメだ。絵にならない。

榮というのは、首相官邸で数人がソファに座っているような席や
何か問題が起こればマスコミが駆け付けて「どう思われますか」なんて
マイクを突きつけるような、日常茶飯にニュースで見かける顔なんでしょうね。

そういう男性がいきなり雲隠れして、小さな寺にいるのもびっくりだし、
その隣に、男盛りの艶のある美僧が端然と控えているというのは・・・。
シンクレアとダーラム公ぐらい華やかなツーショットですね。

これは肖像画だろうな。レンブラントだと謹厳な感じがします。
新古典主義あたりのフランスの画家ならもっと華やかかと。

本★横山秀夫『震度0』
2005年11月12日 (土) | 編集 |
本★横山秀夫『震度0』(朝日新聞社)2005.7.30

県警本部のお偉いさん方の出世競争と、その妻たちが繰り広げる醜態を描く作品。

物語の鍵を握る人物が失踪するのが阪神淡路大震災の日という設定になっており、
震度6を記録する未曾有の大災害が起こったという時に、
物語中のN県警では、保身と嫉妬と出世競争の渦巻く醜態をさらしていた、
おのおの自分だけのことを考えており、災害の被害者にも、
失踪して安否が気づかわれる人物への思いも、存在していなかった。
そこでは震度は0だった・・・という意味の『震度0』というタイトルです。

『半落ち』と同じように、ある一点で謎を残しているということでは、
やはりこれはミステリー小説なのかと思いました。
というか、それがなければ読み進むのはツライなぁ・・・。
特に妻。これほどまでにお互いを意識しているものでしょうか。
わたしの勤務先は出世競争というのが全くなくて、
(それだけ人数が少ないということですが)
妻になったこともない身であれば、ああいうのはよく分からない
というのが正直なところです。
「あの奥さんが最新型の掃除機を買ったから、うちも欲しいの!」
みたいな妬みはね・・・。
他人が持っていようと持っていなかろうと欲しいものは欲しいよ(おい)。

官舎の生活が苦痛なのは加納祐介も言っていましたが(笑)
(でもあれは合田宅に来る口実が7割だと思う)

これぞ信者獲得のツボ!~宗教の勧誘~
2005年11月11日 (金) | 編集 |
帰宅途中の道すがら、若い女性に呼び止められました。
観光地なので、道でも訊かれるのかと思ったら「聖書を読みませんか」と。
ああ久しぶりだなぁ宗教の勧誘は・・・と思って断ったら、
「すっごくいいんですよ、うちの教会」
・・・思わず、にこやかに応対してしまいました。
いやはや、例の司祭のいる教会を思い浮かべたもので・・・。

流しの占い師の姿は、相変わらず毎日見かけるんですが、最近は声を掛けられません。
どうやら、通行人に相当きつく怒られたらしいです。
後輩の証言では、
「そろそろ覚えてください!
 毎朝、そんな黒ずくめの姿で声を掛けられるのは不愉快です!」と
怒鳴られていたとか。
黒ずくめが不吉だとは思いませんが、行脚の甲斐あってか、
彼女達は、異常に痩せてきたんですよね。
痩身で、黒ずくめで、しかも占い師となると、なんというか、死神みたい。

本業の占い師に精を出している素振りもなく、
怪しい宗教の勧誘を水面下で行っているようにしか見えないのだけれども。
さて、彼女達の真の目的は何なんだろう。
見かけからすると・・・ ダースベイダーの手先?

太極拳と「ブラザーズ・グリム」と古文書。
2005年11月10日 (木) | 編集 |
今月10日に“新○当風御ひ○なかた”でサーチしてこられた方は
もしかして古文書講座の御方でしょうか?
こんなヒット数の少なそうな固有名詞を、そのまま書き込んでしまったのは
検索にかからないようにするという注意を怠ったミスでした・・・!
まじめな方ばかりですし、読まれていると特に恥ずかしいメンバー・・・。
あの、わたしも勿論、根はまじめなはずなんですけど!
当ブログ、まだまだ“一部の女性向け”だった頃の面影を引きずっておりまして、
ああそういう記述は、速やかに忘却してくださいませ・・・。

職場で訊いたところでは、小説を読んで泣いたという人が、
誰もいなかったんです。世間は、そういうもんなのか・・・
そういう人々にとってみれば、合田だの坂下だの仙石だの渥美だのを
日々思い浮かべては煮詰めるようにして考える一部の女性が、
なにやら不気味な存在のように思えるのかも知れず、、、
す、すいません。

今日は、午前中は同僚と太極拳を習いに行き、ランチをして、
映画「ブラザーズ・グリム」を見てから、古文書講座へ行きました。

太極拳は1時間だけなのに、普段使わない筋肉や、
足や手の動きを覚えるという、錆び付いてしまった脳の神経を使うので
なかなかハードでした。

ボールを持つように、そしてそれを前へ出すように手を動かせと云われて、
わたしが考えていたのは、まさに「カメハメ波を打つ」一連の動作でした。
後で同僚に「オレンジ色の鮮やかなドラゴンボールを思い浮かべてたよー」
と云うと、同僚も大きく頷いていました・・・・・。
でも理想は 李歐 ですから。歌って踊れるギャング(笑)

太極拳は、しばらく続けようと思います。
古文書がない木曜日は、ヨガもやりたいなー。
空手は、曜日と時間の都合がつかず断念。
テニスでも最近はフリータイム制というのがあるらしく、
その宣伝に「警察官の方もどうぞ」と書いてあるのが可笑しかった。
英会話教室の契約が切れたので、代わりの教室を探そうと思っているのですが、
先月から、NHKのテレビとラジオでアラビア語講座を視聴しています。

まぁこんな風に人生を楽しんではいまして・・・。
クリスマスから正月にかけては、寒いし暗いし悲しいしという時期なので、
厭世観を増すのだけは何としても避けたいですよ(笑) とほほ。

雑誌★「月刊 現代 12月号」
2005年11月09日 (水) | 編集 |
雑誌★「月刊 現代 12月号」

高村薫さんのインタビュー「小泉改革という幻想」が掲載されています。

いかにも高村さんらしいご意見だと思ったのですが、
“まともにモノを作って売るよりもお金を動かしたほうが儲かるという仕組み”が
“「ちょっとおかしいんじゃないの?」”というのは、本当にそうですよね。

ところで、現総理に疑問を持つことが多いのは同じだけれど、
個々の政策に対する感じ方は、少し違っていて、わたしの考えは、
感情論に過ぎないなぁということを、改めて反省しました。

民営化がいいんじゃないの、と思ってしまうのは、
身近にいる公務員の態度への反発に根ざしているもので、
それぞれが抱える問題を熟考した末のことではないし。

そういえば以前何かの番組で、
「政府の息の掛かった民間企業が増えるということは、
 そこから政治献金が入ってくるということです」
とおっしゃっている方がおられて、なるほど奥が深い!と思いました。

選挙の時とマスコミにだけ愛想よく、
客として現れた時には傲慢なだけの議員。
そんなサービスは誰にもやっていない、ということで断ろうとしても、
上のほうで話がついている現実。

「あの子、来年就職やから議員さんに頼んでおこう」という一言には
発した本人には何の罪悪感もないらしく、そういうものなのかと失望しました。

昔、同級生に議員の娘さんがいました。
中学生の弁当の中身が松茸!という以外は、
嫌味に気取ったところもない、気の良い女の子でした。
その後、彼女の父親がK党からJ党へ!という
華麗なる不可解な転身をした後に、中傷ビラが撒かれたことがありました。
問題は、政策にケチを付けたのではなく“愛人がいる”という中傷だったこと。
同じ地区に、妻子がいるわけですよ。
娘は十代後半か二十歳そこそこの年齢ですよ。
大人の世界で何があったのかは知らないが、
政治家の世界というのはコワイ、どんな事への報復だったにせよ、
汚いことをする、と思いました。

結婚式に、著名な議員の名前を出してやろうかと持ち掛ける人がいる。
告別式に、生前ほとんど親交などない議員の名前で、形ばかりのお悔やみがある。

売名行為に葬式を使われた日には、故人の尊厳まで傷つけられた気がして
塩を投げつけてやりたいくらい腹が立つのですが、中には、
「すごいねあんな人の名前まで」という素朴な感想もあったりして、
人それぞれなんだなと思います・・・。自分の心の狭さを思ったり。
そもそも、葬式に死んだ本人が口を出すことは出来ないのですが、
それでもわたしはイヤだな。それだけは止めてくれと云いたい。

・・・そういうものに対する反感。
でも、政治って結局そういうものだろうと云われたら、
確かにそういうものだとは思う・・・。

新リア王』にも、有権者の元に1万円を置いていくという記述がありますが
性格上、そういうことに非常に強い反発を覚えるし、
いわれの無い金を置いていこうとしたら、投げつけて返してやりたいが、
政治で、社会福祉やらで巡り巡っていつか返ってくるはずの1万円を
今渡して何が悪いと云われれば、返す言葉もないのは確かです。

でも、それはやっぱり厭なんだ。
小さいことだろうが不正は不正。
少なくとも、自分が受け取るのは厭だ。

新リア王』にも、国の未来ということがよく出て来ます。
福澤榮には、理想の国家像があった。
ところが、次世代の政治家には、それがない。
彼はそのことで、次世代の人間との間に深い溝を感じます。

国家の未来を持たない次世代の政治家より情けないのは、
自分の未来すら見えないような人間・・・、自分がそうだと痛感しました。
国の未来も、政策の善し悪しも見えるわけがなく、
絶望しか残らないというのが実情か・・・・・

タカムラーの未来は明るい!
2005年11月08日 (火) | 編集 |
読売新聞に高村薫さんの小説が掲載されています。
タイトルは 双子の秋

これに関連して、兵庫県芦屋市のルナ・ホールで講演会が開催されます。
応募しているんですが、定員300人。当選するといいなぁ。

高村さんのインタビューが掲載されている新潮社の「」11月号、
本屋をハシゴして、4軒目でやっと手に入りました。
びっくりしたのは、日経掲載時に担当編集者をしておられた、
松岡弘城氏の文章が載っていることです。
挿絵のこと、連載終了日のこと、紙面の編集のこと、
いろいろ波瀾含みの掲載で、最後のゴタゴタでは担当者が叩かれていたし、
彼としても、言いたいことは山ほどあるという気分なのでしょうか。
『元日本経済新聞記者』という肩書きが、悲哀を物語っていますよね・・・。
「新リア王」掲載時のトラブルの責任を取って、辞職したのかな。

まぁでもそれにしても狂喜乱舞したのは、高村先生のこのお言葉。

 “ 2002年の物語に、
  久しぶりに合田雄一郎が帰ってきますよ。
  困惑した顔で・・・・・・。 ”


ここ、困惑した顔で!!!
先生はさすがに合田の良さをよく分かっていらっしゃる!!!

前から、第3部には合田が登場するとは言われていたものの、
ああ・・・次回作ですよ皆さん・・・!

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。