高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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大晦日
2005年12月31日 (土) | 編集 |
今年も、パソコンの画面を眺めながらの年越しになりそうです。

今朝は、のっそり起き出して、本の大処分をして、それが1時間くらい。
それから疲れて、3時間以上は寝てました(笑)
同じ頃、父親も風呂掃除をしていてくれたらしいんですが、やはり同様に
真っ青な顔をして寝込んだそうで・・・掃除って大変ですよね。

1年を振り返ると、良い年だったなーと思います。
友達とライブも行って、友達と地どりも行って、
高村さんの講演会にも2度行ってサインを頂けたし、
『新リア王』の単行本も出たし、福井さんのサインも当たったし、
ハマった本も映画もあったので、充実してました。
日常の生活でも、それほど困ったお客さんにあたらなかったし(笑)
ボーナスも支給されたし、職場の人間関係は良好だし。
そうなんです、皆さん、いい人です。

先日、後輩が「口内炎が出来たんですよー」と言った後で、
わたしの方を向いて「ストレスです」。

そうか、ストレスの源はわたし か・・・!

「そうですよね、先輩の周囲はみんな口内炎ですよねー」とは、別の後輩の言。
そういえば、ほぼ全員、口内炎で苦しんでます。
わたしは胃腸も丈夫で、胃痛も口内炎も経験がない。
実はストレスが一番たまっていない人間なのかも知れない・・・。

まあそういう風に、日々、人々の支えというのを実感してます。
こんな、更新のままならないHPを訪れて頂いて、
本当にありがとうございます。
いちお、水面下でいろいろやってはおります・・・
来年、実を結ぶように!がんばりますー。
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少し早めのお年玉★
2005年12月30日 (金) | 編集 |
午前中は少し部屋を片づけて、夕方は日用品の買い物に行って、
おお!浮上しました!(早!)
しかも家に帰ってきたら、福井晴敏さんのTシャツプレゼントに当選していて、
「亡国のイージス」の半袖Tシャツが届いていました。
しかも同封の文書に、直筆サインが。うああすごい!!!嬉しいです!
来年の夏はこれを着てイージス地どりだよ!(笑)
来月の千葉は・・・いくらホテルでパジャマ代わりにでも・・・半袖は寒いよね。

今は、地どりを視野に入れてイージスを読み返している最中です。
和歌山県の由良に行きたくなりました。筆を買った文房具店があるし、
FTGの溝口三佐が乗り込んできた由良港があるし。
城好きの血が騒ぐので、和歌山城にも行きたいし。
近々行ってみよう!

昨日までの落ち込みぶりは何だったんだという感じの完全復活ですな(苦笑)
友達や後輩からメールを頂いたり、福井さんのサイン★を頂いたり、
そういうことが支えになってます。本当に有り難うございます~~~。
それにしても頼りなくてすみません・・・とほほ。

20時間睡眠
2005年12月29日 (木) | 編集 |
仕事がある時はまだ良かったんですが、休みに入ったらベッドから
出られなくなりました・・・。目も開けているのが厭で、
食事と風呂以外は寝床に入ったままです。
毎冬、こういうダメ人間になるんですよね・・・。

多忙だったり落ち込んだりすると、美味しいものを食べたいという気持ちが
なくなってしまいます。昼と夜は違うものを食べたいなぁなんて思っていたのも
どうでも良くなってしまうし、食べても味が分からなくなってくるから
結局、気にならない。
風邪を引いても、味が分からなくなりますよね。
味覚っていうのは、痛覚なんかに比べると、弱い感覚器官なんだなーと思います。

先輩の姪御さんが退院して、「早速『肉!』って言ってんねん~」
というのをお聞きすると、その辺りは嗜好の違いなのかなぁと思いますが。
正岡子規も、病気で食べ物が食べられない時に、治ったらあれを食べたいとか
これを食べたいとか、あれが美味いとか、彼の随筆には食べ物の話が多いんですが、
わたしがそういう病気に罹患しても、食事で悩まされることはないと思うなぁ。
塩!とは思うかも知れないけど(笑)

でもこうしてパソコンに向かう時間を持てるようになったので、
それなりに明日は何とか・・・なるんじゃないかと・・・!
自分が落ち込んで寝たきり状態になっていると、
せっかく正月気分で盛り上がっている家族に、水をさすことになるので、
それがいちばん厭なんですよね・・・・。
がんばろう・・・。

仕事納め
2005年12月28日 (水) | 編集 |
今日が仕事納めでした。
数日前から就寝時間が8時とか10時とか、小学生レベルになっています。
(日記の時間は後で指定しているので実際の時間とは異なります)
目の前の事をやるだけで精一杯という感じで・・・。
明日から年末年始の休みに入るのに、大丈夫なのかなぁ。

映画★「アマロ神父の罪」
2005年12月27日 (火) | 編集 |
映画★「アマロ神父の罪

主演は、ガエル・ガルシア・ベルナル。

この映画を今まで見ずにいた最大の原因は、
“教会の規律を破って愛し合う若き神父と教区の少女の
 激しく切ない愛を描いた衝撃の問題作”という宣伝文句でした。
それにジャケットも、そういう単なる恋愛映画なのかなーと
思わせるような感じだったし。

ガエルが出てるからという消極的な理由で見始めたんですが、
実際の内容は、そんな甘いものではなく、
キリスト教会の腐敗を描いた骨太な作品で、一見の価値ありです。

途中までは主人公のアマロ神父を純朴な青年だと思い、
感情移入して見ていられるんですが、途中から「・・・え?」と
思うことが重なって、違和感を覚えました。
彼は正義漢としては描かれず、ごく普通の人間の弱さを持ち、保身との間で身悶えし、
時には、苦悩も感じずに弱者を切り捨てるような、エリートらしさを
見せたりもします。
(貧富の差が激しい社会で生き抜くことは、
 日本とは程度の違う厳しさがあるのでしょうが。)

アマロ神父の場合は、そこそこの良心と、そこそこの狡猾さを持っていて、
完全に悪い人間でも良い人間でもない。
彼を見ていて時々覚える嫌悪感は、彼の狡猾さが決して他人事ではないから
なんじゃないかと思います。

個人的には、アマロ神父みたいな人は苦手です。
周囲の神父さん達のほうが、もっと魅力的というか、人間的に幅があって、
良いんですよ。
アマロ神父みたいな、精神的に余裕がなく自意識が強いエリートは
ちょっと・・・。でも、彼はきっと成長していくんだろうなと思う。
痛みや苦しみを覚え、教会の欺瞞を知って、変わっていくんだろうな。
これからの人です。


スペイン語の作品なので、神父は“パードレ”なんですよね。
安土桃山時代を彷彿とさせる感じ。

それにしても、キリスト教会の腐敗を扱った作品は結構あるように思うんですが
日本の仏教界のはないですよねー。
それは、日本の仏教が、人々の信仰や信頼を失っているからでしょうか。
少なくとも、この映画のキリスト教会のような位置にないことは確かですが。
元々、救済の宗教として信仰を集めていなければ、
闇の組織と繋がっていようが、利権を貪っていようが、
それが明らかになったからといって、衝撃を感じることもないでしょうからね・・・。

「アマロ神父の罪」の公式HPは、こちら

本★受験研究会編『警視庁SA過去問体系 警部補・警部編 第三版』
2005年12月26日 (月) | 編集 |
本★受験研究会編『警視庁SA過去問体系 警部補・警部編 第三版』
                      (立花書房)2005.9.01
本

5つの記述の内から誤りのある文章はどれか、を回答するというもの。
すべての設問が、そのスタイルです。
大きくは「法学編」と「実務編」に分かれており、
法学編の中には、「憲法」「行政法」「刑法」「刑事訴訟法」があります。
実務編には「社会常識」「総務・警務」「交通警察」「警備・公安」
「刑事警察」「生活安全警察」「組織犯罪対策警察」があります。
実務編は、勤務する課によって受験内容が変わってくるのかな。

現在、読書中。
合田が受けた試験だからと(10年前なので、内容かなり違うとは思う)
頑張って読んでますが、門外漢のわたしに太刀打ち出来る本ではありません。
試験を受けるわけではないので、正解から読んでいるけれど、
それでもなかなか進みませんよ・・・。


疑問!

表紙にもタイトルにもある“SA”は何の略なのか?

関係者には自明のことでも、一般人には分からないんだから。
説明があればいいのに!
…って関係者しか買わないから、こんな本・・・・。

最近ネットで買うから便利になりました。
これを本屋のレジに持って行くのは恥ずかしいですよね(笑)

第3部への儚い期待その1
2005年12月25日 (日) | 編集 |
あるインタビューで高村さんが
「父は僧侶で息子はチンピラあがりの新人類」と仰っていたので


合田の元へ、「うちの若いのがお世話になっているそうですね」とか
言いつつ、秦野(六代目)が現れてくれないかな・・・


むり!だろう。
でも連載が始まるまでは、儚い期待を抱いていたい~~~。

メリークリスマス
2005年12月24日 (土) | 編集 |
クリスマスケーキ

後輩から、いっぱいクリスマスプレゼントを貰いました。
こちらから簡単な贈り物をしたことで、
かえって気を遣わせてしまったかも~と思うと申し訳ないんですが。

所得税とか住民税とかは、後輩の2倍くらいあるんですよね。
それはやはり、それなりに収入が違うということですし。
それなのに、仕事内容はそれほど変わらないし、
会社への貢献度だって後輩の倍も勝っているとは思えないし、
・・・勤続年数だけで所得の格差があるのは後ろめたいというか。
春の昇給で変わってくるのかなぁ。
それはやっぱり昇給したいけどなー!(笑)
あ、でも一ヶ月の勤務日数はわたしの方が多いからかな。

普段、上司が部下に食事を奢ったりするのも、
その辺りの配慮なんでしょうか。


夜は、せっせと年賀状書き。
一人にだけ、いつもムダに凝ったのを作っています。
笑ってくれると嬉しいなあと思いつつ。
そうしたら、先日、3年くらい分の私が書いた年賀状を
全て「去年は○○で今年は○○でした」と覚えてくれていて
ちょっとびっくり。それで今年も気合いが入りました。
元旦から笑いを取るのが関西人のつとめ・・・!

今日を休んだら、年末まで連続勤務です
2005年12月23日 (金) | 編集 |
今日は朝から難波へお買い物に。
母へのクリスマスプレゼントは、いわさきちひろさんの絵にしたのですが、
父へは現実的に手袋を。しかし祝日の高島屋はものすごい混みよう!
紳士服売り場なんて、普段は店員のほうが多いくらいなのに、
英国紳士のような5万円の帽子とかが売れてました・・・。

テレビのインタビューでは、予算5万円とか言われているのだけれど、
皆さん実際にそういうのを、贈られたり貰ったりしているのでしょうか。

そんなプレゼントが貰えるのは、美しい‘お姫さま’な女性だけかと
思っていたんですが・・・。
例えば合田雄一郎とか(男やがな)。

これを書いている今、父から「B'z出てんでー」と言われて、
Mステスペシャルが今夜だったことを思い出しました!
「OCEAN」の後半しか見られなかったけど、
5万円のプレゼントより嬉しいっすよー!!!(寂しい奴め)

DVD★「亡国のイージス」
2005年12月22日 (木) | 編集 |
クリスマスプレゼントですよお!
DVD「亡国のイージス」コレクターズBOX (初回限定生産)
イージスDVD

まだ特典を見始めたばっかりですが、分かったことが一つ。

内閣情報調査室長=内閣情報官

です。
ブリーフィングの席で、瀬戸に「内閣情報官」という肩書きが付いていたのを、
映画鑑賞時には見落としていました・・・!

ということで、瀬戸は、内閣官房のHPで顔と履歴が載るくらいの
ものすごーくエライ人なんですよ!
そんな人が、渥美お坊ちゃんに振り回されていて、いいいのか・・・。

積雪と太極拳と古文書と皇帝ペンギン
2005年12月22日 (木) | 編集 |
今日(10年前の)は、合田雄一郎さんが手紙を書いた日です。

雪!
雪

積雪には縁のない地域なので、雪国の方から見れば“この程度”の積雪でも
停電(福井県美浜町にある関西電力の送電線鉄塔が大雪で折れたのが原因)や
電車やバス等の遅延、運休、という様々な障害が起こります。
私自身、雪道に慣れていないので、吉本新喜劇のように滑って転びそうになった・・・。

そんな中で行ってきましたよ太極拳
身体柔らかいね~と誉められたので、座禅組む時の足(結跏趺坐)を
披露したりしました。
(彰之の)座禅の方法については、こちら(曹洞宗のHP)をどうぞ。

古文書のほうは、先週に引き続き、清サンからお父様に宛てた手紙です。
武士は、10両でさえ年賦で返さないといけないくらいの窮乏の中、
富農である清サン家は、30両さえすぐに用意出来る金持ちっぷりです。


皇帝ペンギン」のDVDが届いていたのを見ました。
どうしてあそこまで極限の状態で繁殖するのでしょうか。
1対のカップルが、1年に1個しか卵を生まないんですよ。
産卵、抱卵、孵化してからも危険は多いし。
全体で考えれば、江戸時代の将軍家並の生存率じゃないかと(比べるなよ)。
本当にジリ貧というか、あれこそ少子化まっしぐらというか、
温暖化が進む現在では、どう考えても絶滅路線に乗っているように思える。
でも、親として在るべき姿がそこにある!
性教育で必要なことって、こういうことじゃないの。とちょっと思ったことでした。

目ぢから
2005年12月20日 (火) | 編集 |
合田雄一郎と同業者のお客様が来られました。
実際、客の中には“お上”が多いんですが、
なかなかソレっぽい見かけの方はおられません。
事務系の方もおられるだろうしなぁ。

それが今日の方は、これぞ!という恰好をしておられて
しかも低くくぐもった声、猫のように足音を立てない歩き方。
うーん合田さんの側にいる人は、こんな感じなのかな~~~。
それなら「目」も、そうなのかなーと思って
凝視してしまったんですが、視線をそらされました(笑)
いやまあそりゃそうだろうが。
ごめんなさい不気味な民間人で。

トカゲを見つめる合田雄一郎の目、気になりますよね・・・。

“人に向かって何かを心から語ろうとした”(『LJ下巻437頁』)
2005年12月20日 (火) | 編集 |
タカムラーさんにとっては特別な日です。

“十二月二十日午後、合田雄一郎は
 蒲田カソリック教会の司祭の訪問を受けた”
  (高村薫『レディ・ジョーカー下巻』433頁)

合田でなくても激務です
2005年12月19日 (月) | 編集 |
母校から送られてくる小冊子の類、いつもなら読みもせず
ゴミ箱へ直行させてしまうのですが、今回は合田の同業者の方の
インタビューが載っていて、有難く拝見しました。

勤務体制は
「所属によって違いますが、私たちの部門は三交替制です。
 朝九時から翌朝九時まで勤務したら、翌日は日勤か公休。
 泊まりは1月に10日ほどです」。

合田さんとこは、4日勤務でしたよね。
しかし、この、朝九時から翌朝九時って?!
仮眠は取れるだろうけど、24時間労働ですかー。
それ言ったら、母校の生徒は誰も行かないと思います(笑)


真夏と真冬は、特に外で勤務されている人々が、かっこよく見えます。
着ぶくれしてる警官だって、立っているだけかもしれない警備員だって
(いや、何事も異常がないように手配するのが、警備員の役目ですから!)
無性にかっこよく見えるのは何故でしょうね・・・。


今年1年の総決算的なニュースを見ていたら、悲惨なものばかりで、
暗澹たる気持ちになりました。
せめて人の手によるもの、殺人とか事故とか汚職とかは、なくなればいいなぁ。
まぁ天災と言っても、温暖化が原因なら、その元を作っているのが
人間なのだから、人災でもあるわけか・・・。

「ちょっと深呼吸だ」(by加納祐介)
2005年12月18日 (日) | 編集 |
せっかく楽しんで帰ってきた講演会なんですが、
その夜に、ちょっとショックを受けるような事実を知って、
お世話になった方々に御礼メールもせずに床についてしまいました。
すみません・・・。

今まで疑問に思っていたいろいろなことが、腑に落ちるような
過去の事実だったんですよ。
この年になるまで、知らされなかったのもショックだが。
(当事者が口を滑らしたのを、聞き漏らさなかっただけなんですが。)
重い。
事実そのものも重いけれど、辻褄の合ったいろいろなことのほうが、重い。
どうであれ、己の腹のおさめるべきところに、おさめるしかないわけですが。

言葉に出したら涙が止まらなくなるような過去というのが、
誰にでもいくつかはあると思うのですが、それが増えたな、と・・・。

まぁでも、その事実でそれほど自分が動揺するということも驚きでした。
冬だからかな。

今朝は、LJのラストの加納のように、ひどい形相だったようで、
会社で皆さんに大変心配をおかけしました・・・。
「今日は早く寝てくださいね」って後輩に言われて、
「うん」って答えたら、「え・・・ッ」って絶句されてしまった。
「素直すぎて気持ち悪い」と。確かに、普段なら
「一緒に寝てくれたらね。可愛がってあげるよ」くらいは言うなぁ。
(それもどうか・・・!)
帰り、ロッカーの中に「お疲れのようなので」ってメモ書きと一緒に
後輩からの差し入れチョコレートが入ってました。
う・・・・・・・・。

ありがとう。いろいろ感謝。
買っているクリスマスプレゼント、もうちょっと追加しよう!(笑)

高村薫さん講演「小説の表現と同時代」
2005年12月17日 (土) | 編集 |
朝日カルチャーセンター特別公開講座、
小説の表現と同時代」を聴講してきました!
講師は勿論、高村薫先生です。

『新リア王』未読の方への配慮から、
新作の内容には踏み込まない、ということでした。

高村さんが、なぜ『新リア王』を書いたのか、その理由と、
現代に、小説はどんな風に書かれて、読まれるのか。
同時代に、小説はどんな形で係わっていくのか。
そういったお話でした。

内容は後に詳しくレポートを書くつもりですが、
これをお聞きして、なんというか、合田ではないけれど、
もろに分かったと思いました(笑)

例えば合田雄一郎が、『レディ・ジョーカー』で、
事件に関心を失ってしまうシーン。
ああそういうことだったのか、と納得がいきました。
わたし自身は、そういう展開もアリだと思ったし、
それこそ良いと思ったのだけれど、
物語としての体裁を言うなら、あれは破綻ではないかと、
ミステリーが好きな読者なら、物足りないのではないかと
思っていました。余計なお節介なんだけど、
あれでよく編集者がOKを出したなぁと感心していたんですよ(笑)

でも高村さんのお話を聞いて、ああそれを編集の方にも
仰ったんだろうな、それで説得されたんだろうなと、
勝手な思いこみかも知れませんが、そう感じました。

その他に、「ことば」に対する高村さんの思いを
お聞き出来たのも、貴重な体験でした。
「言葉の意味の広がり」を大切にしたいというお気持ち、
本当に身に染みます。

高村さん自身が、自著の中で合田にヴァイオリンを弾かせてみた時に、
その「ヴァイオリン」には、ご自身の記憶の中のヴァイオリン、
個人的な思い出を含んだ(“意味の広がり”を持った)ヴァイオリン、だと思います。
音楽に造詣の深い高村さんのこと、ヴァイオリンに対しても
強い思い入れがおありになると思いますが、しかし!
しかし、『レディ・ジョーカー』の読者にとっては、高村さんでさえ
それまでには持ち得なかった意味を、持つことになります。

合田雄一郎の弾く「ヴァイオリン」 です。

単なるオーケストラの楽器の一つだった、もしくは、
せいぜいお気に入りの楽器の一つに過ぎなかった「ヴァイオリン」、
それが『レディ・ジョーカー』によって、新たな広がりを持つことになる。

そうして特別な楽器になったヴァイオリンの音色を聴きたくて、
ちょっと費用がかかるけれど、交響楽団のコンサートに出かけてみたりする。
生演奏を聴いて、ますます気に入ったりする。
ヴァイオリニストが演奏する時の表情を観察したりする。
そうしてそうして、「ヴァイオリン」のイメージはもっと広がってゆく。

うまく説明出来ているとは思いませんが、
わたしの中での「ことばの持つ広がり」は、
こうして形作られてゆくこともあります。
こういう小説体験もあります。あっていいですよね・・・

・・・説明が全て合田絡みだっていうところに、
自分の思考の一端を覗きみる感じがなくもないけれど・・・


講演終了後、サインを頂くことが出来ました!!!


その後、真っ暗な夜の闇に木枯らしの吹く中、朝日新聞社付近の地どりを決行。
からな様がガイドを務めてくださって、
『黄金を抱いて翔べ』で爆破される住田銀行(現・三井住友銀行)など、
偵察よろしく見て回ったりして、楽しく過ごしました。
からなさんのガイドは本当に詳細で!(方位分かりませんよわたし・・・)
タカムラー地どりツアーの添乗員決定です。(やりましょう是非)

いろいろお世話になった皆様、有り難うございました。
本当に楽しかったです。

タカムラブルー
2005年12月15日 (木) | 編集 |
忘年会で飲み足りなかったため、午前中の太極拳も、すんなり行けました。
最近は寒さに身体が強ばっているので、ストレッチに時間をかけます。

その後、太極拳のポーズに入って、先生に姿勢を直されるんですが、
いつも「反り返っている」と言われるんですよね。
そんなつもりはなかったんだけど、先生に言われて、
壁に背中をつけて“空気椅子”の姿勢になり、
「ほら、お尻から背中から首までちゃんと壁につくようにして」
と言われた通りにすると、確かに、今まで反り返っていたことを、実感しました。
お腹を引いて重心を下げるというのは、かなり負担がかかるので
ついつい、腹を突き出した反り返りポーズで、重心を上げていたんですよね。
それでは、敵に腕を引かれたりすると、すぐ前に倒れてしまうわけです。
踊りならそれでいいけど、太極拳はあくまでも武術なので、それではいけない。
一つ一つのポーズに、敵の動きが想定されているわけで、それも考えないと
ダメなんですね。

午後はショッピング。
17日の為に急遽、青いマフラーと青いセーターを買いました。
本来は青いスカートなんですが、スカート着用の習慣がないので、妥協。
もうその時点でタカムラブルーではなくなっているんだが・・・。

忘年会
2005年12月14日 (水) | 編集 |
社の忘年会でした。
披露宴会場に使われることの多い、丘の上のレストランで、
フランス料理のフルコース。

日本に3本しかないという赤ワインを頂きました。
こういう紹介の仕方って、どうなのかなぁと思うんですよね。
東京や大阪や京都じゃなくて、どうしてこんな片田舎にあるのか、
まずはそこが疑問だ。不人気だから3本しかないとか?
いやまぁでもお味は、良かったです。
口に含んだ時の苦みがすぐに消えて、後味が甘いので驚きました。

毎年恒例のビンゴゲームでは、準優勝でした。
準優勝は2回目です。意外に運が良いのかも。チケット運は悪いのになぁ。

それにしてもやはり忘年会は苦手です。
うちの会社は、仕事帰りの付き合いもないし、忘年会や送別会でも
一発芸をさせられたりすることもないので、気楽なんですが、
そもそも、大勢で集まって騒ぐというのが、苦手なんですよね。
合コンもだめ。
オフ会は良いんですが。趣味が合う方とのオフ会は、
大勢だろうが少人数だろうが、本当に楽しいです。

そんなこんなで、忘年というより逆に自分の欠点とか限界とか見えて
反省した夜でした。もっとこう、人付き合いが上手くなりたいなぁ。
むりかなぁ・・・。


そうして悶々としながら帰ってくると、
高村さんの芦屋サロンの記事が載っている、12月13日付の
読売新聞が届いていました!
有り難うございます読売新聞大阪本社さま!

ゼミで高村作品を採り上げていらっしゃるらしい、
武庫川女子大のたつみ先生のゼミに入りたいと思いました。
そうして人物関係表とか年表とか一日中作っていられるのなら、
それにまさる人生はありますまいよ。

映画★「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」
2005年12月14日 (水) | 編集 |
ようやく見に行ってきました。
いろいろ聞いていて、期待していませんでしたが、
普通に映画として楽しめる感じにはなっていたと思います。
映像、すごいですよね。特殊効果も衣装も、風景も凝っている。
さすが、大量に資金を投入出来る映画は違う・・・。
以下、ネタバレあります。
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「オランダ絵画の黄金時代 アムステルダム国立美術館展」
2005年12月13日 (火) | 編集 |
仕事に行くより早く家を出て、兵庫県立美術館に行ってきました。
家から2時間ほどかかります。JR大阪駅で神戸線の列車を待つ間、
寒さのあまり一人ホームで震えていました・・・!
JR灘駅で下車して、海のほうへ徒歩10分、目指す建物が見えてきます。

オランダ絵画の黄金時代 アムステルダム国立美術館展
公式ホームページはこちらです。
兵庫県立美術館

オランダと言えば、わたしの場合はライスダール!Jacob van Ruysdael。
ロイスダールとも呼ばれるのですが、蘭語の発音を知らないので分かりません。
これ↓は、「ベントハイム城」。
ライスダール「ベントハイム城」

彼のドラマチックな絵柄は、確かに情緒過多だと思う時もあります。
たまに、息苦しさを感じてしまう。
一方、イタリアの風景画で有名なカナレットの、
緻密だけれど余分な感情を廃した、淡々とした描写に、安心することもある。

でも、甘いお菓子があるから、甘味を抑えたお菓子の美味しさが分かるように、
どちらも必要で、どちらかというと甘いロイスダールが好きなんですよね。
変な喩えだな・・・。

この展覧会の目玉は、フェルメールの「恋文」という絵。
召使いの女性が、着飾った若い女性に、手紙を渡しています。
どうやらこれが恋文らしい。
絵を見る者は、まるでそのシーンを覗いているかのような画面構成に
なっていて、これもドラマチックではあるんですが、
鑑賞上の欠点は、恋文を受け取る女性があまり美人ではないこと、
だと思いますよ・・・!

ピーテル・デ・ホーホの「子供の髪から虱を取っている母親のいる室内
「子供の髪から虱を取っている母親のいる室内」

通称「母親の義務」と呼ばれているそうですが、同じ通称を持つもう一枚が
いかにも貴族、上流家庭の身なりをしていて、実質的には召使いが
面倒を見るのだろうなと思われるのに対して、
こちらの絵は、それほど貧しくも裕福でもない、母親と子が近い関係にあって、
堅実な生活と静謐な空間を表現していて、好感を持ちました。


静物画も何点かありました。
あれは、花瓶の下に必ずカタツムリがいて、虫も這ってますよね。
何の寓意なのかな。

それから、牡蠣がよく出てくるんですよね。苦手なんですよ貝。
貝の、あの独特の中身まで緻密に描写されるのは、ちょっと・・・。
オランダでは特にニシン漁が盛んで、貴族の財源はニシンだったそうです。

アールト・デ・ヘルデルの「ダビデ王」は、
『新リア王』の 福澤榮 を思わせる威厳に満ちていました。
ヘルデルはレンブラント様式を忠実に守り続けた弟子だったそうで、
単行本の表紙からのイメージかも知れませんが。

さて、タカムラーな感想が出たところで一つ。
この美術館にはフェルメール関連グッズが多く取り揃えられてあるのですが、
青いターバンの少女の目をアップにしたグリーティングカードがありました。
フェルメール「青いターバンの少女」のグリーティングカード

ところで、わたしは、合田はこの少女の目に魅かれたんだと思っていたんですが
(自分の目もそれぐらい魅力的なことをこの鈍感男は気づいてないんですが!)
特にそういう描写があるわけじゃないですよね。

  “ 雄一郎は、京都の府立美術館へ一緒にフェルメールの絵を
    見に行ったときと同じ目をして首を突き出していた。
    『青いターバンの少女』を見て「すごいな・・・・・・」と言った、
   それと同じ声、同じ顔、同じ目だ。 ” (『照柿』185頁)

原作での描写は、これだけ・・・でしたっけ?
高村作品に、ものすごくフェルメールの存在感があるのは何故なんでしょう。
「青いターバンの少女」=合田雄一郎くらいに、なぜか、思いこんでました・・・。
キーワードは青かなぁ。フェルメールも青を効果的に使いますよね。

青と言えば、青色透明ガラス瓶がとてもきれいでした!
娘の結婚1周年記念に、娘の父親が渡したものだそうですが、
ガラスの淡い青色もさることながら、そこに刻まれた装飾的なアルファベットも良かった。
良い感じの青を見ると、合田が好きそうな青だなぁと思ってしまう。

銀器も美しかった!
それまで、さほどと思わなかったのですが、やはり美術館に並べられるような銀器は
モノが違うのですね・・・。酒器の類も、皿などの銀器も、趣向を凝らし光沢も美しく、
ああ貴代子が嫁入り道具に持ってきた銀器もかくやあらん、などと思いました。


美術館は海のそば。
艦が碇泊していたりするかも?と思って海岸まで行きたかったのですが、
今日は特に風が強く、歩いていたら心停止すると思うほど寒くて、諦めました。
残念です。海が見たかったなぁ。

帰りは阪神電車に乗って、梅田駅へ。
さて、次は急いで映画館へ!とうとう「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」を見ます!

本★警察制度研究会編『注解 警察官職務執行法』
2005年12月13日 (火) | 編集 |
本★警察制度研究会編『注解 警察官職務執行法』(立花書房)2005.4.01

単行本『マークスの山』で、合田雄一郎は33歳6ヶ月。

警察官職務執行法が服を着て歩いているような規律と忍耐の塊”だそうです。

この本を手に取ったきっかけは、それです。それだけです。
でも合田ファンなら、読んでおかなきゃならない必須の本だと思ったんです・・・!

今まで、警察官の仕事の中で一番疑問だったのは、
各家庭から逃げたサソリだとかワニだとかの動物を、捕獲していること。
ニュースでよく見ますよね。あたふたしながら、動物を取り押さえる警官。

道案内は交番にいる警官の職務ではないと言われるのに、
動物の捕獲なんか、警官の職務なのか?と思っていたんですよね。

職務だったんですよ!

第四条(避難等の措置)に定められています。

1 警察官は、人の生命若しくは身体に危険を及ぼし、
  又は財産に重大な損害を及ぼす虞のある天災、事変、工作物の損壊、
  交通事故、危険物の爆発、狂犬、奔馬の類等の出現、極端な雑踏等
  危険な事態がある場合においては、その場に居合わせた者、その事物の管理者
  その他関係者に必要な警告を発し、及び特に急を要する場合においては、
  危害を受ける虞のある者に対し、その場の危害を避けしめるために
  必要な限度でこれを引き留め、若しくは避難させ(後略)。

野犬、動物園から脱走した猛獣、猛禽なども、この“等”の中に入るそうです。
しかしこの「奔馬」ってね・・・!何かの比喩ですか?
今どき、道路を馬が走っている姿なんてあり得ない!

・・・と思っていたら、最近、勤務先に行くまでの道に、
「馬に注意」 という看板が立ちました!
どうやら、お祭りがあって、その行列に馬が出るのだそうです。
この馬が暴走したら、警官の職務権限で取り押さえることになるんですね。
素晴らしく字義通り、法律に沿った行動ということになりますね。
神事の最中に奔馬を取り押さえる警官の姿は、
それなりに象徴的ではあるかと思います。


学生時代は日本語と日本文学の研究をしてました。
他には、日本史と民俗学と宗教学と心理学くらいにしか興味がなかったので
法律なんか全然知りません。
一つの言葉にいくつもの意味を重ねるような思わせぶりな文学の言葉と比べると
基本的には一つの言葉に一つの解釈しか許さないような厳格な法律の言葉は
面白みがないと思っていました。今なら、親切だとも思えるけれど、
やっぱりまぁ、受け身でも楽しい小説とは違って、
法律書というのは、積極的に考えて読まないことには味気ないですよね。


この書の解説で出てくる判例が、明治42年とか昭和28年とか、
せいぜい昭和59年あたりまでなので、それもどうかと思うのですが、
読みようによっては、面白いです。
アイスキャンデー屋”なんかが出てくるのです。
ここは間違っても、ハーゲンダッツなんかじゃない んですよ。
湘南の海から戻ってきた石原裕次郎が、落下傘スカートをはいた女性を連れて、
ふらっと立ち寄るような“アイスキャンデー屋”だったりするんですよ。
美女を連れたちょっと強面のお兄さん同士、肩がぶつかったりして喧嘩になって、
そこで警察官登場!職務権限を行使して、間に割って入っていかないといけないような、
そういうアイスキャンデー屋なんですよ。
ああ懐かしいなぁ。日本人の原風景じゃないですか(何者やねん)。

考えて読めば、法律も、それなりに面白いかも・・・。

ちなみに、「警察官職務執行法」は、ネットでも読めます。こちら

本★杉山隆男『兵士を追え』
2005年12月12日 (月) | 編集 |
本★杉山隆男『兵士を追え』(小学館)2005.8.10

杉山さんの兵士シリーズ第3弾は、潜水艦が中心。
そこに航空自衛隊のF17戦闘機や、海自の哨戒機P3Cの話が入ります。

潜水艦の基地は、呉と横須賀のみ。
様々な大きさと任務がある海上艦とは違い、潜水艦は数が少ないので、
艦長になれるのは、1人が2年のみ、という短さだそうです・・・。

日頃から、ドアの開け閉め、トイレの水流など、
機械的な音には気を使わねばならない潜水艦ですが、
「無音潜行」が「特無音」と呼ばれる最高レベルに達したときには、
その場に凍りついているしかないそうです。
もちろんトイレにも行けない。

興味を引かれたのは、P3Cのパイロットとタコ。

P3Cとは、潜水艦の発見と追跡を任務とする海自の飛行機で、
パイロットは言うまでもなく操縦士。で、タコというのは、
“センサーマンと総称されるソナー員やレーダー員が掴んできた情報を
 コンピュータ画面をみつめながら分析し、敵をどう追いつめるか、
 戦術を組み立てクルーを動かす、P3Cの頭脳” だそうです。

“役割分担が全く違うパイロットとタコである。しかし二人の息が合っていれば、
 最良のバッテリーに支えられたチームのようにP3Cは存分の力を発揮する。”

P3Cのパイロットの、「私はサブマリンキラーと呼ばれてます」という台詞も
仕事に対するプライドや、少年のように素直に自慢げな様子がほの見えて、
いいなぁと思いました。何より、サブマリンキラーっていうのが・・・
マダムキラーではないのね(笑)

いいですねP3C。
誰かパイロットとタコの名コンビを、小説に書いてくれないかな(笑)


自衛隊という組織の変貌、特に入隊してくる隊員のタイプの変化によって、
組織が変わりつつあるというのが、本書の最後のほうで触れられています。
数ヶ月前に、大麻、覚醒剤の所持で逮捕された海自隊員が潜水艦乗りだったことは
記憶に新しいのですが、雑誌「月刊現代」の記事、
「裁判では語らなかった自衛隊大麻汚染の実態-元自衛隊員が衝撃の懺悔」でも
自衛官の高学歴化と、人間関係の変容について話されてました。

ここ最近の若年層による殺人事件(両親、または児童の殺害)を
見ていると、本当に、社会は変化しているのだなぁと思います・・・。
昔だってこういう事件がなかったわけではないけれど、
さすがに、最近これは頻繁に起こり過ぎている気がする。
2時間サスペンスの殺人には、怨恨や金という動機が、
使い古された雑巾のように出てきて、むしろ安心するんですが
(人を殺人にまで駆り立てる動機が、他人にも分かりやすいので。)
現実の犯罪は、もっと偶発的な、もっと予想困難なものになってきていますよね・・・。

DVD★「ローレライ」コメンタリー
2005年12月11日 (日) | 編集 |
DVD「ローレライ」のコメンタリー。
聞いたのが最近で、書くのもまた遅くなってしまったんですが、
ちょっと感想。ネタバレあります。

[READ MORE...]
多忙貧乏それでも希望
2005年12月10日 (土) | 編集 |
今日は仕事が忙しくて、身体は本当に疲れたのですが、
後輩とふざけ合って、楽しく過ごせました~。
人間関係が上手くいってるのって、精神の安定には一番いいです。

喋ることの8割が冗談っていうのは、この年でどうなのかと思うんですが。
いつまで後輩とわいわい笑っていられるんだろうか。
誰も、わたしのことを先輩だとは思ってないと思うけど・・・・・・!


偶然、テレビを見たら『クライマーズ・ハイ』のドラマがNHKでしていたので、
ちょこっと見ていました。原作小説の大ファンです。『半落ち』より好きかな。

佐藤浩市さんと岸部一徳さんの共演でした。
瀬戸渥美!瀬戸渥美!(繋げるんじゃないよそこ)

休日に太極拳をし、古文書を読む
2005年12月08日 (木) | 編集 |
午前中に太極拳
足を広げて内腿の筋肉を刺激すると、女性ホルモンの分泌が良いそうですよ。
・・・先生、それ卑猥な冗談ですか・・・?
とりあえず筋肉痛まっしぐら。カメハメ波の次は酔拳ポーズです★

午後は古文書
再び、清右衛門さんの手紙を読んでいます。
父親宛で、内容は、京都から江戸に出てきたばかりの頃の状況報告と金の無心。
要約すると、

「非常事態(ペリー来航時なので)とか、人手不足とかで呼び出されたのに、
 来てみれば金、金、金。金の話ばっかりです。
 ○○さんところから10両貸してくれって言われて、今手持ちが5両しかないから
 とりあえず5両渡したら、外聞が悪いからって、証書も書いてくれません。
 じゃあその5両は差し上げますから、もう5両は勘弁してくださいって言いました。
 そんなわけで、今の小遣いは2朱しかないんです父上様。お金送ってください」

ああ何て気の毒な清サン。良い金づるだと思われているようです。
この時はまだ、放蕩殿様の軟禁計画など考えてもいない頃ですが、
京都から江戸に出てきて早速、うんざりしている様子がよく出ています。
原文を読み下すと、

「さてさて困り入り申し候。お察し下さるべく候」


これ言いたい時ってありますよねー。
・・・こんな時代から綿々と語り継がれてきた言葉なのだなぁ(笑)


清右衛門さん、ものすごく頑張ってるんですよね。
20代後半で、父親の代理ということで京都から出てきて、
江戸の主家の財政難と殿の放蕩ぶりに直面し、
お金いっぱい剥ぎ取られつつも、お家の為に奔走して、
傾いた主家の立て直しを敢行し、武士身分を取得。
しかし、激動の幕末を乗り切ったら、士族の称号を捨ててしまう。

彼が江戸で何を見たのか。何を感じたのか。
「俺たちが納めた金は、こんな風に使われていたのか」という、
納税者としての驚きと怒りでしょうか、最初は。
改革に着手しても、やっぱり大変だったんだろうなぁと思います。
低い身分の者に仕切られるのが腹立たしいと感じる者も、たくさんいるだろう。
家中を統率するために、自分も高い位に上り、武士身分を取得したのだろうけど
いろいろ嫌がらせもされただろう。
主家の娘の信頼が厚いのも、やっかみを受けただろう。
もし本当に、娘さんに身分違いの恋心なんか抱いていたなら、
(これからそういう手紙が発見されるかも知れないけど、)
そんな手紙、息苦しくて読めませんよ・・・。

とはいえ、清サンは金の話にうんざりしていますが、彼の力の大半は、金の力。
彼が主家の中でそれなりの地位を得たのは、彼自身の才覚もさることながら、
彼の背後に、実家の金があったから、という理由を無視できませんよね。

節約が難しいのは、今も昔も交際費です。
武士のプライドを維持して、見栄を張るために必要な金。
それを握っているのが、清サンなんですよね。
潤沢な資金力を背景にしたからこその発言力であり、武士身分の取得だった、と思います。

武士の世界の明暗を見た清サン。
家の再建が済んだら、もう義理は果たしたと思ったのか、
江戸には留まらず、京都の実家に戻っています。

清サン、かっこいいですよね~~~。

鹿と犬の名コンビ。
2005年12月07日 (水) | 編集 |
別ブログの、ハリー・ポッター6巻の感想を書こうと思うのですが
しばらく離れていたせいで、なかなか感覚が戻らない・・・。

5巻ほど熱意がこもらない理由は勿論、シリウスの不在が原因で、
いくら蛇の紋章を持つ寮の先生が魅力的だとはいっても、それだけではなー・・・。

意外に、狼男に愛情が持てないことが不思議な気もするんですが。
鹿と犬が、最強だったものだから。
特に、その後の犬の苦悩の深さと、親馬鹿っぷりがもう愛しいのなんの、
それを思うと6巻は、わたしにとって、炭酸の抜けたサイダーというか、
出がらしの日本茶というか、噛みすぎたガムというか。

いやでも頑張ってるんで、そのうち更新します・・・。

信頼できる医師とは
2005年12月06日 (火) | 編集 |
久しぶりに歯医者に行きました。
「悪いところは悪いけど、悪くなってはいないから」と言われました。
状況は厳しいんですけどね。昔から歯が悪くて。
でも、「磨けてるところはよく磨けてるよ」と誉めてもらって、嬉しかった!

それまでの先生には、「ちゃんと磨いてないんだろう」と言われてたんですよ。
そうじゃなくて、時間もかけて頑張って磨いてはいるんだけど、
歯並びが悪いので、なかなか上手く出来ない。それが分かってもらえない。

医師の一言って、けっこう重いですよね。
怠慢じゃないんだって認めてもらえたのは、嬉しかったな。
いやあ何でも誉めてもらうと素直に嬉しい(笑)

今の先生は、患者の気持ちを尊重してくれるし、
でも、言うべきことは言ってくださるし、信頼感が持てます。

それにしても・・・
わたしが遺棄死体になったら、歯形から身元を特定されるんだろうな。

クリスマス前にはアルバムが出るというB'z法則
2005年12月05日 (月) | 編集 |
B'z、来月にニューシングル発売決定なのだそうですね。
買ってはいたものの聴いていなかった「PleasureⅡ」、
今日やっとiPodに入れました。
しかしシングル全て持っていて、iPodで聴いている身には
アルバムで買い直す必要があまりなく、特典が最大の魅力でした。
「FRIENDSⅢ」とか、せめてクリスマスソングのカバーとか出してくれたら、
この孤独を紛らわすことが出来ようものを!(笑)

B'zの「それでも君には戻れない」という曲が、歌詞もメロディーも覚えているのに
どのアルバムに入っていたかを失念してしまい、通勤途中に気になって、
気になって気になって!友達にメールして訊こうかと思ってしまいました。
普通は前後の曲も覚えているし、声や曲調でいつの歌かは分かるし、
入っているアルバムを忘れるなんてこと、ないのになぁ。
iPodでシャッフルで聴いていると、そこが弱くなるようです。
でも、「IN THE LIFE」の曲順を忘れるなんてショックだ・・・。

来月の旅行の日程合わせのため、先輩方に打診をして
場所を訊かれたので、「広島か千葉です」と言うと、「自○隊?」と・・・。
そんな風に見えてましたかッ。赤面。
追っかけじゃないんですから。・・・まぁ図星なんですが。
市ヶ谷に行ったって漏らしたのが、かなりインパクトあったみたいです。
でも、市ヶ谷は首都の観光コースだと思ってましたよ!
はとバスで行け!というくらいの観光地じゃないですか。
国民的アイドルですよね、渥美さんは。
合田さんと並んで(あんたの脳は合田インフルエンザ罹患中かッ?)。

本★黒岩比佐子『日露戦争 勝利のあとの誤算』
2005年12月05日 (月) | 編集 |
本★黒岩比佐子『日露戦争 勝利のあとの誤算』(文春新書)2005.10.20

戦争は、一部の軍人が暴走したからといって、それだけで始まるものでもないと思う。
今は兵器の威力が違うので、最初の攻撃で決まることもあるかも知れないけれど。
本気で回避しようとすれば、出来たかも知れない。

しなかった理由。出来なかった理由。
それはやはり、民衆が沸き立ち、何か不思議な熱気に飲み込まれ、
戦争へ突入していったんだという気持ちがありました。
そういう感情の変化を見ていきたいとずっと思っていて、
やっぱり問題は日露の後だよな、と考えていた時に発行されたこの本を手に取りました。

この本では、日露戦争の講和条約調印に反対する人々が集って後に暴動となった
日比谷焼打ち事件」を中心に、当時の日本の状況や、人々の様子が書かれています。

1905年、日露戦争終結。
戦場にいる兵士には、どちらが勝ったか負けたかも分からないような
苦しい戦いだったのに、日本の新聞には連戦連勝の記事が書き連ねられていました。
当時の日本人は、戦時の増税に喘ぎ、働き手を徴兵された家は窮乏。
しかしそれに耐えて頑張っていたのに、だからこそ勝利したと思っていたのに、
講和の条件は、よくなかった。
賠償金を取らないような、そんな甘っちょろい講和条件て何だ!という怒り、
常日頃から鬱積していた不満が爆発したのが、この帝都騒擾。
交番や鉄道、キリスト教会などが焼かれて、死者と相当の負傷者を出した事件です。
300人ほどが検挙されたという、まさに未曾有の事態。

当時の総理大臣だった桂が、敵国相手ではなく自国民相手に苦労しようと、
それは新聞に正しい情報を伝えず、報道させなかったせいだろう。
(“ニコポン宰相”とは、にこにこ笑ってポンと肩を叩き人心を溶解させるということで
 桂太郎に付けられたあだ名。長州藩出身で伊藤と山県には頭が上がらない。)

でも講和に反対するなら、あんたらが戦場に来て戦い続けろよーと思ったのが
兵士の本音、というのも頷ける。
戦場から遠い場所で、「こんな講和じゃ軍人さんが可哀想」と言ってもなぁ・・・。
とにかくさっさと終わらせてくれよ、と思ってた兵士も多いはずだ。

この日比谷焼打ち事件では、単にその場にいただけの人に対しても、
警官が暴力を振るっていました。
そのため人々は、ますます警察に不信感を抱くようになってしまいます。
すごいのは、東京府会(当時は東京府)で
「警視庁廃止に関する意見書」が提出されていること。
今現在、警視庁をなくしてしまえ!なんて考える人はさすがにいないだろうけど、
当時は、廃止(というか大幅改正)も考えられるほど、
今のように確立した組織ではなかったんですね。

他府県の警察とは異なった命令系統で動く警視庁は、府知事の下にあるのではなく、
警視総監が内閣と直結して、そのため警視庁は内閣擁護の存在になっている。
そんな警視庁は廃止して、新しく民衆のための組織を作り直すべきだという、
素晴らしく的を射た意見のようです。


心底、人の感情というのは分からない、恐いものだなぁと思ったことは、
来日した英軍兵士たちを、たいそう手厚くもてなしていること。
いや、客をもてなすのは当然のことだし、これだけ見れば美しいことなんだけれど、
日英同盟が締結されたのが1902年、明治35年。
幕末にあれほど攘夷を叫んで、薩英戦争もあって、その先鋒だった薩摩や長州が
政権を握ったというのに、30年も経てば、この通り、「親英」に鞍替えかーと。
そうしてまた数十年経てば、「鬼畜米英」にすり替わる、この変わり身の早さ。

単なる世界状況の変化というだけでは説明のつかない、
人間感情の不可解さだと思います。
出来ればずっと、地球に住んでる仲良しのご近所さん、でいきたいものです。

本★海野弘『陰謀と幻想の大アジア』
2005年12月05日 (月) | 編集 |
本★海野弘『陰謀と幻想の大アジア』(平凡社)2005.9.14

その昔、ユダヤ人を満州に受け入れる「フグ計画」というものがありました。
“大げさにいえば満州にイスラエルをつくるという計画”なんだそうな。

地球は丸い、世界は広い、と知ってから、実際に交通が発達して、
その大きな世界が少し見えるようになってきた時代。
日本という国の形を、見つめ始めた頃。
世界はどうあるべきか、日本はどう進むべきか。
誤ったり勘違いしたりしつつ、いろいろな未来を夢想していたんだと思います。

日本語の起源についての研究で、
“二つの言語を比較するといっても両方の歴史的コンテクストが
 それぞれはっきりしていないと無意味になる。
 片方が新語でもう片方が古語だったりしたら比較にならない。”
と著者の説いていることは、学生時代にまず注意されることなのだけれど、
実は研究者でも徹底してない場合があるのかと思って、驚きました。
古い時代の象形文字や、言葉なんか、今とは形も意味も全然違うことがある。
そういう変遷をすっ飛ばして、現在の言葉だけを見て、
こことこれが似てるからこうなんだと結論づけるのは、早とちりです。

しかし、ここまで専門的な話(古代の言語の比較)になると、学生なんかでは、
調べようもなくて、合っているのかどうか分からないですよね・・・。
エライ先生が言うと、「ふうんそうなのかな」と思ってしまう。
だから、まず最初に「何でも疑え」って言われるのかな。

そうして、それ以上に言葉や歴史の研究が難しいと思ったのは、
思想的な問題が入ることですが、そこを恐がっていては、前に進めない。
時々立ち止まって周囲を見て、足下を見て、大丈夫かな?と考えて、
そうやって考えてゆっくり歩き出すしかないのではないか。

隠蔽は、されたくないな。
だからといって、暴くというほどの強さもない。そうではなくて。
人や組織や時代を非難して終わりではなくて。その奥に、その裏に、その闇に、
何があるのかを見たい。
たった60年ほど昔のことが、江戸よりも鎌倉よりも、一番分かりにくい気がする・・・。

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