高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


ミヒャエル・ゾーヴァ展
2005年06月16日 (木) | 編集 |
京都伊勢丹で開催されているミヒャエル・ゾーヴァ展に行ってきました。
ホームページはこちら

絵本の挿絵画家として有名なのですが、映画「アメリ」の美術担当も。
アメリの部屋に置いてあった犬やガチョウのイラスト、豚のランプは彼の作品です。

代表作と言えば、アクセル・ハッケと組んだ絵本『ちいさなちいさな王様』。

20050616234345.jpg


この王様の国では生まれたときが一番大きく、年をとるにつれて小さくなります。
そして「死」とは、小さくなって見えなくなること、なんです。

年を経ると、いつの間にか、「これはこう」「あれはあれ」と、
ガチガチに固まった固定観念を持ちがち。
そうして同じことの繰り返し、同じ発想の繰り返し、
同じ道をそのまま進む・・・・ことになる。
でも「これがあれ」でもいいじゃん!と、そう思っただけで、
何かが変わる気がするんですよ。
現実は何も変わらなくても、頭の中は、少し風通しが良くなる

そんな本だと思います。
文担当のハッケも、挿絵担当のゾーヴァも、同じように柔軟な思考の出来る人だと思う。

日本では未出版の『フライドポテトのラファエル・シュミット』の挿絵も展示されていました。
擬人化されたハンバーガーが、ロシアの伝統的な料理を追放してゆく様に
ゾーヴァらしい皮肉が込められています。
彼の特徴は、なんといっても、そのちょっと斜に構えた表現。それが楽しい。

『ゾーヴァの箱舟』の大きな一枚は、圧巻でした!
夜の闇に包まれた海の不気味さ、寄せる波の飛沫が、
小さな舟の心許なさを浮き彫りにしているのですが、
その舟に乗っている動物たちは皆ユーモラス。ライオンは笑顔を振りまいている。
なんだかホッとします。彼らの未来は明るいんだと思える。

いくら技術が発達したと言っても、一般に本として発売される程度の印刷では
原画の筆致を、じゅうぶんに伝えてはくれません。
こうして見に行って、気に入った原画に囲まれていると、
帰りたくなくなりますよね・・・・・・。
スポンサーサイト


コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。