高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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映画「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」
2005年06月18日 (土) | 編集 |
映画「イブラヒムおじさんとコーランの花たち

パリの裏町で暮らすユダヤ人少年、モイーズ(通称・モモ)は、
父親と2人暮らし。母親はモモを捨て、厳格で小心者な父親は、
自分が生きていくのに必死で、あまり構ってはくれない。

モモの住むアパートの周囲には、大勢の女性が客待ち顔で立っている。
ある日、モモはお小遣いをはたいて、その娼婦を買った。
それからは、彼女達が心の拠り所にもなった。

(映画字幕では16歳と言っているが、公式サイトでは13歳と書かれている。
 どっちが本当なんでしょうか・・・・16歳だと思うんだけど・・・・)

そんな折に、モモは、近所で食料品店を営むトルコ移民の老人と親しくなる。

モモの家は貧しくて、その食料品店では、いつも万引きをしていたが
「盗みを続けるなら、うちの店でやってくれ」
と、店主のイブラヒムに言われ、モモは仰天。
愛してくれなかった両親より、食料品店の店主のほうが、
モモをあたたかく見守ってくれていたのだ。
イブラヒムは、モモが今まで知らなかった愛情を注ぎ、
モモは、急速に、イブラヒムの感化を受ける。

彼は少年のモモに、世界を見せた。
仏教、キリスト教、イスラム教、それぞれの寺院をまわり、
パリからトルコまで旅をしながら、その国の情勢を語り、
彼が奉じるコーランの教えを伝授してゆく。

 この辺り、高村薫さんの『神の火』で、
 江口が、島田さんをスパイに仕立て上げる過程を彷彿とさせます。
 あっちはもっとハイソですが。江口、白スーツだもんなー。
 『神の火』旧版にある江口のセリフが良い。
  「1人のスパイを育てるというのは、育てる者にとっては
   多分、究極のエゴなのだろう。親と違うのはそこだ。
   ほとんど恋だったよ、これは」。
 あ、イブラヒムはコントローラではないし、モモもスパイではありません。

身寄りのいないイブラヒムにとって、寂しげなモモが愛おしく思え、
自分が育てたいという熱意を抱いたのは、普遍的な人間の心理だと思います。
イブラヒムは金持ちでもなく、特別賢いわけでもなく、普通の人。
だからこそ、人種も世代も超越した絆を築くことは、
そんなに難しいことじゃないんだ、と思わせてくれる1作。

モモの父親を演じるのは、ジルベール・メルキ
パッと見、佐藤B作に似てると思ったら、もう佐藤B作にしか見えなくなった。

↓この人がジルベール・メルキ。
momo_father_sabu.jpg


イブラヒム役を演じるのは、オマー・シャリフ
最近だと、ヴィゴ・モーテンセン主演の『オーシャン・オブ・ファイヤー』に出演しています。
↓この御方。ibrahim_sabu.jpg


公式ホームページは、こちら
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「イブラヒムおじさんとコーランの花たち」っていう映画が見たい。詳しく解説してくれてくださってるブログがああったので喜んで読みましたwもっと見たくなりました。ロードトゥパーディションももう一回みたい。テンミニッツオールダーももいっかい…テンミニッツ…はDVDも
2005/06/22(水) 21:20:12 | 少女A写日記
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