高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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休日に古文書を読む
2005年07月28日 (木) | 編集 |
午後は、古文書講読の講座へ。
今日のテキストは「新板 当風御ひいなかた」という、
天和4(1684)年に刊行された、帯や着物の図柄のデザイン集で、
1ページの5分の4を着物の絵が占め(絵師は菱川師宣)、
その上に、ちょこっと説明が書いてあるだけの、読みやすい本です。
近世出版物のかな文字に慣れるのが目的で選ばれたんですが、
これがなかなか面白い。
御ひいなかた

帯は短く、17~18cmくらい。現代の半分ほどだそうです。
江戸初期らしいデザインで、帯は無地か、柄があっても小さいもの。
逆に、着物のほうは大きな柄が好まれました。
これは当時の流行で、ファッション界の流行り廃りはめまぐるしく、
どんどん変化していきます。

この書、別名は「新板 当世早流雛形(とうせいはやるひながた)」。
なぜ“新”なのかというと、この時期、奢侈禁止令が発令され、
“総絞り(全体に絞り染めを施すこと)”と、“金糸・銀糸の使用”が
禁止されたことを受けて、その法律に違反しない範囲で、
どういった着物を作っていけばいいのか、を指南しているからなのです。

着物を染めたり絵付けしたりしているところも、絵に描かれています。
御ひいなかた2

背後にある屏風、絵を省略して、文字で表してあるところが面白い!
左端の文字は、上から順に「月」「花」「垣」なのです。
こういう図柄は、よくありますよねー。

男性は針を持って布に向かっていて、刺繍をしているようです。
女性は長いキセルを手に、艶っぽいスタイルで男性を見ていますが、
仕事をしているようには思えない・・・なぁ・・・。

「新版」でなく「新板」なのは、当時の印刷・製本方法が原因。
木の板に彫って、それを刷る方式だったからです。
人気絵師の歌麿や写楽を抱えていた蔦屋重三郎が有名ですが、
蔦屋は、出版社&印刷会社&製本会社&小売店の全てを兼ねていました。
完成原稿である「板木」がイコール出版権ということになります。
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2005/07/29(金) 13:43:15 | TYDA OFFICIAL BLOG
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