高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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映画★皇帝ペンギン
2005年08月03日 (水) | 編集 |
映画「皇帝ペンギン」を見に行ってきました。
原題はフランス語です。
英語タイトルは原題に忠実で「March of the Penguins」。
でもこの日本語タイトルは上手いと思います!
まさしく、この映画の主役が、アデリーペンギンやジェンツーペンギンや
ヒゲペンギンでなくてよかったね、というところ。
「皇帝」ペンギンだから、そのままでいい。

日本語版公式サイト
英語版公式サイト
(英語版は、「kids arcade」のコーナーにビデオクリップがあって、映画の一部が見られます。
 ヒナの可愛い動きにご注目!日本語版ではなぜ削られてるんでしょうか・・・。)

心斎橋のアメリカ村にある映画館、パラダイススクエアへ。
(「ビッグステップ」というビルの中に入っているんですが、
 その2階にある「Little Little Forest earth kitchen」でランチ。美味しかったです。
 チキンに香菜、玄米ご飯に醤油とゴマの味付け等、カフェらしく凝った味でした。)

映画の内容はというと、まさしく“ペンギンの行進”なのです(笑)
夏の間を海で過ごし、冬の繁殖期を、わざわざ厳寒の土地で、飢えながら過ごす。
南極の冬はマイナス40℃。寒さには強い彼らだけど、嵐になれば、死ぬこともある。
それなのに、そこを繁殖地として決めているんですよね。

ペンギンは海の生き物です。
海中で、自由自在に動く様子を見ていると、本当にそう思います。
元は空を飛んでいた鳥ですが、あるとき飛ぶことを止めて、
海に適応するよう、進化の過程を辿ってきた。
それなのに、なぜ重要な繁殖期を、不慣れな陸(氷)上で過ごすかというと、
やっぱりそれは 外敵がいないため だと思う。

どなただったか、この映画が「純愛だ」と評しておられる方がいらっしゃいました。
皇帝ペンギンが、厳格な一夫一妻一子制だからです。
確かに、厳しい自然を家族や仲間との団結で乗り越えるんですが、
人間の「純愛」とは、ちょっと違うのではないかと。
むしろ、人間社会のそういう考えをあてはめてしまうと、
かえって、安っぽくなる気がします。

人間の「純愛」って何だろう?
好きな人を、その1人だけ、愛し続けることですか。
でもそれは、何か理由があれば、もし嫌いになったら、
別れてもいいということですよね?

ペンギンには、別れるという選択肢は存在しません。
彼らは自身が生きていくために、次世代を残すために、一緒にいる。
人間のように「子育てで一生が終わって、わたしの人生って何だったの」とか
「ときめきのない人生なんて、生きている意味がないわ」とか、言いません。
子育ては放棄できるものじゃないんですよね、動物にとっては。
(わたし今の時点で放棄してるんで肩身が狭いんですが・・・)

それにもちろん、卵を抱いているオスの飢餓状態が限界に達して、
まだメスが餌を取って戻ってこないようなら、オスは、ヒナを捨てます。

産まれたばかりの幼いヒナは、繁殖できるようになるまで4年かかる。
しかも目下の飢餓状態で、育つとは思えない子と一緒に死んでしまうより、
自分が翌年また子を為して育てるほうが、合理的だ。
野生の動物は、こういう計算はきちんと出来るものですよね。
そういうふうにプログラムされているのだろうなぁ。

皇帝ペンギンが、厳格に一夫一妻一子なのは、
親2羽で子1羽を育てるのが限界だからだと思います・・・。
(他の種類のペンギンには、卵2個産むものもいます)
彼らの子育ては、それほどまでに厳しい。

海に特化したのに、魚にはならなかったんですよねー。
ペンギンも完全に海だけで生活できれば、
卵をもっとたくさん生んで、孵化させることが出来ると思います。
多分、浮気も出来る(笑)
それを可能にするだけの経済力は、海中にいれば持てる。

ところが、海の中はセキュリティが甘い。
腹を空かしたアザラシやシャチが、至る所に潜んでいます。
ただでさえ生まれたばかりの子どもは死亡率が高いのに、
外敵の多い環境では、命は風前の灯火。

だから皇帝ペンギンたちは、敵と戦う道を捨てて、
寒さに耐える道を選んだんじゃないかなーと思うんですけど。
真冬は本当に氷と皇帝ペンギンだけの世界になるから。
少しあたたかくなると、鳥が飛来して、食べられたりもしますが、
その頃は、ヒナ鳥も、けっこう大きくなっている。
成鳥になると、死亡率は極端に低くなるのだそうです。

皇帝ペンギンの祖先の選択は、当時では最善の道だったのかも知れない。
地球の歴史には、氷河期があったし。
しかし、温暖化が進んでいる現在、彼らの祖先の一か八かの選択は、
失敗ということになってしまうかも・・・
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