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本★北海道新聞取材班編『日本警察と裏金 底なしの腐敗』
2005年10月09日 (日) | 編集 |
本★北海道新聞取材班編『日本警察と裏金 底なしの腐敗』(講談社文庫)2005.4.15

2001年度の新聞協会賞を受賞した記者の言葉が印象的でした。

「新聞はカッターで切ったら、血がしたたり落ちるような
 生きた紙面でないといけない」

記者とは何か、新聞とは何かを真摯に考えている姿勢に、
こちらも襟を正される思いがしました。

  “なんのために新聞記者をしているのか。
   何時間後かに発表されることを他社より先に書いて
   特ダネだと自己満足することか。”

には、テレビやインターネットという高速報道メディアの登場を期に、
新聞の在り方を、再定義しようという試みが。

警察の捜査ミスが疑われた或る事件で、記者が供述調書通りに被告の足跡をたどると、
途中で、車が入れない細道に行きあたったそうです。
調書では、ここで被疑者は被害者を車で追跡、乗せたことになっているんですが。

時間をかけた地道な事件報道。
それが警察には出来ないことであり、ネット新聞にも出来ないことであり、
ジャーナリストとしての、本来の在り方なんだと思います。

今まで、警察の不祥事があまり明るみに出なかったことの反省も。

  “県警とのつきあいが長くなり、記者としての軸足が読者より県警幹部に偏っている”
  “県警にとって都合のいいことを書くメディアは「信頼に足り」、
   逆に事実であっても都合の悪いことを書くメディアは「信頼がない」と切り捨て、
   いっさいの情報を提供しない。”

しかし、そんな幹部の対応を腹立たしく思ったのは、
記者だけではなかったんです。

  “あまりの幹部の対応のひどさに、
   取材班の記者に同情する現場警察官も増えはじめていた。
   これまで話もしたことがない警察官から「頑張れよ」と
   声をかけられた。
   「おまえたちが筆を折る必要はまるでない。悪いのは県警だ」
   「とにかく書きつづけろ。そうでないと、この組織は腐ったままだ」”

これはちょっと追ってみたいな、と思ったんですが、終わりましたね。
報償費返還請求をした旭川中央署の住民訴訟は、10月4日で原告の敗訴確定。
これにより、道警裏金訴訟問題は、全て終結したそうです。

詳しくは、北海道新聞の道警裏金問題ページへ。
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> 鯛は 頭から腐る 2005/10/13 5:29 [ No.432 / 434 ] >  以前は 学歴不問 能力主義 男女差別無し だったそうですが> 近年 お役署的階級社会になりつつある所もあるそうです>  それ故の弊害は 黙殺されているとか・・・> KB怪社と警察業...
2005/10/14(金) 19:42:42 | 東急リバブル・東急不動産不買運動
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