高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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本★ダグラス・ファラー著/竹熊誠=訳『テロ・マネー アルカイダの資金ネットワークを追って』
2005年10月08日 (土) | 編集 |
ダグラス・ファラー著/竹熊誠=訳
テロ・マネー アルカイダの資金ネットワークを追って
 (日本経済新聞社)2004.9.21

戦闘・諜報その他の技術を教え込むにも、その武器を調達するにも、
莫大な資金が要りますよね。その間の生活費も必要だし。
国が税金を投入して国軍を編成するならまだしも、
個人的にテロリストを養成するなんて、その資金面でムリな話では
ないだろうか、と、なんとなくそう思っていました。
それで手に取った本です。

1999年7月から、2000年11月までの、たった1年4ヶ月ほどの間に、
ドイツに住むハイジャック・グループの口座に、約10万ドルが振り込まれていたそうな。
1ドル=110円で計算しても、約1100万円。

その資金の一部は、“ブラッド・ダイヤモンド” の取引から来ているそうです。
シエラレオネからコンゴ、アンゴラというアフリカの紛争地帯で採掘されている宝石。
婚約指輪に好んで使われ、西アフリカで大量に採れる高品質のダイヤモンド。
“当時はボスニア紛争が国際的な注目を集めていて、
 シエラレオネに関してはほとんど無視されていたのだ。”と書いてありましたが、
「シエラレオネ」という国のことは、全然知りませんでした。
こうして本やニュースで見聞きすると、アフリカの内戦の状況は、
もう泥沼ですよね・・・。

9.11の攻撃の数日前、残金を使うことがないと分かったハイジャック犯たちは、
資金管理の責任者に、残っていた約1万8千ドルをわざわざ送り返しているそうです。

 「規律が破られることはなかった。
 周囲に自分たちがしようとしていることが漏れるような手がかりも与えなかった。
 彼らは合法的に入国し、合法的な暮らしをし、
 飛行機に搭乗するときもあくまで合法的だった。」

彼らは、普通に他国で生活をしていて、それでもテロを遂行したんですよね。
快適な暮らしに慣れて、国のことを忘れたりはしないんだなぁ。
彼らが接する人達には、彼らの境遇に親身になって助力してくれる人もいたと思う。
それでも、無差別大量殺人を行うことに、躊躇はなかったのか。
もう、個人の感情というレベルの話ではないんだろうけれども。
よく訓練されたテロリストの行動は、非常に理性的なんですよね。
だからこそ、どうにかならないのかと思いつつ、どうにもならないのが歯痒い。

ロンドンに本拠を置き、天然資源の乱開発と独裁国の事情を調査している、
「グローバル・ウィットネス」というNGOの存在を初めて知りました。
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