高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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ローズマリ・サトクリフ著/山本史郎=訳『アーサー王と円卓の騎士』
2005年02月24日 (木) | 編集 |
ローズマリ・サトクリフ著/山本史郎=訳
アーサー王と円卓の騎士』(原書房)2001.3.03

妙に誤植の多い本でした・・・
まぁそれはそうと、今回ガウェインが可愛かったなあ!
アーサーの古くからの知り合いのケイ、彼は執事としての権力を握っていて
傲慢な態度を取るんですが、みんなにバカにされて遊ばれるところなんか、
妙にムードメーカーだったり。スネイプっぽい(笑)
それから、ようやくアーサーと騎士たちの関係が分かりました。3部作を逆から読んだからな・・・。

ランスロットは、アーサーの権威が既に確立した時点での騎士団入りなのですね。
それじゃあ、映画「キングアーサー」に見られるほどの、
軽口が叩けるほど対等な関係には、至らないんじゃないかなぁ。
サトクリフの描くランスロットは寡黙で純真で、
意に添わぬエレインとの情事の後は、奇矯な振る舞いをするほど
生真面目な男ですが・・・。
で、そんなマジメで優しい男であり、嫌われ者のケイを気づかうほどの
立派な良心の持ち主なのに、ケイが強い騎士に落馬させられた時には、助けてやりながらも、
 
 “「ケイよ、ケイよ」
  立ち上がろうともがいているケイを眺めながら
  「いつになったら、自分の相手の力量を判断できるようになるのだ?」”


き、キツい…

ガウェインは、はっきりとケイを嫌っていて、

 “「ケイは、いつも、ぼくを懲らしめてくれと頼みまわりながら、
  人生を渡っているようなものさ。たいてい、その頼みはきいてもらえるな」”


などと、いけしゃあしゃあと新入り騎士のパーシヴァルに教えているのです。
ケイ、遊ばれてる・・・。
 
ランスロットは繰り返し「醜い容貌」だと書かれているのですが、
“いつもたえず何かを探し求めているようなところがあった”というのは、
やはり乙女心をくすぐるのでしょうか。

剣を納める鞘がなくなったら、聖剣エクスカリバーを持っていても
傷つけば血が出るようになったという、鞘が特別なものであるという認識や、
敵将のものだった犬を自分に従えようとして、犬と何時間も睨み合いをするあたり、
小野不由美さんの『十二国記』を思わせる感じですね。
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