高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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『新リア王』読了
2005年11月13日 (日) | 編集 |
読み終わりました、『新リア王』。
細かくここで感想は書きませんが、ものすごく印象に残ったシーンを一つ。

福澤榮と彰之のツーショット

この二人の対話で話が進められていくんで当たり前のようなツーショットですが、
いやいやこれがもう!かっこいい!
特にあの、物語後半になって、今まで二人っきりだったところに、
関係者数人が詰めかけるシーンがありますが、あの時の、

大衆vs福澤父子

そもそも、この榮と彰之の対比が際だっている。
一方は、福澤王国の頂点に立つ王。
一方は、袈裟を身にまとい端然と佇む僧侶。


聖と俗。榮の威容。彰之の清廉。
偉大なる王と、偉大なる傍観者。
(まぁなんだかんだ言って彰之も複雑な人間関係を抱えてはいるんだけれども)

これ、いくら顔が売れていても、榮と優じゃダメなんです。
榮と彰之じゃなきゃダメだ。絵にならない。

榮というのは、首相官邸で数人がソファに座っているような席や
何か問題が起こればマスコミが駆け付けて「どう思われますか」なんて
マイクを突きつけるような、日常茶飯にニュースで見かける顔なんでしょうね。

そういう男性がいきなり雲隠れして、小さな寺にいるのもびっくりだし、
その隣に、男盛りの艶のある美僧が端然と控えているというのは・・・。
シンクレアとダーラム公ぐらい華やかなツーショットですね。

これは肖像画だろうな。レンブラントだと謹厳な感じがします。
新古典主義あたりのフランスの画家ならもっと華やかかと。
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コメント
この記事へのコメント
『晴子情歌』よりドラマティックでよかったですね。
最後の二人のシーン、親子の中の男同士も胸が締め付けられるようで高村の最高傑作でした。
2005/11/24(木) 19:51:50 | URL | よっちゃん #vXeIqmFk[ 編集]
拙い感想にコメントを頂いて、ありがとうございます。
『新リア王』は本当に良かったと思います。
テーマが重いと思われるせいなのか、
書店の入荷数が少ないのは残念なのですが、
こういう実力派の作品は、じわじわ売れていくのかも知れませんね。
2005/11/24(木) 21:45:01 | URL | みなわ #eWQc6sqc[ 編集]
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