高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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本★海野弘『陰謀と幻想の大アジア』
2005年12月05日 (月) | 編集 |
本★海野弘『陰謀と幻想の大アジア』(平凡社)2005.9.14

その昔、ユダヤ人を満州に受け入れる「フグ計画」というものがありました。
“大げさにいえば満州にイスラエルをつくるという計画”なんだそうな。

地球は丸い、世界は広い、と知ってから、実際に交通が発達して、
その大きな世界が少し見えるようになってきた時代。
日本という国の形を、見つめ始めた頃。
世界はどうあるべきか、日本はどう進むべきか。
誤ったり勘違いしたりしつつ、いろいろな未来を夢想していたんだと思います。

日本語の起源についての研究で、
“二つの言語を比較するといっても両方の歴史的コンテクストが
 それぞれはっきりしていないと無意味になる。
 片方が新語でもう片方が古語だったりしたら比較にならない。”
と著者の説いていることは、学生時代にまず注意されることなのだけれど、
実は研究者でも徹底してない場合があるのかと思って、驚きました。
古い時代の象形文字や、言葉なんか、今とは形も意味も全然違うことがある。
そういう変遷をすっ飛ばして、現在の言葉だけを見て、
こことこれが似てるからこうなんだと結論づけるのは、早とちりです。

しかし、ここまで専門的な話(古代の言語の比較)になると、学生なんかでは、
調べようもなくて、合っているのかどうか分からないですよね・・・。
エライ先生が言うと、「ふうんそうなのかな」と思ってしまう。
だから、まず最初に「何でも疑え」って言われるのかな。

そうして、それ以上に言葉や歴史の研究が難しいと思ったのは、
思想的な問題が入ることですが、そこを恐がっていては、前に進めない。
時々立ち止まって周囲を見て、足下を見て、大丈夫かな?と考えて、
そうやって考えてゆっくり歩き出すしかないのではないか。

隠蔽は、されたくないな。
だからといって、暴くというほどの強さもない。そうではなくて。
人や組織や時代を非難して終わりではなくて。その奥に、その裏に、その闇に、
何があるのかを見たい。
たった60年ほど昔のことが、江戸よりも鎌倉よりも、一番分かりにくい気がする・・・。
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