高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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休日に太極拳をし、古文書を読む
2005年12月08日 (木) | 編集 |
午前中に太極拳
足を広げて内腿の筋肉を刺激すると、女性ホルモンの分泌が良いそうですよ。
・・・先生、それ卑猥な冗談ですか・・・?
とりあえず筋肉痛まっしぐら。カメハメ波の次は酔拳ポーズです★

午後は古文書
再び、清右衛門さんの手紙を読んでいます。
父親宛で、内容は、京都から江戸に出てきたばかりの頃の状況報告と金の無心。
要約すると、

「非常事態(ペリー来航時なので)とか、人手不足とかで呼び出されたのに、
 来てみれば金、金、金。金の話ばっかりです。
 ○○さんところから10両貸してくれって言われて、今手持ちが5両しかないから
 とりあえず5両渡したら、外聞が悪いからって、証書も書いてくれません。
 じゃあその5両は差し上げますから、もう5両は勘弁してくださいって言いました。
 そんなわけで、今の小遣いは2朱しかないんです父上様。お金送ってください」

ああ何て気の毒な清サン。良い金づるだと思われているようです。
この時はまだ、放蕩殿様の軟禁計画など考えてもいない頃ですが、
京都から江戸に出てきて早速、うんざりしている様子がよく出ています。
原文を読み下すと、

「さてさて困り入り申し候。お察し下さるべく候」


これ言いたい時ってありますよねー。
・・・こんな時代から綿々と語り継がれてきた言葉なのだなぁ(笑)


清右衛門さん、ものすごく頑張ってるんですよね。
20代後半で、父親の代理ということで京都から出てきて、
江戸の主家の財政難と殿の放蕩ぶりに直面し、
お金いっぱい剥ぎ取られつつも、お家の為に奔走して、
傾いた主家の立て直しを敢行し、武士身分を取得。
しかし、激動の幕末を乗り切ったら、士族の称号を捨ててしまう。

彼が江戸で何を見たのか。何を感じたのか。
「俺たちが納めた金は、こんな風に使われていたのか」という、
納税者としての驚きと怒りでしょうか、最初は。
改革に着手しても、やっぱり大変だったんだろうなぁと思います。
低い身分の者に仕切られるのが腹立たしいと感じる者も、たくさんいるだろう。
家中を統率するために、自分も高い位に上り、武士身分を取得したのだろうけど
いろいろ嫌がらせもされただろう。
主家の娘の信頼が厚いのも、やっかみを受けただろう。
もし本当に、娘さんに身分違いの恋心なんか抱いていたなら、
(これからそういう手紙が発見されるかも知れないけど、)
そんな手紙、息苦しくて読めませんよ・・・。

とはいえ、清サンは金の話にうんざりしていますが、彼の力の大半は、金の力。
彼が主家の中でそれなりの地位を得たのは、彼自身の才覚もさることながら、
彼の背後に、実家の金があったから、という理由を無視できませんよね。

節約が難しいのは、今も昔も交際費です。
武士のプライドを維持して、見栄を張るために必要な金。
それを握っているのが、清サンなんですよね。
潤沢な資金力を背景にしたからこその発言力であり、武士身分の取得だった、と思います。

武士の世界の明暗を見た清サン。
家の再建が済んだら、もう義理は果たしたと思ったのか、
江戸には留まらず、京都の実家に戻っています。

清サン、かっこいいですよね~~~。
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