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本★警察制度研究会編『注解 警察官職務執行法』
2005年12月13日 (火) | 編集 |
本★警察制度研究会編『注解 警察官職務執行法』(立花書房)2005.4.01

単行本『マークスの山』で、合田雄一郎は33歳6ヶ月。

警察官職務執行法が服を着て歩いているような規律と忍耐の塊”だそうです。

この本を手に取ったきっかけは、それです。それだけです。
でも合田ファンなら、読んでおかなきゃならない必須の本だと思ったんです・・・!

今まで、警察官の仕事の中で一番疑問だったのは、
各家庭から逃げたサソリだとかワニだとかの動物を、捕獲していること。
ニュースでよく見ますよね。あたふたしながら、動物を取り押さえる警官。

道案内は交番にいる警官の職務ではないと言われるのに、
動物の捕獲なんか、警官の職務なのか?と思っていたんですよね。

職務だったんですよ!

第四条(避難等の措置)に定められています。

1 警察官は、人の生命若しくは身体に危険を及ぼし、
  又は財産に重大な損害を及ぼす虞のある天災、事変、工作物の損壊、
  交通事故、危険物の爆発、狂犬、奔馬の類等の出現、極端な雑踏等
  危険な事態がある場合においては、その場に居合わせた者、その事物の管理者
  その他関係者に必要な警告を発し、及び特に急を要する場合においては、
  危害を受ける虞のある者に対し、その場の危害を避けしめるために
  必要な限度でこれを引き留め、若しくは避難させ(後略)。

野犬、動物園から脱走した猛獣、猛禽なども、この“等”の中に入るそうです。
しかしこの「奔馬」ってね・・・!何かの比喩ですか?
今どき、道路を馬が走っている姿なんてあり得ない!

・・・と思っていたら、最近、勤務先に行くまでの道に、
「馬に注意」 という看板が立ちました!
どうやら、お祭りがあって、その行列に馬が出るのだそうです。
この馬が暴走したら、警官の職務権限で取り押さえることになるんですね。
素晴らしく字義通り、法律に沿った行動ということになりますね。
神事の最中に奔馬を取り押さえる警官の姿は、
それなりに象徴的ではあるかと思います。


学生時代は日本語と日本文学の研究をしてました。
他には、日本史と民俗学と宗教学と心理学くらいにしか興味がなかったので
法律なんか全然知りません。
一つの言葉にいくつもの意味を重ねるような思わせぶりな文学の言葉と比べると
基本的には一つの言葉に一つの解釈しか許さないような厳格な法律の言葉は
面白みがないと思っていました。今なら、親切だとも思えるけれど、
やっぱりまぁ、受け身でも楽しい小説とは違って、
法律書というのは、積極的に考えて読まないことには味気ないですよね。


この書の解説で出てくる判例が、明治42年とか昭和28年とか、
せいぜい昭和59年あたりまでなので、それもどうかと思うのですが、
読みようによっては、面白いです。
アイスキャンデー屋”なんかが出てくるのです。
ここは間違っても、ハーゲンダッツなんかじゃない んですよ。
湘南の海から戻ってきた石原裕次郎が、落下傘スカートをはいた女性を連れて、
ふらっと立ち寄るような“アイスキャンデー屋”だったりするんですよ。
美女を連れたちょっと強面のお兄さん同士、肩がぶつかったりして喧嘩になって、
そこで警察官登場!職務権限を行使して、間に割って入っていかないといけないような、
そういうアイスキャンデー屋なんですよ。
ああ懐かしいなぁ。日本人の原風景じゃないですか(何者やねん)。

考えて読めば、法律も、それなりに面白いかも・・・。

ちなみに、「警察官職務執行法」は、ネットでも読めます。こちら
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警察官職務執行法警察官職務執行法(''けいさつかんしょくむしっこうほう'')は、警察官が警察法に規定する「個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防、公安の維持並びに他の法令の執行等の職権職務を忠実に遂行するために、必要な手段を定めることを目的とする」法律(
2007/02/09(金) 01:24:05 | 法律便覧(日本編)
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