高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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高村薫さん講演「小説の表現と同時代」
2005年12月17日 (土) | 編集 |
朝日カルチャーセンター特別公開講座、
小説の表現と同時代」を聴講してきました!
講師は勿論、高村薫先生です。

『新リア王』未読の方への配慮から、
新作の内容には踏み込まない、ということでした。

高村さんが、なぜ『新リア王』を書いたのか、その理由と、
現代に、小説はどんな風に書かれて、読まれるのか。
同時代に、小説はどんな形で係わっていくのか。
そういったお話でした。

内容は後に詳しくレポートを書くつもりですが、
これをお聞きして、なんというか、合田ではないけれど、
もろに分かったと思いました(笑)

例えば合田雄一郎が、『レディ・ジョーカー』で、
事件に関心を失ってしまうシーン。
ああそういうことだったのか、と納得がいきました。
わたし自身は、そういう展開もアリだと思ったし、
それこそ良いと思ったのだけれど、
物語としての体裁を言うなら、あれは破綻ではないかと、
ミステリーが好きな読者なら、物足りないのではないかと
思っていました。余計なお節介なんだけど、
あれでよく編集者がOKを出したなぁと感心していたんですよ(笑)

でも高村さんのお話を聞いて、ああそれを編集の方にも
仰ったんだろうな、それで説得されたんだろうなと、
勝手な思いこみかも知れませんが、そう感じました。

その他に、「ことば」に対する高村さんの思いを
お聞き出来たのも、貴重な体験でした。
「言葉の意味の広がり」を大切にしたいというお気持ち、
本当に身に染みます。

高村さん自身が、自著の中で合田にヴァイオリンを弾かせてみた時に、
その「ヴァイオリン」には、ご自身の記憶の中のヴァイオリン、
個人的な思い出を含んだ(“意味の広がり”を持った)ヴァイオリン、だと思います。
音楽に造詣の深い高村さんのこと、ヴァイオリンに対しても
強い思い入れがおありになると思いますが、しかし!
しかし、『レディ・ジョーカー』の読者にとっては、高村さんでさえ
それまでには持ち得なかった意味を、持つことになります。

合田雄一郎の弾く「ヴァイオリン」 です。

単なるオーケストラの楽器の一つだった、もしくは、
せいぜいお気に入りの楽器の一つに過ぎなかった「ヴァイオリン」、
それが『レディ・ジョーカー』によって、新たな広がりを持つことになる。

そうして特別な楽器になったヴァイオリンの音色を聴きたくて、
ちょっと費用がかかるけれど、交響楽団のコンサートに出かけてみたりする。
生演奏を聴いて、ますます気に入ったりする。
ヴァイオリニストが演奏する時の表情を観察したりする。
そうしてそうして、「ヴァイオリン」のイメージはもっと広がってゆく。

うまく説明出来ているとは思いませんが、
わたしの中での「ことばの持つ広がり」は、
こうして形作られてゆくこともあります。
こういう小説体験もあります。あっていいですよね・・・

・・・説明が全て合田絡みだっていうところに、
自分の思考の一端を覗きみる感じがなくもないけれど・・・


講演終了後、サインを頂くことが出来ました!!!


その後、真っ暗な夜の闇に木枯らしの吹く中、朝日新聞社付近の地どりを決行。
からな様がガイドを務めてくださって、
『黄金を抱いて翔べ』で爆破される住田銀行(現・三井住友銀行)など、
偵察よろしく見て回ったりして、楽しく過ごしました。
からなさんのガイドは本当に詳細で!(方位分かりませんよわたし・・・)
タカムラー地どりツアーの添乗員決定です。(やりましょう是非)

いろいろお世話になった皆様、有り難うございました。
本当に楽しかったです。
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コメント
この記事へのコメント
みなわさん、こんばんは。こちらこそたくさんお話できて、楽しかったです。

ものすごく寒い中、中之島を連れ回してしまいまして・・・。
あんなに寒い夜、カイロ2個で一晩しのいだ幸田さんとモモさんは「人間じゃない」という結論に達しましたが・・・(笑)

日曜日、お仕事だったのですね。もうちょっと早く切り上げても良かったですね。申し訳ございませんでした。疲労がたまってないとよろしいのですけど・・・。

地どりツアー、来年にやりましょう! リストアップ、よろしくお願いします!
2005/12/20(火) 21:33:21 | URL | からな #tESRl54.[ 編集]
“連れ回して”だなんて、そんな!
こちらこそ感謝してます。一人だったら行けませんよ~。
次は昼間に行きたいですね。旅の栞も作りましょう。
(やっぱり遠足の醍醐味は“しおり”です)

本当にとても楽しかったです。
むしろ、もっと遅くまでいたかった・・・。
2005/12/20(火) 23:43:27 | URL | みなわ #eWQc6sqc[ 編集]
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