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映画★「アマロ神父の罪」
2005年12月27日 (火) | 編集 |
映画★「アマロ神父の罪

主演は、ガエル・ガルシア・ベルナル。

この映画を今まで見ずにいた最大の原因は、
“教会の規律を破って愛し合う若き神父と教区の少女の
 激しく切ない愛を描いた衝撃の問題作”という宣伝文句でした。
それにジャケットも、そういう単なる恋愛映画なのかなーと
思わせるような感じだったし。

ガエルが出てるからという消極的な理由で見始めたんですが、
実際の内容は、そんな甘いものではなく、
キリスト教会の腐敗を描いた骨太な作品で、一見の価値ありです。

途中までは主人公のアマロ神父を純朴な青年だと思い、
感情移入して見ていられるんですが、途中から「・・・え?」と
思うことが重なって、違和感を覚えました。
彼は正義漢としては描かれず、ごく普通の人間の弱さを持ち、保身との間で身悶えし、
時には、苦悩も感じずに弱者を切り捨てるような、エリートらしさを
見せたりもします。
(貧富の差が激しい社会で生き抜くことは、
 日本とは程度の違う厳しさがあるのでしょうが。)

アマロ神父の場合は、そこそこの良心と、そこそこの狡猾さを持っていて、
完全に悪い人間でも良い人間でもない。
彼を見ていて時々覚える嫌悪感は、彼の狡猾さが決して他人事ではないから
なんじゃないかと思います。

個人的には、アマロ神父みたいな人は苦手です。
周囲の神父さん達のほうが、もっと魅力的というか、人間的に幅があって、
良いんですよ。
アマロ神父みたいな、精神的に余裕がなく自意識が強いエリートは
ちょっと・・・。でも、彼はきっと成長していくんだろうなと思う。
痛みや苦しみを覚え、教会の欺瞞を知って、変わっていくんだろうな。
これからの人です。


スペイン語の作品なので、神父は“パードレ”なんですよね。
安土桃山時代を彷彿とさせる感じ。

それにしても、キリスト教会の腐敗を扱った作品は結構あるように思うんですが
日本の仏教界のはないですよねー。
それは、日本の仏教が、人々の信仰や信頼を失っているからでしょうか。
少なくとも、この映画のキリスト教会のような位置にないことは確かですが。
元々、救済の宗教として信仰を集めていなければ、
闇の組織と繋がっていようが、利権を貪っていようが、
それが明らかになったからといって、衝撃を感じることもないでしょうからね・・・。

「アマロ神父の罪」の公式HPは、こちら
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アマロ神父の罪2003年10月11日 | 上映時間 = 118分| 製作国 = メキシコ| 言語 = スペイン語| 制作費 = $1,800,000| 興行収入 = | 前作 = | 次作 = | allcinema_id = 241969| kinejun_id =| amg_id =| imdb
2007/02/07(水) 17:55:15 | 映画の缶詰
アマロ神父の罪2003年10月11日 | 上映時間 = 118分| 製作国 = メキシコ| 言語 = スペイン語| 制作費 = $1,800,000| 興行収入 = | 前作 = | 次作 = | allcinema_id = 241969| kinejun_id =| amg_id =| imdb
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