高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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DVD★「亡国のイージス コレクターズBOX」
2006年01月01日 (日) | 編集 |
亡国のイージス」のDVDを見終えました。
映画は、賛否両論あったようだし、原作未読者の辛口の意見も目にしました。
(原作ファンが不満を言うのは当然でしょう。)
わたしも初見時には、原作との違いが目について、がっかりしたことのほうが
多かったんですが、2度目からは、映画の良さに気づくようになりました。

DVDでは、やはり原作のファンだから、原作者へのインタビューと、
福井晴敏の脱力レポート」がお気に入り。
インタビューでは、原作と映画の違い、どうしてそうなったかということを
きちんと説明してくださっていて、それはもう、すごく納得のいくお答えでした。
割愛されたり、改変されたりしたエピソードが、ファンにとっては大切な、
変えてほしくないものではあるんですけど、変えずに挿入したら、
それは映画としては成り立たないのだということ。

映画として例えば40分描いたところで、仙石と行の信頼関係が
小説で描いているところまではいかない、
だから、あの台詞は削らざるを得ない、というような。

原作者だから、映画用に大幅な改変が出来るんですよね。
こっぱずかしい台詞を唐突に出されても、
あれこの人たちなんでこんなに仲良いの、と思ってしまうだろうなぁ。
一彰と李歐(高村薫著『李歐』『わが手に拳銃を』)みたいなのは、
李歐の性格と、高村さんの文体があってこそですよね(笑)

まぁその、理屈は通っても感情的には惜しいと思ってしまうのが
行vsジョンヒの後で、仙石が行を助ける水中シーン。
映画では間延びするのでカットされたのかも知れないけど、
原作では、もう一ひねりあったんですよね。
命綱のところ。
あれは、ものすごく好きなエピソードです。
頭で考えるより先に、身体が動く。
そうした咄嗟の行動に、人となりがにじみ出るものじゃないですか。
そういう上司の態度に、行が応えて、心を開いていく(もう開いてましたが)。
大好きなシーンです。
脳内補填 しましょう(笑)

自衛隊内部の説明(ダイスとか)は、もう、あれ以上は確かにムリですよね、
映画では。原作ファンは何もかも期待してしまうからなー。
それにしても、瀬戸と渥美の喫煙所での会話はすごく印象的で、
瀬戸の、平和に対する考え方そのものもすごいと思うんですが、
あれを岸部一徳さんが仰るということが、説得力を増大させているんですよね。
中井ヨンファが「よく見ろ日本人。これが戦争だ」と言う重みも、
中井さんの演技だからだよなーと思います。
これで俳優さんのファンになることは・・・ないんだけれども・・・
やっぱり演技も凄いなと思います。
でも、原作ファンって・・・真田広之さんより仙石恒史のほうが、かっこいい!
と、思ってしまうんですよね。
原作で「鬼瓦」と行に言われている仙石の方が、かっこいいんですよ。
生きざまが。もうもう、そりゃ仙石は・・・!

メイキングで面白かったのは、爆破シーンです。
艦が傾くのに合わせて、撮影クルーも一緒に傾くところ。
全員、艦と同じ傾斜で同じ速度で、一斉に傾くんですね。
テニスの試合で、ボールを追う観客の顔が、右を向いたり左を向いたりする感じです。
一所懸命っぷりが伝わってきて、微笑ましいシーンでした。

ドンチョル役の安藤政信さんが「出番がもっと多かったら」と嘆いておられましたが、
いやいや!ものすごく存在感あるから(笑)


福井さんの“イージス艦きりしま”脱力レポートは、
「コレクターズBOX」のみの収録でしょうか。原作ファンなら、必見です。
オヤジギャグを飛ばしてくださる和やかな艦長さんと、
緊張しておられてもそうは見えない福井さんが、
イージス艦の内部を案内してくださいます。
理髪室が面白かったなぁ。散髪は、隊員同士、お互いやり合うんですね。
こういうシチュエーションの絵を、よく見ます。サンジとゾロとか(笑)
良いですよね、楽しそうだな~。
でも現実的には、美容師あがりの人を、自衛隊に入れるべきですよ。

実際の艦長と先任伍長のお話も面白く。
皆さん原作を読んでおられて、咄嗟に台詞とかも正確に出てくる。
実際の任務のお話も、もっと伺いたいと思いました。
ああそれに、髪は誰に刈ってもらうんですか?と(笑)
艦長のは副長が !とか。宮津と竹中なら当然そうでは?
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