高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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本★茅田砂胡『デルフィニア戦記 第Ⅳ部 伝説の終焉6』
2006年01月14日 (土) | 編集 |
本★茅田砂胡『デルフィニア戦記 第Ⅳ部 伝説の終焉6』(中公文庫)2005.11.25

デルフィニア戦記シリーズ最終巻。
ずいぶん前に読んでいたのですが、感想が遅くなってしまいました。

長編の完結編というのは、感慨深いです。
何か一つの区切りがついたという感じがして、良いものですよね。
長編の最初から最後までを見届けるなんて、一生の内にそうあることでもないから。
酒見 賢一さんの『陋巷に在り』の時に一番そう思ったなぁ。

先月、職場の先輩に「甥っこさんへのクリスマスプレゼントは何ですか?」
と訊くと、「もうなぁ、何でも持ってんねんでー」と笑っておられました。
そりゃ父方・母方の祖父母が共に健在で、両親がいて、叔父伯父叔母伯母、
可愛い幼子の世話をしたがる大人が、数珠つなぎでいるんですもんねー・・・
そりゃもう、何もかも買い与えられてる。
こういう風に成長していって、将来どうなるんだろう。
一抹の不安を感じないわけではないけれど、
逆に、物欲がなくなってしまうということも、あるかも知れない(笑)

この本で印象深かった文章は、

“その恩義に報いるただ一つの方法は金銭を与えることでもなく、
 手厚く遇することでもない。
 この少女のすることを、その言葉を、魂を、丸ごと信じることだった。”

金銭を与えることは、簡単で分かりやすい愛情と信頼の示し方なんだろうし、
食えなきゃ困るんだけど、衣食足りている現代、それでも虚しいと思うなら、
こういうリィとウォルみたいな強固な信頼関係を希求しているのかなと思います。
いや、本当は身近にあっても、気付いてないだけかも知れません。

イヴンが国王を叱責するシーンも好きです。
国王の包容力はすごいですね。戦国武将っぽいな。これぞ大人の男。
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