高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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ローズマリ・サトクリフ著/山本史郎・山本泰子=訳『落日の剣 真実のアーサー王の物語 下 王の苦悩と悲劇』
2005年02月15日 (火) | 編集 |
ローズマリ・サトクリフ著/山本史郎・山本泰子=訳
落日の剣 真実のアーサー王の物語 下 王の苦悩と悲劇』(原書房)2002.12.05


これでまた騎士道の話に目覚めましたよ!(気が多過ぎ。)
だってもうすごく良いんですよ!サトクリフ氏の文章が。
語られるエピソードが。

  わたしの手を握りながら死んだ。
  わたしの顔をじっと見ながら死んだ。
  その目は、もう何もしてやれないときに、
  助けを求めてこちらを見る犬の目に似ていた。


それに、宿敵同士の和議の席で、親は敵同士である少年2人が、
犬のじゃれ合うように外へ遊びに出て行って、夕食に戻って来た時には
お互いの体に付いたイバラの刺を取り合っているとか。
この少年達の姿こそ、理想の未来だなぁ~~~。

アーサー王伝説のように、アーサーとランスロットのような恋敵の関係を、
主人公のアトラスと、親友のベドウィルも持つんですが、
妻グエンフマラには、自分の気持ちが分かってないと、アトラスは思っている。
でも、ベドウィルは分かってくれていると、アトラスは思っている。

 “ある意味で、ベドウィルとわたしはとても近かった。
  わたしとグエンフマラが、こんなに近いことはなかった。”


・・・これが騎士団、そして最も近い親友との関係なのかな。

 “親友ヨナタンを亡くしたダヴィデのように、男同士では用いられない
  禁じられた愛の呼び名によって、ベドウィルに向かって叫びたかった。”


おおなんとスラッシィな。

お気に入りは、ベドウィルの容貌の描写。醜怪だと言い放ち、

 “それはゆがんだユーモア感覚をもったどこかの神が、冗談にこしらえたような顔”。

あんまりだよそれは!(笑)
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