高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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「日本絵画名品展 ~信仰の美・世俗の美~」
2006年05月04日 (木) | 編集 |
大和文華館日本絵画名品展 ~信仰の美・世俗の美~

聞き慣れない美術館名かも知れませんが、
大和文華館はN県の閑静な高級住宅街にあります。
加納さんとか渥美さんとかが住んでいそうなところです(笑)

買ったばかりのハイヒールで苦労して砂利道を歩き、
明治時代の小学校の学舎のような建物の美術研究室を横目に見ながら
大きな門をくぐると、そこからは花々の咲き乱れる散歩道が始まります。
大和文華館散歩道

防府の毛利邸を思い出させます(あれほどは豪邸じゃないけど)。
そうして、ようやく展示室に辿り着きます。
大和文華館展示室

要するに日本の伝統的な“お金持ちのお屋敷”建築なんだな・・・。

“信仰の美”と銘打たれたところでは、鎌倉や室町時代の曼荼羅や、
禅宗の絵画が展示されています。雪村の「呂洞賓図」がすてきです。
龍の上に乗った呂洞賓が、天から下ってくる別の龍と対峙しているのですが、
僧侶の持つ瓶から立ち昇る煙も、龍の姿になって相手の龍を睨んでいます。
ちなみに呂洞賓は有名な仙人で、道教の神様です。

“世俗の美”コーナーでは、誰もが一度は目にしたことのある国宝の、
華やかな「婦女遊楽図屏風」も目を楽しませてくれますが、
宮川長春の「美人図」に魅かれました。
浮世絵で言うと懐月堂安度の描くような、ふっくらとした女性の美人画です。
その賛(絵の説明など、絵の上に書いてある文章)がいい。

「仏は法を売り、祖師は仏を売る
 汝は五尺の骸(からだ)を売って、一切衆生の煩悩を益す
 柳緑花紅 色々か」

賛は寛政9(1795)年、川上不白83歳の折に書かれたもの。
宗教に対しての冷めた視線とか、遊女の生き方への肯定とか、
『梁塵秘抄』を思わせるような湿っぽさが、好きなんだろうなと思います。

応挙の「四季山水図屏風」も、あれが部屋に置けたらいいよなぁ~と思わせる逸品。
(あんな大きな屏風を置ける家に住んでないけどな)
ごちゃごちゃ描き込んでいないすっきりした構図で、広い部屋がより広く見えますよ★

“琳派の美”コーナーでは、俵屋宗達の「僧形歌仙図」を気に入りました。
墨画淡彩の、デッサンみたいな線の小さな絵ですが、墨色の中に
僧侶の頬だけがほんのりピンク色で、かわいいです。


場所が場所だけに訪れる人も少なく、じっくり鑑賞している人が多くて
のんびり出来ました。次は、この近くにある松柏美術館にも行ってみよう・・・。
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