高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


本★月刊K察Valiant編集部/編『40歳までに警部になる方法』
2006年09月04日 (月) | 編集 |
本★月刊K察Valiant編集部/編『40歳までに警部になる方法
                 (東京法令出版)平成13.10.31

出版社に問い合わせてまで入手する勇気がなかったので、
楽○ブックスが入れてくれるまで待ちました。
リクエストしていたら比較的早くに連絡があったので、びっくり。

内容は、ハウツー本というよりも、精神面での心構えなどを記した読み物。
以前『大学教授になる方法』というタイトルのベストセラーがあり、
“長期留学や学会出張の名目で、遊学や名所見物が堂々とできる”と
書いてありましたが、そこまで公然と出世街道の謳歌は書かれていません。
“40歳までに”と付いていると、何か裏の手があるのかと勘繰ってしまいますが(笑)

我らが合田雄一郎は、29歳で警部補になっています。
同期の大卒組の中では早いほうだったそうですが、最終的に
『レディ・ジョーカー』ラストで、神崎一課長の推薦により警部に昇進しています。
つまり36歳で警部になっているんですよね。
凄い!出世頭!2回も自宅捜索された問題児なのに!
さて、そんな合田さんの出世街道はと言うと、↓

“所轄署5年、本庁6年の勤務の中で、めったに出会うものではない凶悪事件に
 3度巡り合い、特別功労賞3回と競争率100倍の昇進試験で這い上がってきた。
 半ば幸運で手にした功労賞は別にして、それなりに働きに働いた自負はあった。
 定年まで27年、昇進には上限があるし、あと1つか2つ昇れば終わりだが、
 父のような男が何万人もいるのが警察の本体であるとすれば、
 自分はその本体の頂点に近いところにいるのだった”
                   (単行本『マークスの山』166ページ)

現在のK察組織の中では、警部補の数が異常に多いそうです。

“警部補の人に言いたいのは、
 「なぜ上司の言うことしかやらないのか、自分の考えはないのか」
 「組織の批判を部下の前でするな、部下と一緒になって幹部の批判をするな」”
                       (57ページ)
どの組織においても、ごもっともなご意見です。
そうですよね組織(上司)の批判を、後輩にしたらアカンよな・・・。
ついつい愚痴っちゃうんだが。

印象的な言葉↓
“階級には、漏れなく責任がついてくる。”(160ページ)

著者の、警部の人々に対する提言。
“K察庁の施策に影響を与えるような仕事をしようではないか”
                      (162ページ)
すごい。
何というかこの一言でまた組織と組織の何かが見えた気がします。

組織を率いる者としての心得↓
“一生懸命やっている姿をそれなりに評価しておしまいというのが多い。
 がんばっているのだからいい評価は当然である。そうではなく、
 幹部としてどうやって彼のようなできる人物を使おうかと興味をもって
 ほしいのである。こういう人は、往々にして本人の思い過ごしや
 周りとのペース違いが原因になって暴走する場合もあり得る。”(164頁)

一生懸命で、出来る人だが、暴走する・・・合田雄一郎を彷彿とさせます。

警部は40歳までになりたい通過点に過ぎない。最終的な目標は↓
“警部になろうと努力している我々にとって、
 目に見える目標は当面「警察署長」である。”(136ページ)

そういえば合田さんは、達夫に
“「俺みたいなノンキャリアは、出世して所轄へ異動になるんや。
  そのうち所轄へ行ったら、本庁の雑魚をいびりたおして”
                    (単行本『照柿』167頁)

と言ってますが、その後「俺は出世出来へんやろうな」と。
・・・してるやんか。40歳までに警部になってるし。
合田がどこまで行くのか楽しみです。
「新潮」での連載開始までもう一週間を切りましたが、
そわそわしてしまって、落ち着かなくて・・・。
合田警部を早く見たい!
スポンサーサイト


コメント
この記事へのコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/12/24(水) 16:58:18 | | #[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。