高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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祝★「新潮」12月号!
2006年11月07日 (火) | 編集 |
「太陽を曳く馬」第三回目。

事情聴取というものが、いかに大変なことであるか、合田でなくとも
頭が痛くなるだろうなということが、しみじみ分かりました。
あんぐり口を開けて、呆然の態で眺めているしかないような。

これが旧七係メンバーの吾妻ポルフィーリーにかかれば、どう調理されるんだろう。
吾妻は又三郎に目配せして、又三郎は合田に肩をすくめて、やれやれといった顔で
無表情で一心にメモを取るお蘭に目をやって、とにかく喋り終わるまで待つんだろうか。


以下、ネタバレあります。
“でも、だから何? 私、女優よ。生活感覚も世界の感覚も、皆さんとは違うわ”(356頁)

わたしの友達も東京で女優(あんまり知名度ないけど)をやっています。
しかし本業では食えないらしく、バイトをやっていると聞いて、わたしは気になりました。
「何のバイトやってんの?」
「工場の検品とか」

仮にも女優やろ!それでええんかっ?!と、思いましたが。

“黄色い肌をして、お米を食べて、シンセサイザーを心臓代わりに聴いて、
 アンドロイドを目指すというのは、だから金属の肌への分裂症的志願
 というところだった”            (352頁)

荒井久美子は女優だ・・・。
この、まくしたてる口調のハイテンションな供述を、合田雄一郎は、
トカゲを視るような鋭い眼で見て、聴いていたのでしょうか。

板東青次に“いまどきの警察って、ハイテクキッチュな制服オタクのイメージですけど
私服でもけっこうカッコイイですね”なんて誉められてるのはどうしようかと。
合田はどうしてこう無防備なんだ。
そういう人だから何でも喋られちゃうんだろうなぁと思いますが。

なんというか、本当に大変なお仕事だな。
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コメント
この記事へのコメント
お定まりの台詞
みなわさん、こんばんは。

>私、女優よ。

「女優」ならば、誰もが一度は発言している言葉ですよね。
これを言うのは、快感なんだろうなあ、と思います。ある意味、自己陶酔に近い感覚があるのではないでしょうか。

>“いまどきの警察って、ハイテクキッチュな制服オタクのイメージですけど
>私服でもけっこうカッコイイですね”

えっ、そんな発言ありましたっけ!?
私、見逃してましたわ~。あるいはサラッと読み流してしまったのかも~(ショック)

だけどこの頃は加納さんが東京にいた時期ですから、義兄が選んだセンスのいい服を着ていたか、あるいは義兄のおさがりの服だったか、はたまた二人で買ったおそろいの服・・・なんてヨコシマな想像をしたりして(笑)
(褒められたってことは、支給された服ではないと思う)

一番身近な男性の影響で、センスがグッと良くなったり、好みが似てきたりって、よくありますよね?(と、決め付けていいのやら)
2006/11/11(土) 00:49:56 | URL | からな #tESRl54.[ 編集]
合田の私服は誰のチョイス?
からなさん、書き込み&トラックバック有り難うございます。
そうか、“私服でもけっこうカッコイイ”には、そんな意味が・・・!
やっぱりもう、高村さんの文章は奥が深い!(読者を遊ばせてくださいます♪)
そうだなぁ、合田の服のセンスはそれほどでしたもんねー。
いきなり男性ファッション誌を読んで、センスが上がったということも
想像つかないですよねー。義兄かー。
しかしまた一方からは、東京なら秦野耕三もいる・・・とか、
そういうご意見もあり得ますね。秦野なら、この板東青次好みの
ファッションで、合田さんのお召し物を用意することも出来るでしょうから。
義兄説と秦野説で捜査を進めていきたいと思います(笑)
2006/11/15(水) 22:58:24 | URL | みなわ #eWQc6sqc[ 編集]
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そろそろテンプレートを元に戻そうかとも思っているんですが・・・。未だに食堂兼居間からの接続なので、家族の目を窺いながら、こそこそネット接続やってます(苦笑)自分の部屋が蔵書に埋もれて、ちっとも片付けられない状態。開けた段ボール箱から適当に書籍を本棚に突っ込
2006/11/11(土) 00:33:38 | あるタカムラーの墓碑銘
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