高村薫さん・五條瑛さん・福井晴敏さん・古処誠二さん等の小説、海外の海洋小説、歴史、B'z、を糧に生きている人間の日常。
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杉山隆夫『兵士に聞け』
2005年05月05日 (木) | 編集 |
杉山隆夫『兵士に聞け』(新潮社)1995.7.25
10年も前だとノンフィクションものって意味ないような気もしますが
そこはそれ如月行と仙石恒史の時代はこうだったのだというのが分かるし・・・!

今まで読んできた自衛隊モノ小説の、エキスが詰まった感じです。
レンジャー訓練、行はこういうのやってきたんでしょうかー。
でも行には物足りない気がするなー。外国の特殊部隊の訓練に参加させられてそう。

先任伍長でターターミサイルを扱い、当直時には絵を描いて慰みを得るK曹長は、
仙石を彷彿とさせます(しかしどう考えても映画の真田広之さんはイメージじゃないなぁ・・・)。
ターターミサイルは、ボルトの一本に至るまですべてアメリカ製なので、
故障しても、製造元のメーカーの技術員が駆け付けて来てくれるわけではなく、
隊員が直すしかないのだそうな。
うちの職場では、仕事に使う機械がしょっちゅう壊れて、メーカーさんが来てくれるのを
頼りにしているため、誰もアテに出来ない状況なんて考えるだに不安だ・・・。

アイスクリームの管理、トイレットペーパーの買い置き、
隊員に督促状を送ってよこすサラ金業者との借金返済の交渉だの、
そんな先任伍長は、まさしく仙石。
しかし本当にそんなことまで先任伍長がやるのか?!

山口二佐も“山にとり憑かれた一人”で、結婚してからも家庭を顧みることなく
登山に明け暮れたそうですが、彼の妻女は貴代子とは違って、家庭円満。
離婚するかしないかの違いは何でしょうね・・・
貴代子の不幸は、夫の登山相手が実兄ということだろうか(笑)

各自衛隊の特徴を捉えた4文字熟語があるそうです。

   陸自「用意周到 一歩後退」
   空自「勇猛果敢 支離滅裂」
   海自「伝統墨守 唯我独尊」

警察予備隊として発足させられた陸上自衛隊が、寄せ集め集団だったのとは違い、
海上自衛隊は船を操るための特殊技術も必要で、旧海軍の軍人で占められることになった。
先の大戦が、陸軍の暴走であり、海軍は最後まで戦争に反対したという言い訳を掲げ
罪を陸軍のみにひっかぶせた結果、海自は旧軍のイメージを受け継いでしまった・・・
と、これは確かに周辺諸国を刺激するのかも知れません。

がんがん遡って倭寇くらいまでいくと、どうなのかな。
でも、人の心に時効はない、のかな・・・
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